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乗船レポートPHS:炭水化物定食(11) [ シリーズ実況 Old..]

ただいま、調査船は北へ北上中。いまは紀伊半島のはるか沖にいます。
台風はいつのまにか消えてしまい、天気は回復方向。
でも半袖だと少し寒くなってきました。南の海ともさよならだ。

さて、この船の特徴の一つ、それはお昼ご飯。
麺類とご飯物のコンビネーションがしばしばです。

写真は「おにぎり+ラーメン」。通称オニラーですね。

※オニラーとは?
 学生の頃、某アルバイト先で頂いた夕飯メニューの1つ、
 「100円おにぎり3つ+カップ麺」のことである。
 「バイト君、炭水化物とって、ガンガン働いて」という
 経営者の意志の表れである。しかも意外に人気メニューであった。

…忘れていた若い頃をも思い出させる、パワフル炭水化物定食です。
船では他にもこんなお昼ご飯がでました。
・とんこつラーメンとチャーハン
・うどんと五目寿司
・ソーメンと巻き寿司
・ドリアと焼きビーフン(!)

最後の一つは「うどんはおかず」という関西人もビックリな組み合わせです。
そんなお昼ご飯が、観測装置の組み立てなど、昼間のデッキワークを支えます。

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でも昨日はハッシュドビーフとステーキというお昼ご飯だった。
肉定食だ。
つづく。

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乗船レポートPHS:マヒマヒ(10) [ シリーズ実況 Old..]

この船は移動中に釣り針を引っ張って走ることがあります。
トローリングですね。船員さんたちの楽しみです。
もちろん調査中にはやりません。台風の中でもやりません。
(魚も深く潜ってしまいます)

先日、天気のいい日にこんな大きな魚がかかりました。
名前は「シイラ」。怖い顔の魚ですが、身は淡泊でオイシイ。
海外(南太平洋?)では「マヒマヒ」という名で知られていて、
レストランでよく、グリルされてでてきます。
ハワイでも定番のメニューではないでしょうか?

釣れた魚は船員さんの酒の肴(まさに文字通り)になるのですが、
私もすこしよばれました。マヒマヒの一夜干しをあぶったやつ。
おいしかったです。ビールがほしくなります。
お刺身も薦められましたが、あいにく夕飯直後でお腹いっぱいで
食べられず。残念。また釣れることを祈っております。

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日本近海でもシイラは結構釣れるはずなのですが、居酒屋や魚屋では
みることがないように思います。なんでやろ? 顔が怖いからかなぁ。
理由をご存じの方はウソでもいいので教えて下さい!
つづく。

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乗船レポートPHS:海底地震計(9) [ シリーズ実況 Old..]

ただいま沖ノ鳥島の東方を北上中。
天気が悪いと思ってたら、台風ができてしまいました。
いやはや。昨日は天気が悪すぎて、作業ができず。
(荒天待機といいます)
今朝は少し持ち直しました。これから海底地震計を設置します。


写真のオレンジ色の物体、これが海底地震計です。
通常の海底地震計よりも大きくて、高性能です。
乗船レポートPHS:海底装置(6)」で紹介した、海底電位差磁力計(OBEM)
と同じように、自分の重さで海底まで降りていって、設置終了。

回収方法も簡単。オレンジの玉の左側に取り付けられた、
青というか黒いもの。これは「超音波受信機」です。
船からの「重りを切り離せ!」という超音波信号を受信できます。
重りを切り離すと水より軽くなるので、海面まで浮いてきます。
最後は船で拾い上げます。

この海底地震計10台ほどを1年間ほど海底に置いておいて、自然の地震の揺れを
記録します。日本で起きるものだけでなく、地球の裏側で起きる地震もキャッチ。
こうして地震のデータがたくさんたまれば、地下の様子を知ることができます。
地下数百kmあるいは1000kmより深いところ、マントルの中のどの部分が
地震の波が速く伝わるか、遅く伝わるかが立体的にイメージできるのです。

まるでSFの世界ですね。でも現実ですよ。
地球の中を手に取るように知る時代が来ています。
ただ「スタートレック」などのように、ピーッと地球をスキャンできるわけはなく、
海底でじーっと、1年間も地震を待ち続けないといけません。これも現実。

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ちなみに下の写真は「回収後」の海底地震計。1年前に設置されたものを、今回の
航海で回収しました。で、同じ場所へ入れ替わりに、新しい電池満載の海底地震計
を設置しました。トータルで3年間の海底データを得る予定で、今年が3年目です。
この航海も長いですが、プロジェクト自体はもっと長いです。
つづく

※そういえば2年前、このブログのスタートを飾ったのは
フィリピン海での1年目の調査レポートでしたっけ。詳しくは
サイドバーのカテゴリーの紹介 > 調査航海実況(2005年フィリピン海調査乗船記)

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乗船レポートPHS:吉兆(8) [ シリーズ実況 Old..]

まだまだ続く、ながーーーい航海。
悪いこともあれば、良いこともある。

この日も天気は悪かったのですが、夕方頃から晴れ間が見えてきました。
すると、おおきな、おおきな、虹が現れました。

写真1枚には入りきりませんが、くるっと、綺麗な虹の橋を描いています。
しかもよく見ると2重に虹が見えます。
写真では薄いですが、外側にもう1つ、わかりますか?
画面にくっついて、目をこらして見て下さい。
ほら、見えてきたでしょう?

また写真ではほとんど分かりませんが、
虹の端っこも見えました。
水平線で終わってなくて、海の上にも少し伸びています。
こんなに綺麗な虹を見たのは久しぶりでした。

雨が降るから虹もできる。
いろいろあってもめげずに頑張れ、ということでしょうか?

そういえば別の日ですが、
司厨長(チーフコック)が、甲板で作業中の我々(4名)に
冷たいドリンクを差し入れして下さいました。(ありがとうございます)
蒸し暑かったので非常においしかったですが、頂いたのは栄養ドリンク。
「…これって、まだまだ働けということか?!」
と、研究者4人で顔を見合わせて笑いました。
装置が壊れてしまい、くらーい雰囲気の中、明るいニュースでした。

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観測装置の修理には終わってませんが、なんとかなりそうです。
しかしまだまだやらねばならないことがあります。
今日も栄養ドリンク飲んでがんばるべ!
つづく。

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乗船レポートPHS:大破(7) [ シリーズ実況 Old..]

この日も天気が悪くて、甲板は波をかぶって水浸し。
写真のごとく、バシャーっと入ってきた海水が、
船の甲板を右へ左へ、揺れにまかせて流れていきます。、
長靴を履いていても足が濡れます。
長靴を履いていなかった研究者はかなり悲惨な状態です。

こんな天気なので作業自体はムリをせず、安全第一ですすめました。
おかげでケガもなく、天気の悪い中でも調査自体はちょっとずつは進んで
いましたが、悪天候のその夜に大問題が。

下の写真で水をかぶっている黄色の装置、こちらを無事に海底に
設置したその夜半のこと。写真でブルーシートで覆われている同じタイプの
海底装置5台がものすごい大波をかぶってしまい、壊れてしまいました。
アルミ製のフレームが、まるででっかいハンマーで殴られた後のように
ボキッっと折れ曲がっています。波のチカラ、恐るべし。

しかし1台、2台ならまだしも、5台も。
こんな経験はいままでありません。まるで玉突き事故です。
このままでは海底に設置はできません。全部で14台を設置予定なので、
3分の1以上の装置へのダメージはショック。どうしよ…

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まあともかくも修理するしかないです。精密機器なので中身も心配。
自然相手だとこんなこともあります。やれやれ。
つづく

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乗船レポートPHS:海底装置(6) [ シリーズ実況 Old..]

さて今回のミッションは、フィリピン海に海底装置を14台設置すること
です。装置は黄色い球が目印で、「乗船レポートPHS:調査準備(3)」で
少しお見せしましたが、完成型はこちら。

  これね。OBEMと呼ぶのだ。

ヘリコプターのように、十字に開いた灰色の「羽」が特徴です。
この羽はアンテナです。ほら、人工衛星とかでも羽を開いたような
やつがあるじゃないですか? あの海底版と思って下さい。
アンテナを使って測るのは、電気や磁気。海底にこの装置を1年間
置いておいて、海水中を流れる微弱な電気や磁気の変化を測ります。
この装置を「海底電位差磁力計(OBEM)」といいます。
それでなにがわかるかって? その辺の難しい話はまた今度。
あわてない、あわてない。

エレガントに「羽」などといってますが、塩ビのパイプの先にセンサーが
付いたような簡単な仕組みです。羽1本の長さは大体2m。
差し渡しでおよそ5m幅です。これをクレーンで吊り上げて、
海水につけたらそのまま落とします。装置は水に浮かないので、
そのまま海底まで落ちていきます。
1分間に大体40mのスピードでゆっくりと沈んでいくのです。

この羽ですが、研究者たちは普段は「腕」と呼んでいます。
一方、調査船の船員さんは「足」と呼ぶことが多いです。
(船乗りにとってはタコやイカやクラゲの足に見える??)
ですが今回のレンタル船の船員さんたちは、なぜか「羽」と呼んでいます。
その発想はなかったわ。
私もこれからはエレガントに「羽」と呼ぶことにします。
黄色い球の中には耐圧ガラス球、さらにその中には記録装置と
バッテリーが入っています。これで1年間、深海で記録し続けます。
がんばってねー!

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まだまだつづく。

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乗船レポートPHS:天気悪し(5) [ シリーズ実況 Old..]

今日も天気が悪い。雨が強いし、風も強い。
おまけに波も高い。こんなに船が傾いています。

部屋に帰ったら、椅子がひっくり返ってるし、
椅子に載せてた資料も吹っ飛んでるし。
コップやデジカメは、机の上の滑り止めに載せているので大丈夫。
100円均一でも売ってるヤツです。ムチャ便利です!
といっても揺れない陸の生活では決して使いませんが。

あとこれくらい揺れると、味噌汁を飲むときなど、揺れに姿勢をあわせないと
こぼします。慣れとは恐ろしいもので、その時改めて「ああ、今日は結構
揺れてるなぁ」と感じたりします。

あと、お風呂に入ってるときに揺れてるなぁ、と思うこともありますが、
今回は残念ながらシャワーしかありません。揺れてるとシャワーは大変です。
体を支えながら頭を洗わないといけませんが、うかつにシャンプーを始めて
しまうと、体を支える取っ手がどこか分からず、不意の揺れでひっくり返りそう
になりながら右往左往することもあります。
船には結構乗っているのですが、元来の鈍臭さが災いしています。

ちなみに部屋で吹っ飛んでいた資料は、陸から持ってきた様々な「宿題」。
船が揺れると頭の回転も遅くなりますので、一行に進みません。
(ということにしておこう…)

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あ、そうそう、8月頃から「論文ができるまで」というシリーズを
恥をさらしつつやっておりましたが、本航海に乗船する前に
原稿を某学会事務局に投稿(送付)しました。あとはどんな査読結果か
楽しみ半分、不安全部、と言ったところです。また結果が来ましたら
お知らせしましょう。船に乗っている間に知らせがあるかも。

つづく。

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乗船レポートPHS:サンマ定食(4) [ シリーズ実況 Old..]

ただいま鹿児島の南+台湾の東を航行中~
島もなにもありまへん。大海原です。

そんな船での楽しみは、まず食事です。
昨日も雨が降る中、ずぶ濡れになりながら甲板で作業でした。
着替えて食堂で温かいお茶と味噌汁を頂くとホッとします。


この日の夕飯は、サンマ。お刺身。煮物に、サラダに、ブドウ。
ちょっと食べ過ぎか… でもいただきまーす。

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秋の味覚を頂いておりますが、フィリピン海を南下して、結構暖かく
というか暑くなってきました。気温は朝7:00で27度です。
つづく。

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乗船レポートPHS:調査準備(3) [ シリーズ実況 Old..]

さて今回の調査は、写真にある装置を全部で10台、
フィリピン海のあちこちの海底に設置することです。
あ、タイトルのPHSは「Philippine Sea」の略です~。


同じ装置がデッキにたくさん並んでいます。
黄色い夏みかんみたいなのは耐圧ガラス球。
ガラス球の中に観測装置を入れて、深海へ降ろします。
つめたい海底で1年間、じっと観測しつづけます。

ガラス球と深海、なんとなく詩的ですね。

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装置の詳しい紹介はまたいずれ。
背景に映っているのは壁ではなくて、コンテナ。
その他の観測資材が入っています。ここからパーツを取り出して、
これらの装置の最終組み立てをしないといけません!
いまは大東島の南方沖。今日もこれから作業だ!
つづく。

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乗船レポートPHS:岸が遠ざかる(2) [ シリーズ実況 Old..]

乗船レポート、2回目です。

出港しました。横須賀の港が遠ざかっていきます。
この瞬間が一番寂しいなぁ。
この距離ならまだケイタイはつながるけど、直につながらなくなります。

でも逆に陸が見えなくなると、「海に来たなぁ」という感じで、
気合いが入ります。我ながら結構いい加減です。
この適応力の高さが取り柄です。はい。

出港初日に心配なこと。やはり船酔いです。
私も船酔いします。とくに船のオイルの臭いが苦手。
だから岸壁に着岸している船でちょっと酔います。
(荷物の積み卸しとか、何となく気持ち悪い時がある)
しかも今回はいつもの調査船とは違って、慣れない傭船。
ではありましたが、出港直後からやるべき作業が多かったため、
船酔いするのを忘れてました。なんというか、ありがたいことです。

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でもなんとなく眠くてあくびも出たりして。ちょい船酔い気味ですね。
私の場合、横になると絶対に酔わないので休憩時間にゴロゴロしてました。
寝っ転がる・薬を飲む・ツボ押しする、などなど ちょっとでも酔わないコツを
つかんでいると、避難所がある感じで気が楽です。
つづく。

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乗船レポートPHS:出港(1) [ シリーズ実況 Old..]

前回の予告(?)通り、今週から海底調査のために乗船しています。

※船からうまく更新されてなかったみたいです。
 同じ記事が2つも3つもあっても気にしないでね(笑)

行き先はフィリピン海。フィリピン海ってどこ?
紀伊半島や四国沖合の海をそう呼んでいます。
フィリピン海の南の端はフィリピンだったりグアムだったりします。

※高知の桂浜で坂本龍馬像が海の向こうを見ているが、
 そこにはアメリカではなく、フィリピンがあるのだ。

調査内容はまたぼちぼちと。早速、出港します。
今回の船は、調査船ではなく、レンタル船(傭船)です。

形はまるで「スリッパ」。後ろ半分の甲板が広いので
多目的作業に適しています。1500トンなので大きめです。

こんな感じにつづきます。

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なお当面はコメントやトラックバック、Niceへのお返事ができません。
下船後お返事しますのでご了承下さい~

追記:
フィリピン海って、アメリカとかいろんな国で使われていますが、
日本では一括して「太平洋」として呼ばれているようですね。
Wikipediaに解説があります > こちら

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さて、はじまります [ シリーズ実況 Old..]

ちょっといってきますよ。
なに、すぐそこです(笑)

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○○より愛を込めて -街並(8) [ シリーズ実況 Old..]

いよいよ最後となりましたロシア訪問シリーズ。
最後は街のなにげない風景を、なにげなく載せてみます。
街を散歩するように、ぶら~っとご覧いただければ幸いです。


まずは地下鉄のホームです。シャンデリアチック。
大阪の梅田駅もこんな感じではありますが、かなり負けてます(泣)


でも電車はかなり年季入っています(平たく言うとボロイ)

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○○より愛を込めて -城塞(7) [ シリーズ実況 Old..]

このシリーズもあと2回です。長々おつきあいいただき、恐縮。
これまでのロシア訪問記はこちらです。

さて、モスクワに来たのならココに行かねばなりません。

クレムリン。ロシア語で「城塞」意味するこの施設は、12世紀にはすでにこの地に
あったそうです。旧ロシア帝国の宮殿であり、ソ連時代に共産党本部があり、
現在は「プーチンのお住まい」です。お宅拝見、ですね。

その前にまずはクレムリンの隣の「赤の広場」を見に行きましょう。ちなみに…

一度見に行ったのですが、軍人だらけで入れなかった…
実は「軍隊バンドフェスティバル」のコンサート会場になっていたのでした。
で、リベンジです。

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○○より愛を込めて -お買い物(6) [ シリーズ実況 Old..]

モスクワ訪問シリーズ、続きです。
ロシアの人たちはどんなところで買い物するのでしょうか?


市街地ではこのような露店が多く出ています。
果物、たばこ、花(←結構多い)、雑誌、DVD、ピロシキ、お菓子…
ほんと色々です。


これは、スイカの露店。モスクワでは夏から秋にかけての風物詩だそうです。
ダイナミックな売り方ですね。

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○○より愛を込めて -芸術の街(5) [ シリーズ実況 Old..]

モスクワ編、まだつづきます。
出張中に週末を迎えました。訪問先の研究所はお休みなので、我々も休みです。
せっかくですのでモスクワで芸術などに触れてたり、緑を楽しんだりしました。


まずはトレチャコフ美術館。
トレチャコフ氏が集めたロシアの芸術家による作品を楽しめます。


入り口はこんな感じ。ここで上着と荷物を預かってもらえます。
ゆっくりと絵を楽しめていいですね。ここから先は館内撮影禁止です(泣)。

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○○より愛を込めて -研究所(4) [ シリーズ実況 Old..]

前回からのつづきです。
観光写真ばかりだと怒られる?ので、訪問した研究所の写真もご紹介。


訪問先、ロシア科学アカデミー シルショフ海洋研究所です。
http://www.ocean.ru/eng/


正面玄関はいってすぐに、なぞの巨大壁画がお出迎え。
この研究所の歴史は古く、ソ連時代の名残を感じさせます。
ちなみに写真の奥の方に見える赤いのはコーラの自販機。

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○○より愛を込めて -私にも読めるぞ(3) [ シリーズ実況 Old..]

やっと続きを書く時間が出来ました。いやはや。
前回の続きですが、アップし忘れていた写真が2枚。


救世主キリスト大聖堂のあたりの街の様子。新旧と緑がいい感じに混じってますね。

あと民主化の象徴は看板。たとえば。

アヴリル・ラヴィーンですよ。ロシアでも人気です。
4m高のデカイ看板が大統領官邸もあるクレムリンのすぐそばに出てますもんね。
ちょっと驚き。日本だったら皇居の外周道路に建ててある感じかな?ちがうか?

さてアヴリルの看板にあるように、ロシアは独特の文字を使います。
これをキリル文字といいます。モスクワ訪問前から知ってはいたけど「どうせ読めないし」
とたいして勉強してませんでした。ところがよくよく見るとアルファベットとの対応はすごくいい。
例えば…

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○○より愛を込めて -民主化の象徴(2) [ シリーズ実況 Old..]

ロシアが民主化されたなぁと思わせるものはいろいろあります。
例えばこちら。


モスクワの中心地を流れる川。噴水がちょっと"はしゃいでる感"を醸し出す中…


橋の上で結婚式! いや正確には、記念写真を撮りに来ているようです。


しかもこんなリムジーンで!

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○○より愛を込めて -どこだここ?(1) [ シリーズ実況 Old..]

さて問題。私はどこにいるでしょうか?


こんなの食べて、


外はこんなの。

ウソでもいいので答えてね。
正解は30秒後!(←これもウソ)
ああ、もう出かけなきゃ!
  :
  :
ふう、ホテルに帰ってきました。写真も追加して、正解はこちら!
 ↓ ↓ ↓ ↓

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太平洋の底で -ただいま(9) [ シリーズ実況 Old..]

無事、東京湾まで帰ってきた。
太平洋ど真ん中では船とすれ違うことはなかったが、湾内はじつに船が多い。

曇り空の中、でっかいサルベージ船が出迎えてくれる。
手前をヨットが走っていく。
「あ、かっこいいなあ…」と、船の上から船を見て思う。

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太平洋の底で -帰路(8) [ シリーズ実況 Old..]

2年ぶりにあがってきた「電磁気観測所」は、いろいろと壊れているところがあって、
下船後、メーカーさんへ「入院」させねばならないが、それでもデータを取っていて
くれた。よかった。長い間、海底でがんばってくれた観測所よ、お疲れ様。
また2年前に一生懸命整備した研究者たちよ、お疲れ、ありがとう。
…っていうか自分自身だったりする。
2年たったけど、自分自身、あんまし変わってない。進歩もない。
いいのやら、わるいのやら。

さて日本に向かい始めてすでに道半ば。

低気圧が近づいてきて、海は荒れ模様になりつつある。甲板長が荒天準備をしている。
出港以来、船酔いしらずの研究者も、一人、また一人と、倒れていく
(船酔いでちょっと寝てるだけなので心配はない)
私も気持ち悪い。が、これは前の晩の打ち上げの酒が残っているだけである。

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太平洋の底で -ご対面(7) [ シリーズ実況 Old..]

さて、苦労して設置した装置「電磁気観測所」であるが、回収せねばならない。
いや、今回設置した電磁気観測所ではない。2年前に、設置していた観測所である。

つまり観測所を取り替えたわけだ。
・2年前に1台設置した
・今回、もう1台投入して、無人探査機「かいこう」で2年前の装置の近くへ移設
・1日ほど2台で並行観測
・2年前に設置した方を回収
こうすれば、2台の電磁気観測所の測定値にどれくらいズレがあるかわかるので、
観測所を入れ替えても、測定データにとぎれ目はない、というわけだ。

回収は自己浮上方式。
超音波で電磁気観測所に指令を送ると、重りを切り離して浮いてくる。
おっと、間違うなよ、2年前の方だぞ。今回おいた方に切り離し指令を送るなよ。
(こんな遠くまで何しにきたかわからなくなる)

浮上中のブリッジでは、電磁気観測所が水面に近づくにつれて緊張が満ちてくる。
電磁気観測所までの距離は超音波でわかるが、方位はわからない。

どこに船を持って行くか、船長が二等航海士に指示する。
水深5600mからの旅路。毎分30mずつ浮いてくるので、3時間以上かかる。
だが、結局浮いてきた場所は、船長の予想通りであった。
さすが!である。

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太平洋の底で -これも観測所(6) [ シリーズ実況 Old..]

先日の「ジャングルジム」とは随分と形がことなるが、これも観測所。

海底で2年間、電磁気観測を行う装置=無人の「電磁気観測所」だ。
中には2種類の磁力計、電位差計、傾斜計、温度計、ジャイロ、電池、記録器などを
満載している。しかも重りがついている間は水に沈むが、重りを切り離せば自分で浮上
できる「自己浮上式」でもある。
「ジャングルジム」に比べれば小さいが、人の背丈を超える自己浮上式観測所であり、
かなり巨大な部類に入る。

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太平洋の底で -カップヌードル(5) [ シリーズ実況 Old..]

ちょっと一息。

ROV「かいこう」が潜る前に、カップヌードルの空き容器を付けさせてもらった。
これ、深海の水圧でちっちゃくなるのだ。

右がオリジナル。左が5600mの深海に行って帰ってきたもの。
縮んでいるのがおわかりだろうか?

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太平洋の底で -海底観測所(4) [ シリーズ実況 Old..]

ROV「かいこう」のコクピット。モニターと計器類でいっぱいで目が回りそうだが、
パイロット達はこのすべての情報を目や耳で把握し、処理している。すごい。

そういえば、パイロットに潜水船を動かすのはどんな感じか尋ねたことがある。
「ヘリコプターを操縦する感覚に近い」そうである。
別のパイロットは、潜水服を「着る」感覚で操縦するらしい。
どんな分野も、やりかたはヒトそれぞれである。

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太平洋の底で -鳥たち(3) [ シリーズ実況 Old..]

調査の途中、船が足を止めていると、たくさんの鳥が集まってくる。


いわゆるアホウドリであろうか? こちらをじっと見ている。
あるいは船のすぐ近くを泳いでいる。足を漕ぎ漕ぎ、結構な速さである。

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太平洋の底で -潜航開始(2) [ シリーズ実況 Old..]

いよいよ、潜航開始。
小さな家くらいの大きさの無人探査機「かいこう7000 II」が潜り始める姿は圧巻だ。

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太平洋の底で -かいこう(1) [ シリーズ実況 Old..]

「かいこう 着水スタンバイ」
曇り空のなか、調査船船上にアナウンスが響き渡る。


ここは日本とハワイの中間点、北西太平洋まっただなか。

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東海沖で新観測 [ シリーズ実況 Old..]

自分のことだけど「科学ニュース」のご紹介。

●東海沖において海底ケーブルを再利用した海底長期観測システムを構築
 http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20070518/index.html


4月の乗船ではまさにこういうことをやってました。

でもあんまりニュースにはとりあげられてないみたい…
まあいいや。これからいろいろ発見するからね!

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これまでの航海の様子などはこちら。

●東海に挑む(2007年東海沖航海レポート)
 http://blog.so-net.ne.jp/goto33/2005-10-06-7
●続 東海に挑む(2007年3月、海底ケーブル先端への分岐装置の接続工事)
 http://blog.so-net.ne.jp/goto33/2005-10-06-8

豊橋はここだよ。

豊橋陸上局

※本シリーズの続きは下記でご覧頂けます。
 http://obem.jpn.org/field056.html
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