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複雑な思いで、お囃子を聞く。 [▼研究実況 Now!]

京都では祇園祭が始まりました。
gion1.JPG
鉾が建ってます。これは数日前の写真。まだ飾り付けの最中ですね。

私は子供の時から京都府民ですので、祇園祭には何度か行ったことがあります。
いまは京都市内に住んでいて、自宅のすぐ近くに山や鉾が建ちます。
祇園祭のお囃子を聞くと、なんとなくソワソワします。楽しみな時期です。

gion2.JPG
横から見て。この鶏鉾、水引きを新調したらしいのですが、上の写真に
写っていますね。まさにお披露目の瞬間なのに、知らずに撮ってました。
●祇園祭 鶏鉾の「下水引」200年ぶりに新調
 https://www.sankei.com/article/20220704-ZJL5URZWUZLRZN7QGUJP4CWX7E/

ただ、私個人としては複雑な思いで、祇園祭を見ています。
祇園祭は本来、疫病退散の願いから始まったと記憶しています。
コロナ禍のいま、それは必要かもしれません。
他方で、多くの観光客が京都市内に押し寄せます。しかも祇園祭の中心エリアは
場所が限られており、山や鉾をみるために道路は人だらけになります。もう既に、
なりつつあるようです。さらに露天もたくさん出るようです。疫病退散の祭りで、
新型肺炎の感染が拡大するのではないか?などと思ってしまいます。

通常、このようなイベントは、入場制限とか、体温測定・アルコール消毒をして
行われるのですが、町中で実施される祇園祭ではそのような対策を徹底すること
は不可能でしょう。飲んで、騒いで、密集して。
そのような事態になることは容易に想像できます。

gion3.JPG
夜の鉾。1枚目の写真と同じような角度から。

私はこれまで数年間、山鉾のお手伝いをして来ました。
今年は辞めました。来年以降はどうしましょうかね?
もう手伝わないかもしれません。
新型肺炎対策だけでなく、いろいろと思うところもあります。
ともかく、いまは祇園祭で感染が拡大しないように、祈るばかりです。

・・・ところで冒頭で「祇園祭が始まった」と書きましたが、もうとっくに始まって
ます。たしか7月1日から諸イベントが始まっていたはず。山鉾を建てたり、
巡行したりはそのクライマックスにすぎません。今週行われるのも、さきの祭り。
あとの祭りは来週です。7月いっぱいは京都市内中心部は祇園祭の期間なのです。

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