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太平洋の底で -これも観測所(6) [ シリーズ実況 Old..]

先日の「ジャングルジム」とは随分と形がことなるが、これも観測所。

海底で2年間、電磁気観測を行う装置=無人の「電磁気観測所」だ。
中には2種類の磁力計、電位差計、傾斜計、温度計、ジャイロ、電池、記録器などを
満載している。しかも重りがついている間は水に沈むが、重りを切り離せば自分で浮上
できる「自己浮上式」でもある。
「ジャングルジム」に比べれば小さいが、人の背丈を超える自己浮上式観測所であり、
かなり巨大な部類に入る。


これを調査船の船尾にあるクレーン(いわゆるAフレーム)で吊り上げて投入する。
海況はよい。ありがたい。
「電磁気観測所」を静かに水面へ浸す。甲板手(船員)がロープを引っ張ると、ピンが
外れてフック解放。すると「電磁気観測所」は自重でゆっくりと沈んでいく。
さらば。2年後にまた会おう。

…といつもの調子で「電磁気観測所」を見送ったが、
今回は沈降後の装置を無人探査機「かいこう」で所定の場所に移動させるのであった。
装置が海底に着く頃を見計らって、かいこう発進。

格納庫から大きな図体を見せる。何度みてもデカイ。

「かいこう」は深海5600mで「電磁気観測所」を発見。

つい先ほどまで船の上にあった「電磁気観測所」と、モニターを通じて対面するのは
不思議な感覚だ。これを「かいこう」で所定の場所に移動させる。移動する方もされる
方も大きいので、船側もかいこうパイロットも大変である。恐縮だ。

なんとか無事、移動終了。今度こそ さらばだ。
2年後、私は何をしているだろうか…?
いまと変わらず船に乗っているのだろうか? 海の研究をしているだろうか?
あるいは…

※この記事の続きをよむには下記を御覧ください。
 http://obem.jpn.org/field057.html
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