展示模型を作ってみる ~世間の評判~ [ シリーズ実況 Old..]
模型を作る前に、前回の報道発表「新潟沖メタンハイドレートの発見」の反響などを見て、どんなところが注目されているか改めて考えてみましょう。ほんと、いまさらではありますが。
しかし載りましたね、新聞各紙に。毎日・読売・朝日・日経新聞・神奈川新聞などなど、全国紙から地方紙まで。プレス発表したあとで乗船しちゃったので(こちら →)、2週間後に下船してはじめて知りましたよ。ブログなどでも多数紹介されておりました。代表的な意見としては、以下のようでした。(カッコ内はわたしの感想)
資源や環境に関するコメントがやっぱし多かったですね。
・メタンハイドレートは新しい資源。これで日本も資源大国だ!
・いや掘らずにそっとしておくべき
・メタンハイドレートの開発には金がかかるよね
・メタンを燃やしても二酸化炭素が出るよ
・メタンハイドレートからメタンが漏れたら温暖化してしまうのでは?
(そうですねメタンハイドレートの採掘はまだまだ課題いっぱいです)
・メタンハイドレートって、はじめてしりました。
(報道発表、したかいがあります!)
展示模型を作ってみる ~こんなかんじ?~ [ シリーズ実況 Old..]
私の所属する研究所では毎年5月に一般公開を行っている。主な目玉は、調査船への体験乗船や、潜水艇・ロボットなどの展示だ。ただ物だけを並べていても、研究所としてはダメなので、そこでは1年間の調査研究のハイライトを紹介もする。今回の一般公開では、「新潟沖でのメタンハイドレートの発見」に白羽の矢が立った。ありがたいことである。(詳しくはこちら →)
※朝日新聞などに掲載されました。例えばniniwanさんの記事
(http://blog.so-net.ne.jp/niniwan/2006-02-24)
しかし展示といっても、製作予算は5万円程度。手を動かせるのは私と、おなじく研究員のK氏の二人だけ。うーむ、相談だ(以下、脚色満点)。
私:どないする?調査結果をポスターにして貼るか?(関西弁)
K氏:そやけど、ポスターは誰もみぃへんしねえ。(二人とも関西弁)
子供はばーっと走り抜けていくし
私:親も通り過ぎるし。
せっかく展示するんやから足止めてもらえるもんがええなあ…
K氏:海底の模型でも作ります?そしたら子供はみるんちゃいますか?
私:せやな、親もポスターを読んでくれるかもなぁ?
せっかくやし、スイッチを押したら模型のどっか光るようにしたろか?
K氏:ええですねー
決まった。
「多少安っぽいのでもいいから、自分達の手で光る展示模型を作ろう!」
ってことになった。
作るのは海底電気探査のようすだ。イラストではこんな感じ。
ピストンコア採泥は省略しよう。海底電気探査だけね。うまくいくかなあ?締切りまで時間ないし。でも、なんか楽しくなってきた。
ってことでシリーズ実況で展示模型のできるまでをやってみることにする。締切りのギリギリ感を味わってください(笑)
※この記事の続きは下記ページをご覧ください。
http://obem.jpn.org/docs052.html