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海中ロボットの近未来 [▼科学ニュース New!]

先日、JAMSTECの自律型潜水ロボット(AUV=Autonomous Underwater Vehicle)である「うらしま」を紹介しましたが、次のようなコメントを頂いておりました。

 AUVとUUVは違うのかな?
 平和利用と軍事利用で呼び方が違う?
 (ちゃめさまより)

UUVってのは初めて聞いたので調べてみたところ、海中ロボットの世界がえらいところまで来ているのに驚いてしまいました。今日はそんなロボットの紹介です。

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公開海上観測実習のお知らせ(神戸大) [▼科学ニュース New!]

神戸大学さんから「平成18年度公開海上観測実習」の参加募集が参りました。
小さいですが実際に調査船に乗ることができます。海に興味のある関西方面の学生さん、チャンスです!
先生方はとても親切で、海の研究に興味ある学生に懇切丁寧にいろいろ教えてくださると思います。
場所は神戸大学・内海域環境教育研究センター(淡路島の北端、岩屋)です。

○申込方法
とりあえず、こちらのフォーム(http://form1.fc2.com/form/?id=119286)にお書き下さい。
私宛にメールが届くようになっております。それから相談いたしましょう。
※締め切りは7/8です!※

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科学者と記者との間には [ 科学コミュニケーション]

先日の記事「新聞記者にはガッカリだ」はえらい古い(しかもわざわざ取り上げなくても良い些細な)新聞記事を紹介したにもかかわらず、たくさんのコメントをいただきました。ありがとうございます。

中にはマスコミ関係者の方のコメントや、サイエンス誌のポリシー原文を掲載頂いた方もおられました。あかさたな様のコメントを読むと、JAXAの人たちはサイエンス誌との契約ルールに従っただけで、攻められるべき点はなにもありません。これは科学者の立場を代表したコメントといえるでしょう。一方で、ありゃ様のコメントでは、サイエンス誌とのルールを守るという事情も含めて、科学者がもっと説明をすべきだったのではないか?という主張です。これは報道側の代表的意見でしょう。

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師崎 [▼研究実況 Now!]

水産試験場の訪問、無事終了~
なんか海底ケーブルは漁業にも役立ちそうだ。しらすと海流かぁ…ふむ、おもろそうだ。

帰りも水産試験場の方に師崎港まで送って頂きました。
ありがとうございました。


しかしここ、すっかり夏ですな 泳ぐかー!


ちなみに「もろざき」と読みます。さて帰りますょ。


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豊浜 [▼研究実況 Now!]

おさかな市場で待ち合わせ。名古屋からここまで電車40分、バス30分。

市場は休みだが猫がおでむかえだ。

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※おさかな市場ではなく、魚ひろばだったようだ。
豊浜魚ひろば
場所:     愛知県南知多町豊浜漁港(豊浜漁協横)
営業時間:  8時〜17時(月曜〜16時)
休業日:   火(定休日が祝日の場合は営業)
料金 :    各店舗により異なる
駐車場:   あり(無料)80台
だそうですよ。


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愛知にまた来た [▼研究実況 Now!]

今日は愛知県の水産試験場に訪問です。いま、海底ケーブルを使った地震や津波の観測を豊橋の沖あいで始める準備をしてますが、漁業にも役立てられへんかなあ、と思ったので相談に向かい中。せっかく海底で水温や海流も測るんやから有効活用せなね。


名鉄で知多半島先端へ!あこがれのパノラマカーでひとっぱしり。


運転席は上にあります。このはしごを上って運転手さんが入っていくのを今日見たよ@金山
名駅だと運転席が天井にぶつからないか心配になるよね。


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やっと取れた [▼研究実況 Now!]

先週金曜日に仕事を休んで、運転免許試験場へ。
ちょうど免許の更新の頃でもありましたが、そうではなく、免許「申請」に来たのです。

 これ。


 拡大。

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帰ってきた「かいこう」 [▼研究実況 Now!]

13日に出港した調査船「かいれい」が、フィリピン海から帰ってきました。時間の経つのは早いなあ。休日ですが、艤装解除(船からの荷おろし)をお手伝い。

今回は私は乗船前のお手伝いだけでしたが、船の上では機材にトラブルもおきず、無事海底に装置を設置できたそうです。ほっ。

そういえばこの航海では、無人探査機「かいこう7000」の改造型がはじめて実戦で活躍したようです(旧型機の詳細はこちら)。 「かいこうMk. II」あるいは「ゼータかいこう」ですね。なくなってしまった「かいこう」の能力には及びませんが、現場レベルでできる改良を重ねているといったかんじです。

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研究所の中の大学院生 [▼科学ニュース New!]

先日ご紹介しましたランチタイムセミナーですが、次回はJAMSTECに長期滞在中の大学院生さんにお話いただくことにしました。JAMSTECはいくつかの大学の連携大学院なので、JAMSTECの研究員の何名かは大学院の教官でもあるのです。JAMSTECの研究員が指導教官である大学院生は「実習生」として、JAMSTECに長期滞在しています。

とはいえ大学と研究所はずいぶんと雰囲気が違います。その辺の率直な感想、嬉しいこととか不満とかを、研究の話を交えながら聞いてみたいなーとおもっていたところ、ある実習生がランチタイムセミナーで話してくれることになりました。偉い!勇気ある行動?に感謝です。学生の生の声、楽しみです。

以下はセミナーの宣伝です。

「ランチタイムセミナーのお知らせ」
このセミナーでは"地球内部変動"などに関する話題を提供頂きます。 特に専門分野以外の方からの質問や提案をいただけるような場を目指しております。 お昼休みや夕方に行いますので、研究者だけでなくサポートスタッフ・観測支援員・一 般の方にもご参加いただければと考えております。お茶のご用意はいたしますので、 カップを持ってお集まり下さい。

第12回:2006年6月28日(水)12:20-12:50
海洋研究開発機構横須賀本部 本館1階セミナー室
「ある研究生(実習生)のJAMSTEC生活」
(高知大学大学院生修士課程2年生)

私は至ってふつうの人間です。ところが、最近では親族知人友人からしばしば珍奇なものを見るような目を向けられます。JAMSTECの片隅に身を寄せて3年目。当初は右も左もわからず狭い肩身を一層縮めていたのが、木下指導教官の下でHeat Flowの研究にいそしみ、幾度の調査航海で荒波に揉まれ、同じ分野に夢を託す多士済々の先輩たちと交わるうちに、いつしか不本意にも風変わりな性格が身についてしまったのでしょうか。でも、それこそが研究者の道を歩き始めた証のように思えて、密かに自負を覚えたりもするのです。 そんなけなげな一実習生の意見と抱負をお伝えします。

こちらは一般の方も参加いただけます。
もし参加希望の方がおられましたら、コメント欄に一言いただければ幸いです。

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W杯の宴会部長 [▼研究実況 Now!]

サッカー、盛り上がってますか~? 盛り上がってますね。
私も月並みに、オーストラリア戦・クロアチア戦と見てしまいました。ヤナギサワのスーパープレーにひっくり返ったクチです。そんな私が気になる選手は、中村でもなく、中田でもなく、なんと三都主(サントス)なのです。なぜかというと…この1ヶ月も前の新聞記事のせいです。

●三都主“宴会部長”に立候補「いじられキャラ?」
 こちら

あんな怖そうな顔なのに、なんでいじられキャラなのかは理解はできませんが、記事にあるようにUNOや卓球やその他の楽しげなことでチームメイトをたぶらかしているからではないでしょうか? 皆さんの周りにもこういうキャラクターっていませんか? 仕事とかもできるんだけど、なんていうかこう、むしろそれ以外のところで才能を発揮するタイプ。

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新聞記者にはガッカリだ [ 科学コミュニケーション]

いや全員ではないです。メタンハイドレート関係の調査結果のプレス発表の際の記者さんたちはすごく勉強をされていて、「記者ってちゃんと科学のこと理解して報道してるのかなあ?」なんて考えてた自分が恥ずかしかったです。さすがプロです。ただ、こういう記事をみるとがっかりします(ずいぶん前の記事で恐縮です)。我々はマスコミを喜ばすだけのために研究をしているのではないのです。

●探査機はやぶさ:成果、米サイエンス誌が取材規制 影響力に研究者追随
 6月7日新聞社WEBサイト掲載記事:こちら

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銀行にて [▼研究実況 Now!]

清水駅前のATMにて。

東海地震警戒宣言発令時に閉鎖、だそうだ
さすが静岡県だ。

しかしかわいいなまず、地震は君のせいなのだよぉ(ちがうか)。

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東海大学 [▼研究実況 Now!]

清水にきました。今日はセミナーで話をします。

東海大学には海や地球を研究している、もしくはこれからしようとしてる若い学生さんがたくさんいます。
すばらしい&うらやましい。
今日はそんな学生さんに、こんな研究してみませんか?という勧誘セミナーなのです。おもしろいとおもってくれる学生さん、いるかなあ?

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ランチタイムセミナー [▼研究実況 Now!]

2年ほど前から、お昼ご飯時間にセミナーをやってます。
きっかけは、普段お手伝いいただいている事務系スタッフの方の

 「研究者って普段何を研究してるんですか?」

という一言。
じゃあ、研究者が普段お世話になりながらあまり研究成果をお伝えできていない事務系スタッフや観測支援員の方々向けに、わかりやすく成果を伝えるセミナーをやろう!となったわけです。業務時間内だとセミナーを聞きにこれない方も多いので、お昼休みにお弁当などを食べながら聞いていただけるセミナー=ランチタイムセミナーとしました。(詳しくはこちら
研究所外部にはほとんど宣伝してませんが、研究所外のまったくの一般の方でもご参加可能です。


 こんなかんじです

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出港準備なんやけど… [▼研究実況 Now!]

先週は調査船に搭載する機材の準備をしてました。今回は別件の仕事があり私は乗船できません。準備のお手伝いのみです。が、結構一人でやっていたので、かなりクタクタです。

月~水は一人で実験室をうろうろしつつ、調査機材の準備をちょっとずつ。
木曜日は調査機材の搭載(艤装といいます)。待ち時間も長かったですが1日がかりでした。
金曜日はまず6000m耐圧ガラス球の封入作業(例:こんな感じ)。5個もありましたが、観測支援員の方に手伝っていただきました(いつもありがとうございます)。M女史にも手伝ってもらいました。忙しい中、すみません。ちょっとは今後の研究の参考になりましたでしょうか?ならないか…

それから最終動作テスト。無事動きました~ ほっ。

 ガラス球5つをつないで試験。K氏に手伝ってもらってます。
 組み立て後の高さは2m。いつもながらこれを海底に設置するとは。

あ、書き忘れました。これは海底に設置する磁力計、「海底電磁気観測所」です。詳しくはこちら。これをフィリピン海の海底に2年間設置して(なが!)、回収する予定です。

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うらしまが海底を調査 [▼科学ニュース New!]

深海巡航探査機「うらしま」というのをご存知だろうか?先日ご紹介した探査機「はやぶさ」は自律的な航行が可能で、危険の際には自分で判断して上昇などを行う。こういった技術は宇宙だけではなく、海中でも可能となっている。「うらしま」は特に巡航能力に優れた自律型潜水ロボット(AUV=Autonomous Underwater Vehicle)であり、これまでに深さ3000mを越える潜水能力や、200kmいや300kmを越える巡航能力を示してきた。


 うらしまの1/10模型(でか!)。内部構造がみえる。結構スカスカ。

深海巡航探査機「うらしま」、水深3,518m
 JAMSTECの発行雑誌「Blue Earth」第56号(2001年11・12月号)
 詳しくは→ http://docsrv.godac.jp/scripts/WebObjects.exe/MultiSV3.woa/wa/guest
「うらしま」、220kmを走破
世界記録樹立の「うらしま」
 当時(2005年)のプレスリリースはこちら「巡航探査機の世界新記録航続距離317kmを達成」
 http://www.jamstec.go.jp/jamstec-j/PR/0503/0301/
 
※ちなみにケーブルつきのリモコン式潜水ロボットを一般にROV(Remotely Operated Vehicle)と呼ぶ。

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潜水調査船の動かし方、教えます [▼科学ニュース New!]

私自身、お恥ずかしいことだが、まだ潜水調査船に乗船したことがない。「しんかい2000」にも「しんかい6500」にも。話はよく聞くが、実のところどうか気になっていたのでこの本を読んだ。タイトルがお気に入りです。

深海のパイロット

深海のパイロット

  • 作者: 藤崎 慎吾, 田代 省三, 藤岡 換太郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2003/07/17
  • メディア: 新書


「しんかい2000」この潜水船の知名度に比べると、それを操縦するパイロット達のことはまったく知られていない、これが著者の一人、藤崎氏のモチベーションであり、その通りに大変分かりやすくおもしろい本であった。多くは潜水パイロット達へのインタビューとその解説からなるが、それらを単にまとめたわけではない。例えばビデオからおこした会話が臨場感を誘う(特にパイロット赤澤氏とアメリカ研究者H.ディック氏のやりとりは爆笑である)。

これらのパイロット達はいまJAMSTECの事務系の要職についている。事務系の方々が新参の研究者よりも海のことを知っていてくれるのである。これがJAMSTECの原動力ではなかろうか?と同時に若い研究者や事務系スタッフには海を知らない人も増えた。ぜひ一読すべき書である。私自身もこの本を読んで、なんとしても潜らねばとおもわされた。

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あなたの朝イチは何時? [▼研究実況 Now!]

ちょっと前の新聞記事でこんなのがありました。

●「朝イチ」は7時54分、ビジネスマンの時間感覚調査
 (こちら

 アーサー! (じゃなくてホントは夕日)

シチズンの調査によるらしいですが、朝イチの平均は午前7時54分だそうです。おいおい、ビジネスマンはそんなに朝が早いのか?我々研究者は個人差が大きいのでよくわかりませんが、だいたい9時か9時半というところでしょうか? 皆さんの朝イチは何時ですか?

同記事によれば早出は午前6時18分だそうです。それも早過ぎないか?前日泊まってない?

ちなみに私は9時前頃に出社。朝に私用とかあれば遅い日もあるけど。なに?もっと遅かっただろう?最近は人並みの出勤時間なのです。コアタイムが決まっていないので何時でも特に問題ないのですが、朝は早めのほうが自分にはあっているようです。

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世界への勝ち方を「はやぶさ」に学ぶ [▼研究実況 Now!]

先日、日本とアメリカの違いを踏まえて、アメリカに科学でどう勝つか?という記事を書きましたが(こちら)、「はやぶさ」プロジェクトは一つの答えを出してくれていると思います。

・世界中の探査機が訪れた中では最も小さな天体(競争相手が興味を持たない微細な点に着目)
・しかもそれが太陽系形成といった大きな問題を解く鍵となる(少ないパワーで最大の効果)
・はやぶさチームとしての技術面・科学面の高さ(分野を越えたチームワーク)

カッコ内が成功のエッセンスかと勝手に思っています。個々のケースでは当てはまらない場合もあるでしょうけど、世界に勝つ日本人の要素としてはこんなかんじではないでしょうか?

… … …
ところではやぶさ搭載のエンジンが生きているらしい。すばらしい。地球に帰ってこれるじゃん、はやぶさ君。
●<探査機>「はやぶさ」のイオンエンジン起動試験に成功
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060531-00000086-mai-soci

ただ毎日新聞以外がこの件を報じていなかったのが気になってましたが、どうやら毎日記者がスクープとして報道したらしい。勇み足な感じですね。
●ブログ「松浦晋也のL/D」
 http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2006/06/post_3e37.html
 こちらでは、イオンロケットエンジン2基の起動に成功したこと、それに対するJAXAの見解などが紹介されています。

また松浦さんは、日本よりもアメリカで「はやぶさ」の評価が高いことを嘆かれています。ただサイエンス誌は新聞に一度載ったネタを論文としては掲載しない、という場合もあるようですので、これまでは致し方なかったかもしれません。今後のJAXA(と松浦さん)の宣伝活動に期待したいと思います。ちなみに私、松浦さんのファンです(^^)

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おまけ:
はやぶさタン、はじめてのおつかい関係まとめ(松浦さんの記事より)
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/12/zero_6952.html
こんなに愛されている科学機器、いままでなかったですね。

ちなみに「だいち」もがんばっとるね。
だいち(ALOS)、インドネシア・ジャワ島中部地震被災地を観測
http://www.eorc.jaxa.jp/imgdata/topics/2006/tp060530.html


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はやぶさ、飛ぶ [▼科学ニュース New!]

仕事柄、ロケットや探査機のうちあげと近いようなことをしていますので、最近のH2Aロケット打ち上げや惑星探査には興味津津です。成功のときの喜びもそうですが、失敗したときに、トラブル後の苦慮が他人事とおもえません。ですので今回は小惑星「イトカワ」への着陸に成功した探査機「はやぶさ」を取り上げましょう。この件、米科学誌サイエンスに、関連する研究成果が多数掲載されました。ニュースの世界から科学の世界へ、「はやぶさ」が飛び立つ瞬間です。派手な出陣式、なわけです。

●探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワ解析、米誌が特集
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000401-yom-soci
●小惑星「イトカワ」の全体像
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-04475243-jijp-soci.view-001

サイエンス誌の表紙も「イトカワ」の写真です。
●ソラさんのブログ「チェコの空」
 http://sora.livedoor.biz/archives/50487529.html
※ソラさんは、はやぶさチームの関係者のようです。お疲れ様です!
 でも「これはまだまだ先制攻撃」だそうです。今後もたのしみです。
※別の記事には小惑星にうつった「はやぶさ」の影(写真)もありますね。

小惑星「イトカワ」は長さ550m程、幅約300m程でホントウに小さいですが、それでも重力があり、それから推定される密度は僅か1.9g/cc。岩石は大体3g/ccなので、約40%程度は空洞のようです。といっても、かつてSFアニメであった「空洞惑星」のようにチクワ状ではなく、スポンジのようにスカスカな状態と考えられます。

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ペーパークラフトたくさん [▼科学ニュース New!]

前の記事で「ちきゅう」のペーパークラフトを紹介しましたが、JAMSTECのホームページでは、しんかい6500や深海生物のペーパークラフトを公開したようです。

●JAMSTECペーパークラフト図鑑
 http://www.jamstec.go.jp/  > 日本語ページ > ダウンロードサービスへ

厚紙に印刷できると作りやすいみたいです。
拡大して、「子供用しんかい6500」とかもアリですね。
しんかい2000のリーゼント具合もイっちゃってます。
あと、地球シミュレータのペーパークラフトが、爆発的に大変なんですけど。
クラスみんなでつくりましょうね。

先日、双胴船のペーパークラフトを作りましたけど、はやってるんですね、ペーパークラフト。ご家庭にも学校にも、最近はプリンターってたいていありますもんね。

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ちきゅう、関西に上陸! [▼科学ニュース New!]

いや上陸はしませんけど、地球深部探査船「ちきゅう」が神戸と大阪で一般公開されます。関西初です。

●地球深部探査船「ちきゅう」一般公開参加者を募集!
 ~最新鋭の巨大探査船が神戸港に初寄港~(開催日:2006/6/10,11)

●地球深部探査船「ちきゅう」が大阪港に初入港!
 ~一般公開を開催~(開催日:2006/6/17,18)

神戸での一般公開には往復はがきが必要です。抽選で10000名さま。送付先は神戸港振興協会で、6/5(月)必着です。大阪での一般公開には、事前申込みは不要のようですね。

週末開催だから、来訪者数はすごそうですね。あなたは神戸派?大阪派?
詳しくはJAMSTECホームページまで(こちら

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  受付にあるペーパークラフト「ちきゅう」
ホンモノは全長210m、高さは130m。ビル30階に相当。え、神戸市役所と高さがいっしょ!
あと受付にオモチャおおすぎですね。


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成分解析 [▼研究実況 Now!]

まったくもって、いまさらではありますが「成分解析」をやってみました。きっかけは、海理学のブログさんで「今頃になって初めて『成分解析』で遊んでみました」とあったので、ふと思い出したわけです。私も試したことがなかったので、始業前にお茶でも飲みながら気楽にやってみました。

成分解析とは、名前や商品名などを入力すると、それを作っている成分を勝手に解析してくれるソフトです。もちろんお遊びで、もう何ヶ月も前にはやりましたね。このソフトの作者は「バファリンの半分はやさしさだとすると、残りの半分はなんだろう?」という素朴な疑問から、開発をおもいついたそうです。素朴な疑問、大事ですね。

たとえば、「地球惑星科学」で成分解析をすると、こんなかんじ。
  地球惑星科学の63%は愛で出来ています
  地球惑星科学の20%はカテキンで出来ています
  地球惑星科学の8%は言葉で出来ています
  地球惑星科学の6%は心の壁で出来ています
  地球惑星科学の3%は成功の鍵で出来ています
なるほど。愛ですか。あとカテキン。たしかに研究中にはお茶をいっぱい飲んでます。
などと、勝手に納得させてくれるわけです。

さて、私の本名を漢字で入れてみました。
結果、
  ****の99%は毒電波で出来ています
  ****の1%は白インクで出来ています

!!
こういうのはいくつか適当なキーワードがでてきて、ふむふむ、さもありなん、とユーザーが勝手に考えるところが面白いのに、私は2成分。しかもほぼ毒電波! 酷い…
昼休みに化学系の研究者に話したら、「薬品でいえば特級ですね」(試薬 Wiki
そんなに純度が高い毒電波… だしてたかな…

 こんなはやり廃れの遊びにすら勝てぬとは… はぁ

 朝から遊ばず、しっかり仕事しろ、ということかなぁ

ちなみに家内の本名でも試してみたところ、73%が乙女心でできていました。
いいなあ。

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そういえば今日は「電波の日」だそうですね。みなさん、電波でてますか~?


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