展示模型を作ってみる ～こんなかんじ？～

私の所属する研究所では毎年5月に一般公開を行っている。主な目玉は、調査船への体験乗船や、潜水艇・ロボットなどの展示だ。ただ物だけを並べていても、研究所としてはダメなので、そこでは1年間の調査研究のハイライトを紹介もする。今回の一般公開では、「新潟沖でのメタンハイドレートの発見」に白羽の矢が立った。ありがたいことである。（詳しくはこちら →）
※朝日新聞などに掲載されました。例えばniniwanさんの記事
（http://blog.so-net.ne.jp/niniwan/2006-02-24）

しかし展示といっても、製作予算は5万円程度。手を動かせるのは私と、おなじく研究員のK氏の二人だけ。うーむ、相談だ（以下、脚色満点）。

　私：どないする？調査結果をポスターにして貼るか？（関西弁）
　K氏：そやけど、ポスターは誰もみぃへんしねえ。（二人とも関西弁）
　　　子供はばーっと走り抜けていくし
　私：親も通り過ぎるし。
　　　せっかく展示するんやから足止めてもらえるもんがええなあ…
　K氏：海底の模型でも作ります？そしたら子供はみるんちゃいますか？
　私：せやな、親もポスターを読んでくれるかもなぁ？
　　　せっかくやし、スイッチを押したら模型のどっか光るようにしたろか？
　K氏：ええですねー

決まった。
「多少安っぽいのでもいいから、自分達の手で光る展示模型を作ろう！」
ってことになった。

作るのは海底電気探査のようすだ。イラストではこんな感じ。

ピストンコア採泥は省略しよう。海底電気探査だけね。うまくいくかなあ？締切りまで時間ないし。でも、なんか楽しくなってきた。

ってことでシリーズ実況で展示模型のできるまでをやってみることにする。締切りのギリギリ感を味わってください（笑）

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※この記事の続きは下記ページをご覧ください。
http://obem.jpn.org/docs052.html

コメント 5

私、ちょっと前に市民代表で博物館の協議委員していて
夏の特別展示の動員を増やす話し合いもしましたよ～。
どこも苦労しているみたいですね～。（Ａ＾ー＾＊）
by (2006-05-11 11:57) 

某ＴＴ社に勤務する海底人と申します。
超多忙な中、模型製作まで行っておられるとは．．．脱帽です。研究者を志す若者を増やすためにもがんばってください。実況楽しみにしております。締め切りの綱渡り（しかも連続）はアクティブな研究者の宿命ですねえ。
by 海底人＠ＴＴ (2006-05-11 12:45) 

- コメント＆Niceありがとうございます＞ひかりこさん
そうですね、せっかくお越しいただくんだから、納税者の方々に我々のやっていることを楽しく理解していただきたい、と考えています。

海底人様、いらっしゃいませ。（おそらく）いつもお世話になっております。模型はまだこれからです。完成しないかも？なので脱帽は早いです（笑）
締切りの綱渡りはできれば避けたいのですが、これも性分でしょうか…
by MANTA (2006-05-11 19:19) 

MANTAさま：お世話になっております。ぺこり。
諸般の事情により6月1日からの就業になってしまったもぐです。
ディープ・トゥの模型を作成しているのですね。
20日の一般公開当日は、潜水訓練プールにおりますが、
途中抜け出して(訓練デモの際を抜け出して)見に行きますｗ

その節はどうぞよろしくお願いいたします。
by もぐもぐ (2006-05-19 10:33) 

- 一般公開、おつかれさまでした。私は結局、自分の模型の前にいるか休んでたかで、他のコーナーを見に行く余力がありませんでした。マンタの模型を見たかったです…
by MANTA (2006-05-21 16:25)