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二酸化炭素には温室効果がある [ 地球温暖化を学ぼう]

地球温暖化に関する科学的な理解シリーズ、まだまだ続けている。
そういえば今年の冬は寒かった。それをみて「地球寒冷化が来た!」と騒ぐ方々がいた。
そして今年の夏はすごく暑い。ならば「温暖化だ!」と騒ぐのだろうか?
ここで科学的に「地球温暖化とはなんなのか?」について考えて冷静に考えてみたい。
暑いんで頭が回らんけどね。

さて、これまでの記事はこんな感じである。
頭を冷やすのは誰か?
地球は温暖化している
気温が上がって二酸化炭素が増えたのではない
太陽活動だけでは地球温暖化は説明できない

今回は二酸化炭素(CO2)の温室効果について考えてみよう。

教科書には「CO2は地球を暖める効果があります」と書かれている。
CO2はどうやって地球を暖めるのだろうか?
warm.jpg

物を暖める、あるいは冷ます方法は大きく分けて3つある。
 1)伝導(暖かい物に冷たい物を直接触れさせる)
   例:素手でヤカンを触ってやけどした
 2)対流(暖かい物と冷たい物を混ぜる)
   例:エアコンの冷風が部屋全体を冷やす
 3)放射(暖かい物から離れたところを暖める)
   例:電気ストーブの前はほんわりと暖かい
     でもあいだに誰かが割り込んできたら寒い
   赤外線などの電磁波が物体に吸収されるとその物体の温度は上がる。
   また暖められた物質からも、その温度に応じた赤外線などが放射される。
   ポットの内側が銀色なのは、ポット自身が赤外線を吸収しないための工夫だ。
   もちろん人間自身の体温によっても放射は起きている。
   サーモグラフィーはこの放射を利用した温度計測器である。

CO2は3つのうち、どの方法で地球を暖めるのか?
こういうのは簡単な実験で考えると分かりやすい。ここでは2つの実験を紹介しよう。

【実験その1】CO2や空気をいれた透明容器を暖めてみよう。
exp1.jpg

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全国より集まりし勇者達よ -がんばれ!地学オリンピック(2) [ 連載 Old..]

※地学オリンピック応援記事です!

やわらちゃん、柔道金メダルには届きませんでしたね!
でも銅メダルですよ!! どうですか、あなたのお母さんがヤワラちゃんだったら!
絶対に好き嫌いとか、朝寝坊とかできませんね。あ、でもヤワラちゃんのお子さんですからね。
親子して朝から「文句があるなら道場に来い!」とか、なりそうですね。

さてもう一つのオリンピック、「国際地学オリンピック」の参加者の皆さんも、TVで
北京オリンピックを見つつ、気合いも入ってきていることかと思います。
第二回フィリピン大会に派遣されるのは全員、現役の高校生。
2回の国内選抜を勝ち進んだ精鋭です。その様子をVTRで振り返ってみましょう。

…ウソです。勢いで書きましたがVTRはないので、ホームページで振り返ってみましょう。
脳内BGMは「The Final Countdown」でお願いします。


ここの「第二回国際地学オリンピック(国内選抜) 」のところにその様子が書かれています。
・はじめて国内選抜で、宣伝も十分じゃなかったのに、全国からなんと358名もの
 挑戦者達が集まりました! 参加学校数は45校!
・一部チャレンジで中学生も参加!(フィリピンへの派遣態へは選抜されません)
・全国津々浦々から挑戦者達が集まりました。北は青森から、南は鹿児島まで!
 map.jpg
 ※地図を下記資料から引用させていただきました。
  (http://www.jpgu.org/ieso/senbatu2.pdf

・各地方での1次選抜(筆記)に勝ち残ったのは約20名。
・さらに東京での2次選抜(実技+面接)で6名まで絞り込まれた!
・上位4名の高校生がフィリピン大会に派遣決定!

派手な脳内BGMにあわせてやたらと「!」を付けてしまった感がありますが、派遣される4名は
それまでお互いに出会ったことはなく、しかしこれからTeam Japanとして、地学オリンピック
を勝ち抜くのです。なんか、ドラマが待っている予感がしますね!

というわけで続きます。

※追記(8/11):
「派遣される4名はそれまでお互いに出会ったことはなく」と書きましたが、2次選抜で
であってはいますね。でも互いの自己紹介とかは、必ずしもしてないんじゃないかな?
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