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ある週末の横浜港 [▼研究実況 Now!]

さて大晦日。今年も終わりです。いろいろあった1年でした。当ブログでも
「今年の人気記事から振り返る2006年」でもやろうかと思いましたが、TVでもネットでも
10大ニュースとかが花盛りなのでやめました。また忘れたころにやってみようとおもいます。

ということで、あえて「普通の週末の横浜港」でも紹介することにします。

- - - -
ある秋の朝、快晴。バイクで横浜港へ。
山下公園やみなとみらいでは、週末にはかならずといっていいほど何かのイベントが
催されています。この日、山下公園では世界の食フェスタが開催されてました。

アフリカ料理屋台


クスクス。他にもトルコ風ゼンザイとか、パエリアとかをムシャムシャ。


振り向けば、氷川丸。12月25日に閉館してしまいましたね。
中には一度も入らずじまい。残念。

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地震vs海底ケーブル [▼科学ニュース New!]

先日の記事でサンタとトナカイの戦い?を紹介したが、今度は地震と海底ケーブルの戦い
である。ただし人類側がかなり分が悪い。

12月26日に台湾で発生したM7クラスの地震によって、台湾南部の海底ケーブルが複数切ら
れたらしく、アジア各国の間でインターネットや国際電話の通信状況が悪化しているようだ。
●台湾南部で大規模地震、香港や中国南部でも揺れ観測
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061227-00000072-reu-int
●台湾地震 有線…ネット社会のもろさ
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061229-00000002-san-int
●台湾の海底ケーブル、完全復旧は1月下旬(日経)
 http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS2M2801R%2028122006

日経によれば、台湾南部の国際通信ケーブル7系統あり、うち6系統が地震で損傷したそう
だ。ケーブルの本数は報道によって違うのだが、どうも計8本のうち7本に障害が出たらし
い(ブログ「シンチャオ ハノイ イン ベトナム!」さんの情報)。

さて、まずは人類側。海底ケーブルを修理しないといけない。道具立てとしては、なんといっ
ても海底ケーブル敷設船だ。たまたまそのケーブル敷設船を、先週北九州に出張した折に
を見かけた。

国際ケーブルシップの船「KDDIパシフィックリンク」。7000トンクラスの船だ。


船首方向。船橋(ブリッジ)の前にはヘリポートがある。敷設作業に入ると長期かえってこれない
ことが端的に語られている。

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夜の博物館 [▼研究実況 Now!]

前記事つながりで、「夜のかはく」さんを紹介しましょう。


上野にある国立科学博物館、通称「かはく」さん、
金曜は夜8時まで夜間公開をがんばっておられます。
(今回の写真はこのときに撮ったものです。)


夜の「動物大行進」。剥製ですが迫り来るものがあります。


いつも大人気の恐竜の化石。昼間は子供が走り回ってますが、夜だと静かなものです。
怖さも倍増です。こんなのに森で出くわす世の中でなくて良かった…

こんな感じに「かはく」には実にいろんな生物標本や化石が展示されています。
中にはどんな生物だったのか、いまだにナゾなものまで展示されてます。

何の化石か分かりますか?

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ダイオウイカ、いつ見れるかな? [▼科学ニュース New!]

久々に科学ニュースをお伝えしましょう。
小笠原のほうで、ダイオウイカが見つかったらしいですね。

●ダイオウイカ 全長18mの無脊椎動物、動画撮影に成功(毎日新聞)
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061223-00000000-maip-soci

18mか!頭から足まで全部でしょうけれどすごいですね。その昔、南氷洋調査に参加させ
ていただいたとき、甲板長のお部屋で恐ろしい写真を見せられました。それは若かりし甲
板長がダイオウイカにまたがった写真。ダイオウイカ、デケぇ!胴回りは直径1m以上、
胴の長さは5mはあったな。捕鯨船に乗ったときに捕まえたそうです。

今回は国立科学博物館(通称「かはく」といいます)の調査チームが撮影しました。
ホームページに写真がのってますね。
●国立科学博物館( http://www.kahaku.go.jp/
  研究 > 小笠原諸島沖で釣獲された「ダイオウイカ」について

ん?写真のイカ、小さくない? 読売新聞の同様の記事では全長7mくらいらしい。あれ?

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サンタ vs トナカイ [▼研究実況 Now!]

前の記事のつづき。

おまけ:神戸で「サンタ vs トナカイ」をみかけた。


「わしばっかし煙突ん中 はいるんはいやや!
 たまにはトナカイがいけや~」
         ▼
         ▼

「なにゆうてんねん、それ、あんたの仕事やろ!」
         ▼
         ▼

      「むぎゅー」

神戸市役所1階にて明日まで上演中、かな?

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光の舞台裏 [▼研究実況 Now!]

前回の記事の続きです。

神戸ルミナリエへは1999年以来、7年ぶりにいってみました。しかしルミナリエの光の回廊へ
たどり着くまで、約1時間半。7年前は大丸周辺で人込みにもまれましたが、今年は元町駅から
元町商店街までが凄い人込みでした(T-T)。ただ大丸前の交差点から先はすいてました。ふぅ。
たぶんルミナリエのところで人が集中しないように、大丸手前で調整していたのでしょう。

ルミナリエの光の門、どうなってるのか下から覗いてみました。

こんなかんじ。木の骨組みに電球が植えられてます。


その横の建物の壁。強風でも倒れないように、十重二十重に針金がめぐらされています。
夜は気づきませんが昼見ると蜘蛛の巣みたいでしょうね。

光のイベントはこの木枠や針金のように、多くの企業や人の努力で支えられています。
ただ前回の記事でほにゃぴんさんにご指摘いただいたように、ルミナリエは資金難のようです。
どうなるルミナリエ 神戸商議所・副会頭に聞く 神戸新聞

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鎮魂の光 [▼研究実況 Now!]

前回の記事で向かった先はこちら。

         おお、見えた。

毎年12月、阪神淡路大震災の犠牲者へのレクイエムと、
神戸復興への思いをのせた光の彫刻。


           神戸ルミナリエ。

ルミナリエは鎮魂の光。あの地震からもう11年か。。。
…当時私は京都にいました。また地震の数年前には神戸にすんでいました。
大変複雑な思いで、神戸や京都を往復していたことを覚えています。

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どこでしょー? [▼研究実況 Now!]

人混み、すごいや!
いま地震がきたらこわいね。


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航跡 [▼研究実況 Now!]


後ろを振りかえると航跡の向こうに島がとおざかっていく。
もうこんなとこまで来たか…
あとどこまでいくのだろう…

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ロボット基地 [▼研究実況 Now!]

子供のころはロボットアニメやSF特撮モノが花盛りでした。子供心には、
メカ本体もさることながら、それが基地や宇宙船内で整備されている場面が印象的でして、
例えば某巨大ヒーローモノでは、富士山の地下基地でメカメカしいエレベータで運ばれている
ジェット機にあこがれました。あるいはむかし流行っていた白かったり赤かったりするロボットの
プラモデル、雑誌にジオラマが載ってましたが、戦っているところよりも整備されている場面の
ほうが好きでした。

さて先日、ちょっと用事があって、当研究所のROV整備場にいきました。
ROV=リモートリィ・オペレーテッド・ビークル、つまりは遠隔操作できる海中ロボット
のことです。無人探査機、とも呼びますね。


  広い空間に何台ものロボットが整備中。

おお、これはまさしく、子供のころあこがれたロボット基地!
4台ほどのロボットが整備中でありました。

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巨大地震とゆっくり地震 [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

※連載【電磁気で地震予知】のプロローグです。

先日、ゆっくり地震の発見は巨大地震の予測に重要だ、という内容の記事を書きました。
なぜでしょう?ここでは簡単に解説してみましょう。あくまで仮説なので異論もあるかも
しれませんが、概念の一つとしてご理解ください。

皆さんは「砂山崩し」をご存知でしょうか?この遊びの正確な名前はよく分かりませんが、
ルールはシンプルです。砂山に旗や棒を立てて、数人で交代しながら砂山から砂を取って
いって、旗を倒した人が負けというゲームです。
「巨大地震」はこの砂山崩しゲームによく似ています。

   海とか行くとやりますよね、これ。

海側と陸側のプレート境界(断層)の周辺にひずみがたまっていけば、あるときに断層は
いっきにすべり、ひずみを開放します。これが巨大地震です。巨大地震の発生は、「砂山
崩し」でいえば旗が倒れることに相当します。

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旅する「ゆっくり地震」 [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

※連載【電磁気で地震予知】のプロローグです。

1週間ほど前に次のようなニュースが小さく報道されていました。
●<ゆっくり地震>人体無感の長周期の地震 四国〜東海で発生
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061201-00000025-mai-soci

これはおもしろい発見です。絵にすると下のようです。

 200kmを17日間で旅する「ゆっくり地震」

図の黄色・赤・紫・青・水色は全部「ゆっくり地震」の震源の地域です。
地震は断層がずれて起きますが、ゆっくりずれると地面もグラグラとは揺れずにジワーと
揺れます。人の体には感じませんし、建物ももちろん壊れません。これを「ゆっくり地震」
とか「スロー地震」と呼びます。地震の大きさとしては全部あわせるとM6.2だそうです。
阪神淡路大震災のときはM7.2ですから結構大きいですね。

しかも今回のゆっくり地震は、三重県の黄色のエリアで今年の1月7日に発生してから→赤→紫→
青→水色へと順番に発生していったようです。まるで何かが地下を移動してるみたいです
ね。その距離なんと200km。1月23日まで17日間かかって「移動」しましたから一日10km強。
歩く速度より遅いですが地中を進む?にしては速いですね。ゆっくり地震の深さはどれも35km
くらい。西日本の陸地と、その地下に沈み込んだ海洋プレート(フィリピン海プレート)のちょうど
境目で起きているようです。

さてゆっくり地震そのものは被害も起こしませんし人にも感じない無害なやつですが、
安心してはいけません。

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京ポンクイズ~ [▼研究実況 Now!]

さてどこでしょうか?解像度の向こうがわを覗け!

チョット暗いなあ。ヒントは。。。駅前です。

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サイドバーにポラロイド風アルバム [▼ブログ管理]

現在、サイドバーには「ポラロイド写真風アルバム」を載せてます。
実はこれ、So-netブログの教室で紹介された「簡単便利!写真レイアウトの技
を参考に作ってみたんです。写真をクリックすると過去の関連記事に飛ぶようにしてます。
おかげで、埋もれてしまった昔の記事を読んでもらえるキッカケになってます。
今日はその作り方をご紹介しましょう。簡単です。 

【できあがったものがこちら】

出港しちまった

マリアナの夕日

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ロダンも冬の装い [▼研究実況 Now!]

先週末、上野に行った。
すでに夕闇のなか、国立西洋美術館の前を通るとなんとも美しい。


ライトアップである。右奥の銅像は、有名な「カレーの市民」

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