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東海に挑む−アナログ(9) [ シリーズ実況 Old..]

前の記事の続きです。

いよいよ航海も終盤。いまは遠州灘=静岡沖にいます。思ったより高気圧の吹き出しの風
が強いのですが、船側や海中ロボット(ROV)チームの操船技術のおかげで、なんとか調
査をさせてもらってます。


こちらは海図。船の位置や航跡、レーダーなど電子機器が多数ひしめいている
操船室=ブリッジ(艦橋)ですが、チャートはアナログ(紙)を使っています。

必要な情報は海図に鉛筆で書き込んでいきます。
調査予定箇所、ROVの潜航地点、海底地形調査の予定測線、船の予定進路などなど…
緯度経度は三角定規2つあわせて測ったり、書き込んだりします。また距離はディバイダー
(コンパスみたいなヤツ)で測ります。これを見ながら、船の乗組員の方々と研究者で翌
日やその先の調査計画を相談します。古くなった情報は消しゴムで消します。
そういえば、先日のアンカーのブレーキもアナログでしたっけ →東海に挑む−夜明け(7)

人の微妙な感覚によるものや、大勢で相談するときの資料、また多くの情報をパッと一箇
所に取りまとめるには、いまもアナログの地図や道具が一番です。最新の調査船だからと
いっても、なんでもデジタルというわけではないです。

つづく。

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でもデジカメも便利だ。

※この記事の続きをよむには下記を御覧ください。
 http://obem.jpn.org/field056.html
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東海に挑む−海底装置投入(8) [ シリーズ実況 Old..]

前の記事の続きです。

昨日は夜明けから日没まで、海底観測装置「OBEM」の設置に明け暮れてました。
「東海に挑む−艤装完了(4)」で紹介した装置です。これにアンテナ(腕)が4本つくと、
写真上や中のような感じになります。

寒風吹きすさぶ静岡沖で1日中、外の甲板で作業しているとサムイ!
物を取りに部屋の中にちょっと入ると、外に帰ったときの寒さが身にしみます。
これでも日が出ていたので随分ましだったのでしょう。
一番しんどいかったのは、パソコンで設定作業をしている人でしょう。
手がかじかんで動かんがな。

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