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東海に挑む−はじめに(1) [ シリーズ実況 Old..]

昨年末、台湾沖の海底地震によって海底ケーブルが寸断lされました。アジア各国のインター
ネット通信の一部はいまもつながりにくい状況のようです。台湾の陸上では亡くなられた
方もおられます。海底ではいったい何が起きているのでしょうか?どうすればいち早くそ
れを知り、地震への対策を練れるのでしょうか?

そこで当研究所では、海底ケーブルを用いて東海沖の海底で何が起きているかを
リアルタイム(即時)に情報を得る作戦を立てました。

私はこの作戦を「東海スキャナー計画」と名づけました。勝手に(笑)。※
図の詳細はおいおい説明することにしましょう。
東海スキャナー計画では、豊橋沖海底ケーブル2本のうち、西側の1本の先端に何種類かの
海底観測装置を取り付けて、東海沖の海底の様子をモニターしようというわけです。

このシリーズ実況「東海に挑む」では、この計画を軸として、東海沖での調査レポー
トや、どんな装置を使うのか、なにを調べようとしているのか、どんな役にたつのか、な
どなどを紹介したいと思います。相変わらずダラダラ続きますがよろしくお願いいたしま
す。

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さて第1回目の今回は「分岐装置」をご紹介しましょう。
堅苦しい名前ですが、こいつは「海底コンセント」の役割を果たします。
分岐装置は豊橋沖海底ケーブル2本のうち1本の先端(海底観測点)に取り付けられます。


 製作中の「海底コンセント」

この装置は昨年夏のこいつです。立派なお姿になってまいりました。黒いシッポの部分が
海底ケーブルとの接続部分です。昨年11月、北九州のとある工場で調整中のものをパチリ。

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