東海に挑む−艤装完了(4) [ シリーズ実況 Old..]
前の記事の続きです。
観測機材を船に積むことを「艤装」といいます。天気が悪いと大変な作業になって
しまいますが、この日は前の日と打って変わっていい天気。
調査船「なつしま」へ搭載された観測装置
前の記事の黄色いガラス球に、おもりと切り離し装置がつきました。
これを「海底電位差磁力計」、英語ではOcean Bottom Electromagnetometer
略称「OBEM」と呼んでいます。海底下、深さ100kmくらいまでは調査可能です。
といってもこのOBEMが穴を掘っていくわけではないですよ。まずこれら6台を海底に点々
と置いていきます。OBEM1つ1つは独立して海底で電磁気データを記録できます。この海
底でのデータをのちに解析すれば、海底より下の電気の通りやすさが分かります。