しばらく日記をつけてみて [▼ブログ管理]
調査乗船中に日記をつけてみるという試みを行ってみました。感想は…
・予想以上に簡単。これからもちょいちょい続けてみようと思う
・調査はリアルタイムでどんどん進んでいるのに、更新はそこまでは
タイムリーには行かなかった。今後はブログのタイムリー性を生かしたい。
・とはいえ、調査後半のように日々の作業が単調になると書くことがない。
ネタをためておく必要もあるか?
というわけで、まだまだ不慣れですので、ぼちぼちと更新することにします。
自身のHPへのリンクもまだ先です。
もうすこし続けてみて、
・HPではまとまった情報発信
・BlogではUp-To-Dateな情報発信
というように各発信法の特性を生かしたサイト構築ができれば、とおもっています。
もうすこしこのまま続けてみて、Blogでの情報発信のスタイルというかペースというか、それを掴みたいと思っています。
調査航海実況 ~机のうえは…~(10) [ シリーズ実況 Old..]
調査航海から帰ってきたらいつものように書類の山。研究者といえど書類仕事からは
まぬがれないのです。
http://obem.jpn.org/field040.html
調査航海実況 ~広帯域地震計~(9) [ シリーズ実況 Old..]
台風もおさまり、海に平和が戻りました。これで仕事も再開できるというものです。
今日はBBOBSこと広帯域地震計を紹介しましょう。自己浮上式装置ですので、
・設置するときは船上から投げ入れる。自重で落下(約90m/分!)
・浮上するときは錘を切り離す。浮力で浮上(50m/分くらい?)
オレンジ(あるいは季節柄、柿)のような概観ですが、これは耐圧チタン球殻です。本来
は金属色ですが、洋上で目立つようにオレンジに塗られています。この中に、高精度の地震計が内蔵されています。この地震計は水平状態で測定可能ですが、海底は水平とは限りません。
そこでオレンジの玉の中には装置を自動で水平に保つ機構も備え付けられています。その
ほかに方位計・記録計・音響通信装置なども入っています。ガムテープが気になりますが、
ケーブルが水中でばたつかないように抑える必要があるのです。ガムテープの張り方によっ
ては、チタン球が「顔」のように見えることもあります。
右側の青いリングは音響トランスデューサです。これで船上からの超音波を聞き取り、返
事をします。このような超音波通信を用いることで、船とBBOBSまでの距離を知ることが
できますし、BBOBSの錘を切り離す指令を船上から出すことも可能なのです。
BBOBSの下の赤い部分(除く、下に敷いてあるパレット)が錘です。錘が下についている
ので、写真のままの格好で海中を降下して海底に着底します。浮上時は錘を切り離して浮
いてくるわけです。ところで錘を切り離すと、重量バランスが変わり、若干重たい音響ト
ランスデューサを下側にして(写真から90度時計回りの状態で)浮いてきます。ですので
洋上でBBOBSを回収するときは、写真左側のロープにフックを引っ掛けます。浮上時に電
波を発信するラジオビーコン(写真右下、白い筒)も横向けについています。こうしてお
くとビーコンのアンテナはちょうど海面より上に出るわけです。
チタン球の中を昨日見せてもらうことができました。結構すきまだらけです(あたりまえ
ですね、詰めすぎると浮力を失って浮いてきません)。地震計だけではなくほかの観測=
たとえば電磁気観測など!=にも、チタン球は十分利用できそうですね。
S先生、ゆだんしてると中身が地震計から磁力計に変わってるかもしれませんよー
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調査航海実況 ~論文完成~(8) [ シリーズ実況 Old..]
今日は日中は移動日。たまっていた仕事を片付ける。
その中でも懸念であった、M海域での調査結果を論文にまとめる。
英語の論文である。かつては辞書片手にシャーペンもって、というスタイルであったが、
いまはノートパソコン中の辞書ソフトとテキストエディターに取って代わられてしまった。
傍らには英語の参考文献。机の上にもいすの上にも。PDFファイルでパソコンで見ればよ
いように思うが、こちらはそうはいかない。いろんな論文を見比べながら、どの研究結果
を自分の論文に引用するのが効果的か、またどの英語表現を真似るのがよいかを吟味する
には、小さい画面では不便。紙資源は重要ではあるが、こうやってならべてみて(ちらか
して)考えるのが私には一番あっている。パソコンと紙の使い分けである。
そしてコーヒー。これがないとアイデアがまとまらん。執筆時の必需品です。
筆の遅い私ではあるが、なんとか1つ論文を仕上げて、夕方、共同著者の皆さんに送るこ
とができた。ほっと一息、である。つぎはN海域の短い英文にとりかかる予定。週末まで
の完成を目標にしたい。
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調査航海実況 ~東へ~(7) [ シリーズ実況 Old..]
どうにも台風が動かない。しかたがないので台風から離れて東に向かうことにした。
荒波をたてつつ船は進む。こんなときはコーヒーでも飲みながら、
ありあまる時間の中で、文筆業(論文作成ともいう)にいそしむですよ。
現在までOBEM 8台、OBS 5台投入。
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調査航海実況 ~作業再開~(6) [ シリーズ実況 Old..]
昨日は3日ぶりに作業再開。
今日もOBEMを1台投入(写真:腕の長さがよく分かる)
これで合計7台のOBEMを投入した。あと4台だ。
しかし台風の足がおそい… はやく北に去れ。
そんな中ですが、昨日はBさんの誕生日でした。
船上でこじんまり誕生日パーティー。おめでとうございます。
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調査航海実況 ~セミナー室~(5) [ シリーズ実況 Old..]
一昨日撮り忘れたセミナー室(リサーチルームとよんでいる)の様子です。
結構ひろいですね。BさんやSさんがパソコンで仕事をしておられます。
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調査航海実況 ~セミナー~(4) [ シリーズ実況 Old..]
どうやらこれから向かおうとする場所で台風が発生したようで、
今日から3日間ほど、台風の動向まち。
こういう暇が出来たときには、船上セミナーが催されます。
今日は本航海の目的でもある「スタグナントスラブとは何なの?」というタイトルで
セミナーがおこなわれました。
先日ちらりと書きましたが、スタグナントスラブは海底のなれの果てです。
海底といいましたが、正確には海底を含む海洋地殻と海洋最上部マントルを併せたものを
硬い板に見立てて「海洋プレート」と呼びます。海洋プレートは、やや流動性に富む上部
マントルの上をすべるように移動し、やがて日本列島などの陸のプレートの下に沈み込み
ます。その際に海洋プレートと陸のプレートの間で地震が起きたり、海洋プレートから陸
のプレートに供給された水などがマグマを生み出して、陸上に火山を形作ったりします。
さてその先、沈み込んだ海洋プレートはどこに行ってしまうのでしょうか?
最近の地震学的研究によれば、海洋プレートは陸のプレートの下まで潜り込んでも、滑り
台をすべるようにマントル内を斜めに沈んでいくのですが、地表から深さ660km付近に達
するとそれ以上沈み込まないで(滑り台を滑り降りたみたいに)水平に横たわってしまう、
ように見えます。あるいは海洋プレートがその深さに溜まっているようにも見えます。溜
まった海洋プレートのことをスタグナント(=停滞した)スラブ(=板)と呼んでいます。
しかし陸地の観測だけからでは、深くにあるスタグナントスラブの形や厚さやその内部の
構造を明確に捉えることは出来ません。これを海底での観測で明らかにし、物質科学やマ
ントル対流シミュレーションと比較して、なぜ海洋プレートがその深さで溜まるのか?
溜まった海洋プレートはその後どうなるのか? それはマントル対流や地球の進化にどん
な影響をあたえるのか?といったナゾを解き明かすために、今回の航海が行われているの
です。
あーたくさんかいた。むずかしいですね。
でも今日の発表者のS先生、K先生、Bさんの発表はもっとわかりやすかったです。
とくにK先生のお話はわかりやすく、勉強になりました。
そういえば、セミナーの写真を撮るのを忘れてしまいました。残念。
※この記事の続きをよむには下記を御覧ください。http://obem.jpn.org/field040.html
調査航海実況 ~ずらり~(3) [ シリーズ実況 Old..]
…とならんだ調査機器。手前のオレンジ色の炭団のようなものが、海底地震計です。
(炭団はいいすぎか)その奥にちらりと海底電位差磁力計(OBEM)が見えます。
これだけの台数が集まったのははじめて。世界にも冠たる海底観測「艦隊」です。
これらを扱いしは選ればれたる8名の科学者。
ていうか、たった8名(うち2名は初乗船)。
OBEMは3名で11台の装置のおもりをいたします。
この少人数でこんな多い台数こなしたことありません。
OBEMは1台1台特注品なので高級乗用車を越える高価な代物ですが、
特注だけあって手作り感マンテンです。組み立てには手間がかかるのです。
1台あたり2〜3時間程度でしょうか?
「3人でできるの?」という不安が乗船前に頭をよぎりましたが、
熟練(オッサン)の3名の手により、なんとか順調に設置をこなせており
ホッとしています。海底地震計のほうも歴戦の首席研究者を中心に滞りなく
設置作業進行中です。
ただ明日はどうやら次の予定観測点付近に台風ができてしまうようで
困っています。明日は様子見です(=お休み?)が、その後どうなりますやら。
ちなみに写真の場所は深海探査用ロボット「かいこう」の格納庫です。
屋根があるので雨が降っても風が吹いても大丈夫(笑顔)
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調査航海実況 ~調査海域~(2) [ シリーズ実況 Old..]
今回の調査海域。地図が小さくて見づらいと思いますが、フィリピン海から太平洋まで
南北1000km、東西2000kmの広大な海域に合計23台の海底観測装置を投げ入れます。
なんとなく字が書いてある場所ですね。場所から場所に移動するのに約10-20時間かかり
ます。投入した装置は約1年後に回収予定です。
装置は2種類。
・広帯域海底地震計
海底で地震波を測定します。従来の地震計よりも受信周波数帯が広く、感度も高いです。
自然に発生した地震を測定して、地震波トモグラフィーを用いたマントルの地震波構造解析
などに活用されます。
・海底電位差磁力計(OBEM)
海底で地磁気変化と海中の誘導電流を測定して、マントルの電気伝導度構造解析などに
利用されます。
これらの地震・電磁気調査から判明するマントル構造と、数値実験などによるマントル対
流などのシミュレーションを比較することで、地球深部の物性に迫ることができ、地球の
進化や将来予測について議論することが可能となります。
特に最近話題のスタグナントスラブ
(沈み込んだ海洋プレートが深さ400-600km付近より深くには沈み込まずに溜まったもの)
は、全地球スケールのプレート運動や環境変化に影響を与えていると考えられていますが、
この実体が明らかになることでしょう。
http://obem.jpn.org/field040.html
調査航海実況 ~出発~(1) [ シリーズ実況 Old..]
ただいま調査航海中です。今朝も1台、OBEM(海底電位差磁力計)を水深4800mに投入しま
した。無事着底したことも音響測距(超音波)で確認できました。
測定装置などの詳細は下記をご覧下さい。
http://www.jamstec.go.jp/res/ress/tgoto/
http://obem.jpn.org/field040.html
Google Earthの凄さ [▼科学ニュース New!]
Google Earthすげえ。横須賀を出港するところの「かいよう」が写っとる。衛星おそるべし。
Google Earthもってる人は探してみてね。
かいようがわからん人はJAMSTECのホームページみてね
http://www.jamstec.go.jp/ships/kaiyo1.html
※ちなみに船首は右上方向ですよ。
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・続・海底鉱山(2013年11月、沖縄沖での海底熱水鉱床探)
・海底鉱山(2011年12月~2012年12月、伊豆小笠原等での海底熱水鉱床探、3航海)
・宝探し航海(2011年1月、伊豆小笠原での海底熱水鉱床探査)
・エジプト、知の旅(2010年9月、カイロでの研究会参加と街並み&ピラミッド)
・台湾&サンディエゴ訪問記(2009年3月、台湾と米国への出張の様子)
▼シリーズ実況 Old..
過去のシリーズ実況です。リンクをクリックすると各実況の目次ページが開きます。
・乗船レポート:再び三陸沖へ(2009年11月、三陸はるか沖での海底探査実験)
・乗船レポート三陸はるか沖(2008年8月、三陸はるか沖での海底探査実験)
・乗船レポート東海(2008年4月、東海沖の海底観測所周辺での諸実験航海)
・乗船レポートPHS(2007年11月、フィリピン海での海底装置の設置・回収航海)
・ロシアより愛をこめて(2007年9月、モスクワの研究所訪問レポート)
・太平洋の底で(2007年6月、北西太平洋での無人探査機での調査)
・続 東海に挑む(2007年3月、海底ケーブル先端への分岐装置の接続工事)
・東海に挑む(2007年東海沖航海レポート)
・マリアナ釣り紀行?(2006年マリアナ海域での海底装置回収航海乗船記)
・展示模型を作ってみる(展示用模型作成日誌)
・緊急調査(2006年伊豆東方沖地震時の緊急調査の様子)
・ちょっとアメリカへ(スクリプス海洋研究所訪問記)
・乗船レポート(2006年東海沖調査乗船記)
・調査航海実況(2005年フィリピン海調査乗船記)
▼連載
研究方法や研究内容の解説記事です。
・資源エネルギーを考える(石油はなぜなくならないのか?自然エネルギーの可能性)
・電磁気で地震予知(電気や磁気で地震予知ができるのか?その原理は?)
そもそも地震予知の正しい方策とはなにか?を解説)
・地球温暖化を学ぼう(地球温暖化は本当か?その原因は?を分かりやすく解説)
・科学コミュニケーション(科学と社会の関わり方をコラム風に考えてみる)
▼連載 Old..
過去の連載です。リンクをクリックすると各連載への目次ページが開きます。
・頑張れ地学オリンピック(2008年大会の応援ページ)
・論文ができるまで(英語論文の執筆の心得や実際の様子を紹介)
・日本沈没(映画「日本沈没」の科学的感想)
・査読とは?(査読の行われ方、良い査読者になるためには?などを解説しています)
▼科学ニュース New!
地球や宇宙の科学関連ニュースの紹介や書評などです。
▼科学ニュース Old..
過去の科学ニュースです。
▼Q&A
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・ブログ著作権メモ
ブログを書くときに注意したい「著作権」などに関するメモ。連載です。
それでもお探しの記事が見当たらないときは、サイドバーの「記事検索」をお使い下さい。
乗船レポート再び三陸沖へ:目次 [ 連載・カテゴリーの紹介]
2008年と同じく日本海溝よりも向こう側の太平洋プレートで、海底に電流を流して
地下を調査する新実験を行い、成功しました。(2009年10月30日~11月12日)
乗船レポート三陸はるか沖:目次 [ 連載・カテゴリーの紹介]
日本海溝よりも向こう側の太平洋プレートで、地中の温度を測ったり、海底に電流を
流す実験を行いました。(2008年8月18日~2008年9月10日)
論文ができるまで:目次 [ 連載・カテゴリーの紹介]
ところどころで執筆のコツや心構えも書いてみました。
でも原稿執筆中は結構グダグダになっています。
論文作成の苦労と大切さが伝われば幸いです。
(2007年8月6日~2008年6月29日)
はじめまして [▼このブログについて(Q&A)]
こんにちは!
私は海洋調査船にのって海底の調査観測を行い、時には大学で教壇にも立つ
イチ研究者です。海での調査や研究活動の様子を一般の方々にもわかりやすく
紹介するために、2005年秋にこのブログを開設しました。
私自身の研究内容の詳細は本業のホームページで紹介するとして(プロフィールに
書いておきます)、ここでは研究結果が出るまでの過程(苦悩や喜び、悲しみ)を
綴りたいと思います。また研究に伴ういろんな思いやアイデアなども書いてみます。
海の調査や研究の"現場の雰囲気"が伝わればとおもいます。
調査船からの実況も時々いたします。また科学ニュースや連載記事ものせていきたい
と考えています。2~3日に1回のペースで更新を続けたいとおもっております。
ご愛読いただければ幸いです。コメントやトラックバックなど、お気軽にお寄せ下さい。
<記事について>
・当ブログの記事はカテゴリー毎に分類されています。詳細はこちらをご覧下さい。
・調査船や外出先からブログを更新している場合、パソコンで読みやすいように、
公開後に記事内容を若干修正することがあります。予めご了承下さい。
・サイドバーなどで紹介している地球や海などに関する本・DVDは、「Amazon」から
ブログのデザインを華やかにするために、私個人がランダムに選らんできたものです。
私が読んだ本ではありません。表紙のデザイン重視で選んでいます(笑)。
・当ブログへのリンクは自由です。ご連絡の必要もありません。
<コメント、トラックバックについて>
・コメント・トラックバックは自由です。ただ当ブログの内容とあまりにも関連がないものや
長すぎるコメント、度の過ぎた繰り返しのコメント・連続投稿コメント等に関しましては
当方にて削除させて頂きます。ご了承下さい。
※2007/08/17:スパムトラックバックが多いので、貴記事中に当記事へのリンクが
ない場合はトラックバックを受け付けない設定にしました。
・古い過去記事へのコメント、トラックバックも大歓迎です。
・調査船や外出先からブログを更新している場合、トラックバックやコメントへの返答は
できません。後日お返事いたしますので、しばらくお待ち下さい。
・コメント・トラックバックの記入ができない場合は、「Q&A」にその旨をお書き下さい。
コメントなどの誤送信についても「Q&A」からお知らせ下さい。
・当ブログにはコメント記入者のブログアドレス記入欄がありません。本文にアドレスを
記入いただければ後ほど伺いますので、よろしければぜひ!
※2006/7/7:アドレス記入できるようになりました!
<その他>
・当ブログの掲載内容は私個人のもので、当方の所属組織とは関係ありません。
・デジカメで撮影したものは解像度を落として掲載しております。
もしオリジナル画像のご利用希望がございましたらコメント欄にその旨お書き下さい。
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