2つの"盗作"ニュースを見て [ ブログ著作権メモ]
前の記事への雑感。ながくなったので別記事にしました。
余談その1:
松本零士氏の詩はいいですね。
「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」(銀河鉄道999より)
"夢はいつかかなう。だからあきらめるな"という、当たり前で陳腐な言葉でなく、
なんとも銀河鉄道に似合う詩になっています。
一方、槇原氏の詩は「夢」と「時間」が対等になっています。
(夢→わたし、時間→あなた、と置き換えるとよく分かる)
対等かなあ… じゃあないよなぁ…
「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」(約束の場所より)
2つの"盗作"ニュースの違い [ ブログ著作権メモ]
ブログを書くにあたっては、常々「著作権」が気になってます。
そんな中、2つの"盗作"疑惑のニュースが報じられています。
よく似た2つのニュース、しかしその中身には違いがあります。
●槇原敬之に「999」盗作騒動 (スポーツニッポン:10/19)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061019-00000018-spn-ent
約束の場所(槇原氏作詞作曲)
「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」
銀河鉄道999第21巻(松本零士氏作)
「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」
なるほどよく似ています。重要なことは「999」の作者である松本氏が槇原氏側に抗議し
ていること。著作権法では、真似された著作権者自身が訴えて初めて犯罪かどうかが問わ
れます。(親告罪といいます)。
一方で、槇原氏側は「999を読んだこともない」そうです。この類似性が故意か偶然かは
わかりませんが、裁判になる可能性大です(きっと和解すると思いますが)。