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わかりやすく解説:大阪大学の出題ミス [▼科学ニュース New!]

すでに話題となっていますが、約1年前の大阪大学の入試問題で出題ミスが
ありました。ええ、去年の入試の話です。もうじき受験シーズンだというのに…
●<大阪大>30人を追加合格 昨年の入試で出題と採点ミス
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180106-00000044-mai-life
●入試のミス指摘、外部から計3回 大阪大、遅れた公表
 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180107-00000003-asahi-soci

「ふーん、、、」とおもって放っておいたのですが、ニュースでちらりと
みたら「2d=(n-1/2)λ」とある。おお、物理好きとしては解かねば。
で、阪大のサイトを見て、問題を解いてみました。
●平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の
 理科(物理)における出題及び採点の誤りについて
 http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2018/01/06_01

・・・おい、これっていままでの「正解」は「誤答」ではないのか?
すでにいくつか解説サイトがありますが、私なりに簡単に図解してみます。

元となる問題はこんなのでした。
onsa0.jpg
 (上記、阪大資料より)
音叉で音を出します。音叉から直接届く音と、壁で跳ね返った(反射した)音が
マイクでは重なり合って、強めあう場合があります。その時の壁と音叉の距離を
求めましょう、っていう問題。一見難しそうに見えますが、基礎的な問題です。

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で、答えはこんな感じです(図の横軸は距離y、縦軸は空気の動きです)。
onsa_1.jpg

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