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速報:東海地方で地震 [▼科学ニュース New!]

今朝、東海沖でM6.5の地震が起きましたが、
おそらくこれはいわゆる東海地震ではありません。

●東海、伊豆地方で震度6弱の地震、津波注意報発表
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090811-00000502-san-soci
●「今まで経験したことのない揺れ」現地の声 静岡地震
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090811-00000503-san-soci

震源の場所、深さ、メカニズムについては防災科学技術研究所のサイトで
すでに公開されています。
→ http://www.hinet.bosai.go.jp/backnumber/?ym=200908
  (2009/08/11 05:07:06 駿河湾南部)

これをみると、1) メカニズムから考えると横ずれ成分が大きい、2)震源の深さが22kmと深い
ことが挙げられます。1については、プレート境界で発生する地震ではなさそうです。
2について、下記のサイトを見ると震源の位置では、フィリピン海プレート(沈み込む側)と
ユーラシアプレート(日本列島側)のプレート境界の深さは10km程度かと思われます。
現在、気象庁が検討をしているようですが、私見では今回の地震はプレート境界で起きた
ものではなく、沈み込む海洋プレート(フィリピン海プレート)の内側で発生した地震であろう
と思います。つまりプレート境界地震である「東海地震」ではありません。

ただ東海地震の将来の発生時期については、注意しないといけないでしょう。
現在東海地方には、実に多数のセンサー群が地中に埋め込まれています。
※気象庁ホームページにオフィシャルなものが載っています。
 http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/hantekai/q3/q3.html
 「高密度の観測網」を参照

これらのデータ解析を関係者は全力で進めていることでしょう。
ちなみに私が手塩にかけて海底に設置したセンサーは、ちょい問題があって停止中。
  orz.....

まあ野外観測ってそんなものだよ。泣

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