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温暖化連載へのご質問 [ 地球温暖化を学ぼう]

温暖化の記事はさまざまな方からの反響が大きく、大変うれしいです。
(と同時に、専門家ではないのでお返事にいつも苦しみます 泣)
今回は当ブログのQ&Aフォームから頂いたご質問についてお答えすることにしましょう。
(本名書くのかな?さん、yaoさん、大変長らくお待たせいたしました)

Q1)1991年ピナツボ噴火の際のCO2減少問題をどのように説明するのでしょうか?
まずはじめに、1991年のピナツボ火山の噴火の際にCO2は減少していません。
CO2の増加傾向が1991~1993年頃まで弱っており、これが1991年のピナツボ噴火に
よるものではないか?と考えられているのです。その原因は、噴火による気温の低下
のようです。気温が低下すると、陸上生物や海から放出されるCO2の量が減るようです。
(吸収量が増えるといったほうがよいかも?)

しかしピナツボ噴火により大気中にばらまかれた「エアロゾル」(微粒子)が太陽光
を遮ったために地表温度が低下したのですから、噴火から時間が経ってエアロゾル
が少なくなってくれば気温は元に戻り、CO2増加傾向も元に戻ります。逆にいえば
CO2の増加傾向はピナツボ噴火の影響と関係なく続いているということでしょう。
(詳しくはこちらをご覧ください → http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-07-13

3660169591_bba05c91e6.jpg
Amazing Sarychev Volcano - as seen from space
by Goddard Video and Multimedia (protected by CC License)
こちらは6/12に噴火した、北海道・千島列島の北方のサリチェフ火山。
宇宙から見ると火山の噴煙ってこんな感じに見えるらしい。

Q2)地球上いたるところに残る海進・海退の跡からは、少なくとも現在よりも気温の
上下0.000何℃という世界ではなく少なくとも±4度以上の変化があったようですが。

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