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地震の始まりの始まり(3):台風一過 [▼シリーズ実況【地震のはじまり調査】]



乗船レポート、3回目です。
台風8号、無事に去って行きましたね。
台風の時は陸地は大雨・暴風に襲われますが、海も同じ。
とくに台風の進む速度が遅い場合は、海は強い風にあおられ続けて
波の高さはどんどん上昇します。
調査船はこの間、陸地の湾内などへ逃げ込みます。
今回は青森沖 陸奥湾まで移動し、波風がおさまるのを待ちました。

台風が去った後もやっかいです。台風が暴れた後には
大きな「うねり」が何日間も残ることがあるのです。
「うねり」とは、簡単にいえばユラユラした海の波です。
(船酔いの原因の一つです)
バシャーン、バシャーン、というような激しい波ではないですが
うねりも大きくなると(波の山と谷の高低差が3mを超え始めると)
洋上での調査活動は難しくなります。

ただ幸いなことに、今回の台風は(九州・沖縄地方を通り過ぎた後は)
速度を増して走り抜けてくれたので、台風がなくなった後に大きな
うねりが残ることはありませんでした。

ということで無事に調査ができています。
ご心配をお掛けしました。

写真はつい先程のもの。
早朝から海底観測装置を海に下ろすところです。
実のところ、昨日の夕方から作業が続いていたりしますが、
まだまだこれからです。

あ、でも3時間位は寝ましたよ。 (^^)


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