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深海にまだまだ潜る(3) [ 海底鉱山]

乗船レポート続きですが、なんと、もう調査作業は終了です(あっさり)。
今回は、深海には2回潜るだけだったのだよ。
ありがとう、そしてお疲れ様、ハイパードルフィンくん。
そしてさようなら、あたたかい沖縄の海!
作業中は半袖だったよ。

そして調査船は一路、母港の横須賀へ向かいます。
PB020192.JPG
天気がいいので、気持ちいいです。
、、、っと、よく見ると船が見えます。

PB020194.JPG
最大ズームで見てみた。

どうも普通の貨物船では無さそう。
調査船かなぁ? どの国だろう?
気になったので船員さんに聞いてみたところ、やっぱり調査船とのこと。
「どの国のでしょうか?」と気軽に聞いてみたら、すぐにはわからないとのこと。
そうなのかー。
最近の船舶には、周辺の船の行く方向や、船の登録番号がレーダーに表示
されているので、てっきり国も表示されていると思ってました。

すると船員さん、しばらくして奥から分厚い本をとりだして、どこの国の船か
調べてくださいました。お忙しいにもかかわらず、ありがとうございます。
どうやら韓国の調査船のようです。船名は「ARAON」号だとか。

また船の格好や色から「たぶん、南極に調査に行く船ではないでしょうか?」
とのこと。あ、そういえば赤いし、船の後ろにはヘリポートっぽい、平たい部分が
見える気がしますね。陸に帰ったら調べてみよっと。
そういえば日本の南極観測船「しらせ」も、ぼちぼちと南の海に向かう準備を
しているはずですね。例年11月中旬に、晴海埠頭を出港していたと思います。

広い海ですが、こうして調査船どうしがすれ違うこともあるのです。
向こうも「あの船はどこの国の調査船かな?」って調べてたかもねー

つづく。

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おまけ
一昨日の晩御飯。
PB010184.JPG
奥のお皿は「マグロの目玉」です。初めて食べたけど、美味しかった。
それにしても一人に目玉一つずつ(笑) すごい!
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深海にまだまだ潜る(2) [ 海底鉱山]

乗船レポート、再開です。
あらためて考えるとこのブログでのシリーズ実況「海底鉱山」は、
・昨年12月の調査航海(伊豆小笠原)
・今年5月の調査航海(沖縄沖)
・そんで今、10月末の調査航海(沖縄沖)
ぜんぶあわせて30回近く、記事更新してますね。本当は別々の航海なのに
まあなんとずぼらな乗船レポートだこと(笑)  どれもこれも「海底鉱山」の
調査には変わりないですから、、、ま、いいか。

さて本航海、2回目の調査潜航は、海底観察と岩石採取。
PA300103.JPG
吊り上げられて、出発するROV(無人探査機)ハイパードルフィンくん。
あいかわらず太い両腕が頼もしいです。

PB010178.JPG
こちらは岩石を採っている様子(を撮っている)。
複数のモニターで、水中ロボットからいろんな情報を得ます。
なんか、宇宙船みたいですね ←このセリフ、前にも書いたかもしれませんが。
いや、たしかに宇宙のように遠くのものを調査している感じがします。
本当は1000mくらい、足元(海の底)での調査なのですが、まあ十分遠いから
しかたないか。

いままで、さんざん無人探査機で海底探査をしてきましたが、そんな「遠さ」を感じなかった
気がします。今年5月に「しんかい6500」に乗って、自分自身が実際に海底に行ったから
従来とは違って感じるのだろうか?

PB010171.JPG
豪腕で、石を採ってます。岩肌から無理やりもぎ取ってます。
中にはキラキラ光る石もありましたよ!
いい石とれた!とおもいます。帰ってからの分析が楽しみ。

そんなこんなで、今回も頑張ったハイパードルフィンくんなのでした。
(NHK朝ドラ、梅ちゃん先生のナレーション的)

いやちがう。
頑張ったのは、ハイパードルフィンの運航チームと、船員さんたちだ。
つづく。
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