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これ、知ってる? [▼研究実況 Now!]

ちょっと前に、新幹線の京都駅で見た看板。
DSC_0336.JPG
逆光だったので見づらいですが、島津製作所の広告です。
これをみて「おおー!」と思う人には説明は要りませんね。

バック・トゥ・ザ・フューチャー [DVD]

バック・トゥ・ザ・フューチャー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD


でも大学で教えていると、いまの若い世代ってこれ知ってるのかなぁ?と不安になることが
あります。例えば授業で「これって、あれよ、○○みたいなものよ」と喩えても伝わってるのか?
この映画も結構古いから(1985年だそうな)、いまの20歳は「え、なに?この変な車?」かも。
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そういえば先日もネットでこんな話題が流れてたなぁ。

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橋下氏を信用できない理由 [▼科学ニュース New!]

このブログでは政治的な話はあまりしないようにしています。
だって、つまらないからね。しかし衆議院解散、来月の選挙が確定する今日、
この方の言動だけは、まとめておきたいと思います。
  • manta33blogmanta33blog橋下市長「共同管理」釈明、竹島問題批判受け軌道修正(スポーツ報知) http://t.co/MrNhFa4D09/30
  • manta33blogmanta33blogゴタゴタ続く維新、国会議員暴走に大阪側怒り爆発 “上から目線”に不満たらたら - 政治・社会 http://t.co/qunGDBQo @zakdeskさんから10/05
  • manta33blogmanta33blog「みんなの党と一つの塊に」 維新の橋下代表、対決姿勢を修正(産経新聞) http://t.co/eMypyxR910/06
  • manta33blogmanta33blog不協和音の根源はあなた自身。ごまかすなよ→橋下氏“お家騒動”報道批判「メディアは地球4周半くらい遅れている」(スポーツ報知) http://t.co/fnMQCn3A10/07
  • manta33blogmanta33blog“橋下維新”はなぜ世論の支持率を急落させたのか - Business Media 誠 http://t.co/xZeO8eM610/16
  • manta33blogmanta33blog”強いリーダー、カリスマのようなリーダーを待望するのは敗北主義” 支持率低迷も納得、日本維新の会の「分からなさ」 http://t.co/GbuMjmxX10/23
  • manta33blogmanta33blog既存原発を全廃するのに、原発は輸出するって?→ 第三極 石原氏が大連合を呼びかけ http://t.co/ExGiycpi10/27

政治家は、いろんな発言に責任をもってほしいです。それを「一連の騒動をすべて報道の
せいにする」ような姿勢はいかがかと思います。中でも呆れたのは”原発の輸出”。
「2030年代までに原発は全廃にするが、原発開発は継続し、輸出も可能」だそうな。

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なぜ科学の誤報は生まれるか?(2) [ 科学コミュニケーション]

連載「科学コミュニケーション」、科学記事の誤報の続きです。
そういえば以前、新聞のある科学記事をみて、唖然としたことを思い出しました。
探してみたところ、下記記事でした。引用します(気になったところを赤色で示します)。

4118056340_e000cc8fba_m.jpg
2009 Leonid Meteor by Navicore (protected by CC License)

恐竜絶滅の原因? いん石衝突を爆発で再現
6月にメキシコで温暖化検証

(1996.05.18 毎日新聞大阪朝刊29頁社会)

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季節はずれのハロウィン? [ 京都で暮らす]

つい先日、通勤中の路上にて。
DSC_0244.JPG
「あ、ハロウィン?」って思っちゃった。
たぶん、トラックのボディーが緑色だから、そうみえるんでしょうね。

街ではもう、ハロウィンの飾りなんてもうとっくに取り外されていて、
紅葉がそれに取って代わっています。

DSC_0247.JPG
こちらは大学構内の紅葉。
右側の赤レンガの建物は、工学部土木工学教室本館です。
もうちょっとしたら築100年!

DSC_0249.JPG
こちらも大学のイチョウ。ビルの4階から撮りました。
大きいですね。

今年は紅葉は綺麗なようですね。
京都は秋の色が深くなっています。
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なぜ科学の誤報は生まれるか?(1) [ 科学コミュニケーション]

私自身、出版社関係の方にお世話になってます。またかつて、報道発表した
際に、科学関連の記者さんが如何に真面目で一生懸命か、よく分かりました。
(失礼ながら、勉強熱心な方が多く、タジタジでした。)

しかし、広く「マスコミ」として捉えると、科学記事の誤報が絶えません。
いや、むしろ増えている気さえします。1ヶ月前の下記の誤報はみなさんも
よくご存知でしょう(以下は、私自身のツィッターより)

科学を専門とするものであれば容易に見分けられるであろうことが、なぜ新聞の
一面にスクープとして掲載されたのでしょう? 連載「科学コミュニケーション」で、
何回かにわたって考えてみましょう。

本件、読売新聞が大きく取り扱いましたが、マスコミの科学ニュースの入手方法とは、

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いずれこうなると思ってた→田中文科相 [▼科学ニュース New!]

下船するなり、こんなニュース。
●田中眞紀子大臣、3校の大学新設認めず…質低下や定員不足を懸念
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121102-00000059-rbb-sci


某大学キャンパスのシンボル「時計台」

「昨今の大学の多さを考えると当然」とか、「そもそも文科省が悪い」という意見も
あるようだが(例えば下記)、、、
●田中大臣より情けない文部官僚
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20121107-00022335/

田中大臣の行動には、2つほど明確な問題がある。
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深海にまだまだ潜る(5) [ 海底鉱山]

乗船レポート、最終回です。
いろいろありましたが、今回も無事に海底調査を終了。
調査船の母港である、横須賀まで戻って来ました。

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着岸の前日にはもちろん、恒例の「打ち上げ」を行います。
今回はお寿司でした!! お疲れ様です!!

明日の日本の資源調査の未来の為、今回もがんばりました。
これも船の皆様のおかげです。ありがとうございます。お世話になりました!!

これが今回乗船させていただいた、調査船「なつしま」。

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深海にまだまだ潜る(4) [ 海底鉱山]

乗船レポート、つづきです。
といっても今回はわずか数日です。写真は沖縄から横須賀への帰り道にみえた
島々です。

PB020214.JPG
屋久島。ちょうど晴れていました。船で何度か近くを通りましたが、
こんなに綺麗に、屋久島全体を見ることが出来たのは初めてかも。

PB020006.JPG
こちらはたぶん、薩摩硫黄島。頂上から煙が出ていますね。
たぶん、火山活動に伴う噴煙だと思います。

調査も無事に終えたし、優雅な船旅に一見見えますね?
しかし、その実態は…

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深海にまだまだ潜る(3) [ 海底鉱山]

乗船レポート続きですが、なんと、もう調査作業は終了です(あっさり)。
今回は、深海には2回潜るだけだったのだよ。
ありがとう、そしてお疲れ様、ハイパードルフィンくん。
そしてさようなら、あたたかい沖縄の海!
作業中は半袖だったよ。

そして調査船は一路、母港の横須賀へ向かいます。
PB020192.JPG
天気がいいので、気持ちいいです。
、、、っと、よく見ると船が見えます。

PB020194.JPG
最大ズームで見てみた。

どうも普通の貨物船では無さそう。
調査船かなぁ? どの国だろう?
気になったので船員さんに聞いてみたところ、やっぱり調査船とのこと。
「どの国のでしょうか?」と気軽に聞いてみたら、すぐにはわからないとのこと。
そうなのかー。
最近の船舶には、周辺の船の行く方向や、船の登録番号がレーダーに表示
されているので、てっきり国も表示されていると思ってました。

すると船員さん、しばらくして奥から分厚い本をとりだして、どこの国の船か
調べてくださいました。お忙しいにもかかわらず、ありがとうございます。
どうやら韓国の調査船のようです。船名は「ARAON」号だとか。

また船の格好や色から「たぶん、南極に調査に行く船ではないでしょうか?」
とのこと。あ、そういえば赤いし、船の後ろにはヘリポートっぽい、平たい部分が
見える気がしますね。陸に帰ったら調べてみよっと。
そういえば日本の南極観測船「しらせ」も、ぼちぼちと南の海に向かう準備を
しているはずですね。例年11月中旬に、晴海埠頭を出港していたと思います。

広い海ですが、こうして調査船どうしがすれ違うこともあるのです。
向こうも「あの船はどこの国の調査船かな?」って調べてたかもねー

つづく。

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おまけ
一昨日の晩御飯。
PB010184.JPG
奥のお皿は「マグロの目玉」です。初めて食べたけど、美味しかった。
それにしても一人に目玉一つずつ(笑) すごい!
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深海にまだまだ潜る(2) [ 海底鉱山]

乗船レポート、再開です。
あらためて考えるとこのブログでのシリーズ実況「海底鉱山」は、
・昨年12月の調査航海(伊豆小笠原)
・今年5月の調査航海(沖縄沖)
・そんで今、10月末の調査航海(沖縄沖)
ぜんぶあわせて30回近く、記事更新してますね。本当は別々の航海なのに
まあなんとずぼらな乗船レポートだこと(笑)  どれもこれも「海底鉱山」の
調査には変わりないですから、、、ま、いいか。

さて本航海、2回目の調査潜航は、海底観察と岩石採取。
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吊り上げられて、出発するROV(無人探査機)ハイパードルフィンくん。
あいかわらず太い両腕が頼もしいです。

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こちらは岩石を採っている様子(を撮っている)。
複数のモニターで、水中ロボットからいろんな情報を得ます。
なんか、宇宙船みたいですね ←このセリフ、前にも書いたかもしれませんが。
いや、たしかに宇宙のように遠くのものを調査している感じがします。
本当は1000mくらい、足元(海の底)での調査なのですが、まあ十分遠いから
しかたないか。

いままで、さんざん無人探査機で海底探査をしてきましたが、そんな「遠さ」を感じなかった
気がします。今年5月に「しんかい6500」に乗って、自分自身が実際に海底に行ったから
従来とは違って感じるのだろうか?

PB010171.JPG
豪腕で、石を採ってます。岩肌から無理やりもぎ取ってます。
中にはキラキラ光る石もありましたよ!
いい石とれた!とおもいます。帰ってからの分析が楽しみ。

そんなこんなで、今回も頑張ったハイパードルフィンくんなのでした。
(NHK朝ドラ、梅ちゃん先生のナレーション的)

いやちがう。
頑張ったのは、ハイパードルフィンの運航チームと、船員さんたちだ。
つづく。
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深海へまだまだ潜る(1) [ 海底鉱山]



えー、昨日はわざとらしくブログを更新いたしましたが、
部屋はまだまだ揺れています。だって船に乗ってるからね!

現在、調査船「なつしま」で海底調査に来ています。
場所は、またまた沖縄沖。海底熱水噴出地域の調査です。

今回は「しんかい6500」で自分で潜るのではなく、ロボットに潜ってもらいます。

”なんでも夢を叶えてくれるよ、そうこの「ハイパードルフィン」ならね”
(iPhoneのCM口調でよろしく)
というわけで、このブログにも何度も出てきているROV(水中ロボット)
ハイパードルフィンくんに今回もお世話になります。

久し振りだねー、ハイパーくん。6年ぶりくらいじゃない?
ちょっと見ないうちに、背が伸びたねぇ
まるで久々にイトコに合うようなことを行っていますが、
改造されてちょっと背が高くなったのは本当です。

ってことで、今日もゆくゆく、ハイパードルフィン。
頼んだよ!!

ってことで、乗船レポート、再開。
(前の航海の乗船レポートが終わっていなかったので、強引に続けることにした)


深海へ潜る(14) [ 海底鉱山]




先日、名古屋で深海の話をしましたが、そういえば5月の時の乗船レポートが
終わってなかったことに気づきました。
というか、気づいていたのですが、いろいろ忙しく、、、ゴニョゴニョ。

最終回は「働く人々」と題してみました。
1枚目は働く学生たち。私のところの研究室の学生たちです。
彼らの主な仕事は、ログ取り。しんかい6500が潜っている時に、何を観察したか、
どのような実験を行ったかを逐一、野帳に記録していきます。
海底にいるしんかい6500のカメラ映像は、船の上にも転送されているのです。
(電波ではなく、超音波を使って、映像を水中伝送します)
ちなみにログ取りは「総合司令室」といって、船の一番最上階で行います。
なので酔います。不慣れな学生にはきつい作業です。
しんかい6500をみるのも初めての彼ら、一生懸命ログを取りました。

しんかい6500から母船の「よこすか」へは映像がやってくるだけではありません。
「水中電話」を使って、互いの状況連絡も行います。写真の2枚目は、総合司令室
と海底の潜水船の間の通信を受け持つ、しんかい6500チームの方。
特に重要なのは、しんかい6500の位置の連絡。実はしんかい6500は、海底では自
分の位置がわかりません。母船が海の上から(やはり超音波を使って)しんかい
6500の位置を決めているのです。写真の方は、その位置を定期的に電話でお知ら
せしています。最新機器の居場所を電話で知らせるって、いかにも海底探査だな
とおもいます。ちなみに女性です。船の上は男の世界、と思われがちですが、こ
のように女性の船員さんや研究員さん、観測を支援してくださる女性の支援員の
方々など、多くの女性が働いておられます。

写真3枚目はしんかい6500の揚収作業。多くの人がしんかい6500に手を添えてい
ます。しんかい6500はこのあと、ゆっくりと船の上の着座位置(台座)へ降ろさ
れますが、そのときにブラブラ揺れないように、振れ止めといわれるワイヤーを
取り付けているのです。最新科学機器といっても、このように手作業・マニュア
ル作業で支えられています(なんでもかんでもオートマチックではないのだ)

しんかい6500だけでなく、海の研究は常に多くの人の手で支えられているのです。
感謝、感謝。せめてもの恩返しとして、よい科学成果を世の中に還元したいと考
えています。

あと何枚か、紹介しようと思うのですが、、、なんか気分がすぐれません。
部屋も揺れている気がします。も、もしや、この揺れは??
…とわざとらしく、続く。

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