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「この国は終わらせている」のは誰か? [ 資源エネルギーを考える]

先日、ある会合に出ていて感じたこと。それは、長年に渡ってエネルギー資源を
研究している研究者(企業)の講演会での出来事だった。私も資源分野の研究者
(の端くれの端くれ)を名乗ってはいるが、企業で何が行われていて、何が本当に
問題なのかは、正直言って疎いのでとっても勉強になった。
ところで、質疑応答の時間になり、ご高齢の方(おそらく元研究者)から原子力に
関する質問が出た。質問に続ける形で、その高齢者は次のように自分の思いを
補足した(以下は私のツィッターより、一部改変)。後半は私の感想である。

原子力政策うんぬんはとりあえず棚上げしておいて、
「もうそんなにエネルギーを作らないでもいい、むしろのんびり幸せを求めよう」
という声を、特に60歳をまわった方々からよく聞く気がする。

成熟ニッポン、もう経済成長はいらない それでも豊かになれる新しい生き方 (朝日新書)

成熟ニッポン、もう経済成長はいらない それでも豊かになれる新しい生き方 (朝日新書)

  • 作者: 橘木俊詔
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/10/13
  • メディア: 新書


しかし現実は非情だ。下のグラフを見てほしい。
キャプチャ.JPG
 GDP(国内総生産)の変化と電力需要変化の関係。
 1990年~2010年のOECD諸国の実績(5年平均)。
 詳細は下記を参照。

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