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「まん延防止等重点措置」は正しい [▼連載【新型コロナウイルスと社会】]

大阪・兵庫では再び(四度?)、新型コロナウイルスが猛威をふるい始めている。
昨日から「まん延防止等重点措置」に従って、飲食店の営業時間短縮などが
また始まっているが、はたして効果はあるのだろうか?

●大阪・兵庫に「まん延防止」適用 大阪市で飲食店「見回り隊」
 https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210405/2000043509.html

ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論 2

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  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
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ところが効果はあるようである。以下、データに基づきながら見ていこう。----
皮肉なことに、感染拡大で悩んでいる大阪が、実にわかりやすい例となる。
まず、大阪は東京に先んじて、1月からの緊急時短宣言が解除されていた。
●【新型コロナ】大阪など6府県で「緊急事態宣言」解除。飲食店への時短要請は継続
 https://www.inshokuten.com/foodist/article/6034/
こちらの記事にあるように、3月1日~21日は、大阪市内の店舗のみ、営業時間を
午後9時までとしていた。それ以外は制限解除である。
   ↓
ところがその後に感染者数が増えたため、3月25日夕方次点で、時短要請を府内に
再拡大すると表明した。
●大阪府 時短要請を延長 来月1日からは府内全域拡大で調整
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210325/k10012935491000.html

なんだか、もう、時短要請をやったりやらなかったり、行政にはそれしか能がない
のか、アホの一つ覚えではないか?とも思うが、そこには根拠はあった。
例えば3月1日と、3月25日の、1日の感染者数の府内の割合を比べてみよう。

graph.jpg
 ※後述の大阪府のホームページより。

感染者は大阪府全体として激増している。市内でも増えているが、注目すべきは
市外と市内の感染者の割合である。市外の割合が相当増えていることがわかる。
クラスターについても見てみると、3/1~3/25の間に、飲食店で発生したと
思われるクラスターは以下のようである。
(※後述の大阪府のホームページより)
・吹田市の飲食店関連=9名
・寝屋川市の飲食店関連と、その濃厚接触者のうち感染した者=11名
いずれも大阪市外である。

これらは大阪府のホームページで公開されている情報なので、気になる人は
下記をみてほしい。
●新型コロナウイルス感染症患者の発生状況(令和2年11月2日以降)
 http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/happyo_kako.html 

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続く。
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