20年の時を超えてカンバイ [▼研究実況 Now!]
私がはじめて、大学の教員として働いたのは、いまから20年前になる。
正確には21年と4ヶ月程前だ。右も左もわからないまま、愛知県の大学に
赴任して、学生実験や講義をやって、4回生を指導して。
着任当時(たぶん、その大学はいまも)「1教員・1研究室」だったから、
すべてを私一人でこなさねばならなかった。ワンオペである。
着任後は名古屋市内に住んでました。ひつまぶしの国。
まさに孤軍奮闘。たとえば講義はまだOHPシートを使っていたので、
講義前日の夜に一人、教科書や資料をコピーして切り貼りしてたっけ。
一度だけ、パワーポイントを使おうと思って、プロジェクタを使ってみたけど
プロジェクターの輝度が低すぎて、夏の教室を暗幕で締め切って講義したら…
部屋の中が暑すぎて、私も学生も死にそうになったっけ。プロジェクタが
アホみたいに熱を吐いてるのに、教室にはエアコンがなかったからね。
研究室ゼミでは、学生に読ませるべき資料が図書館になくて、困ったっけ。
かろうじてたくさんあった「月刊地球」から記事を選ばせて読ませたが、
参考資料が手に入らないので、毎回良くわからない発表会に終止した。
とうとう我慢ならず、ハンディーコピー機を持参して、名古屋大学の図書館
に文献複写に行ったこともあったっけ。
・・・そんなことを思い出したのは、先週の土曜日に懐かしい人と
久々に飲みに行ったから。上の1枚目の写真は、その時のシメに出てきた
「ひつまぶし」。そして、こちらが記念写真。
加藤先生とともに。冒頭のひつまぶしがシメに出てくる
このお店、加藤さんが選んでくださいました。感謝!!
(眺座 名駅2丁目店)
加藤さんとは21年前に知り合った。愛知県の大学の同期入社だった。
大学だから、同期着任か。私はたったの3年足らずで別の研究機関へ
転出してしまったが、同大学で教鞭を取り続けておられる加藤さんとは
長年交流が続いていた。最後に一緒に飲んだのはいつだろう?
こうしてカンパイするのは、私が同大学から研究機関へ移る時に、
送別会を開いて頂いた時以来だろうか?ならば19年ぶりのカンパイである。
ずっと一所懸命の加藤さん、あちらへこちらへとフラフラと職場を変える私。
4時間ほど、いろいろなお話を伺えて、とても楽しい時間であった。
20年以上経って、互いの立ち位置も変わり、大学の教育・研究環境も
大きく様変わりしたが、一方で、そんなに時間が経っていない気もした。
そして何が良かったかって、飲みながら互いに愚痴を言い合うわけではなく、
大学や教育の将来について前向きで建設的な会話ができたことだった。
最後には、互いの専門をコラボして、「植物の遺伝や生態」と「地下探査」を
組み合わせた共同研究的な何かをやろう、という話題にまで至った。
そんなこんなで、お盆休みに旧交を温めてきました。
なんでこのタイミングかと言うと、同期入社の我々(歳は私のほうが少し上)、
たまたまこの4月の同じタイミングに、それぞれ教授になったのでした。
互いに互いの昇進をお祝い。おめでとう、加藤さん。
これからもよろしくお願いします。
正確には21年と4ヶ月程前だ。右も左もわからないまま、愛知県の大学に
赴任して、学生実験や講義をやって、4回生を指導して。
着任当時(たぶん、その大学はいまも)「1教員・1研究室」だったから、
すべてを私一人でこなさねばならなかった。ワンオペである。
着任後は名古屋市内に住んでました。ひつまぶしの国。
まさに孤軍奮闘。たとえば講義はまだOHPシートを使っていたので、
講義前日の夜に一人、教科書や資料をコピーして切り貼りしてたっけ。
一度だけ、パワーポイントを使おうと思って、プロジェクタを使ってみたけど
プロジェクターの輝度が低すぎて、夏の教室を暗幕で締め切って講義したら…
部屋の中が暑すぎて、私も学生も死にそうになったっけ。プロジェクタが
アホみたいに熱を吐いてるのに、教室にはエアコンがなかったからね。
研究室ゼミでは、学生に読ませるべき資料が図書館になくて、困ったっけ。
かろうじてたくさんあった「月刊地球」から記事を選ばせて読ませたが、
参考資料が手に入らないので、毎回良くわからない発表会に終止した。
とうとう我慢ならず、ハンディーコピー機を持参して、名古屋大学の図書館
に文献複写に行ったこともあったっけ。
・・・そんなことを思い出したのは、先週の土曜日に懐かしい人と
久々に飲みに行ったから。上の1枚目の写真は、その時のシメに出てきた
「ひつまぶし」。そして、こちらが記念写真。
加藤先生とともに。冒頭のひつまぶしがシメに出てくる
このお店、加藤さんが選んでくださいました。感謝!!
(眺座 名駅2丁目店)
加藤さんとは21年前に知り合った。愛知県の大学の同期入社だった。
大学だから、同期着任か。私はたったの3年足らずで別の研究機関へ
転出してしまったが、同大学で教鞭を取り続けておられる加藤さんとは
長年交流が続いていた。最後に一緒に飲んだのはいつだろう?
こうしてカンパイするのは、私が同大学から研究機関へ移る時に、
送別会を開いて頂いた時以来だろうか?ならば19年ぶりのカンパイである。
ずっと一所懸命の加藤さん、あちらへこちらへとフラフラと職場を変える私。
4時間ほど、いろいろなお話を伺えて、とても楽しい時間であった。
20年以上経って、互いの立ち位置も変わり、大学の教育・研究環境も
大きく様変わりしたが、一方で、そんなに時間が経っていない気もした。
そして何が良かったかって、飲みながら互いに愚痴を言い合うわけではなく、
大学や教育の将来について前向きで建設的な会話ができたことだった。
最後には、互いの専門をコラボして、「植物の遺伝や生態」と「地下探査」を
組み合わせた共同研究的な何かをやろう、という話題にまで至った。
そんなこんなで、お盆休みに旧交を温めてきました。
なんでこのタイミングかと言うと、同期入社の我々(歳は私のほうが少し上)、
たまたまこの4月の同じタイミングに、それぞれ教授になったのでした。
互いに互いの昇進をお祝い。おめでとう、加藤さん。
これからもよろしくお願いします。
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