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フランクフルト散策(2) [▼研究実況 Now!]

フランクフルト散策の続きです。
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フランクフルトにはこのような古い建物がありますが、大部分の建物は第二次世界大戦
以降に建てられたものだそうな。ここは激戦地であったようで、市街地の建物の多くは
破壊されたらしい。残された古い建物も老朽化が酷い。そこでフランクフルトは現在、
古い建物を改修したり、ビルを建て替えるにあたって大戦前のデザインを採用するなど
昔の街並みを復活させつつある最中の様子です。

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象徴的なのがこの1枚。奥には高層ビルがそびえていますが、手前の旧市街地には
レンガ造り(あるいはレンガ造り風)の建物が並んでいます。クレーンがたくさん見えますね。
古い建物の工事、あるいは新しいビルの建設のためのものです。
フランクフルトはとても元気な街で、それを感じさせる1枚です。
手前の川は「マイン川」といって、もうちょっといけば「ライン川」と合流します。

ちなみにフランクフルトっ子達は、このフランクフルトの摩天楼を「マインハッタン」と呼ぶそうです。
もちろん「マンハッタン」をもじった洒落です。

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マイン川を渡った対岸から、旧市街地を望む。
手前のカモが、よいモデルになってくれました(動くなよ!っていったら止まった)。
遠くにそびえるのは大聖堂です。

そのマイン川にかかる橋。欄干にたくさんくっついているのはなんでしょうか?
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これらは全部「錠前」です。なぜ??
私が橋を渡っている時にその答えが分かりました。結婚式をおこなったカップルがこの橋
へ錠前を取り付けに来るのです。付け終わった錠前の鍵を、二人でマイン川へ投げこんで
いました。きっと「永遠に外れない(離れない)」っという意味なのでしょう。なんとなく、赤色
やピンク色の錠前が多いのも、愛の証なのでしょうね。
(ちなみにカップルは、男性と男性でした、、、)
(錠前はロシアでも流行ってました。 http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2007-09-19

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さきほどの「バルトロメウス大聖堂」を仰ぎ見る。
13~15世紀に掛けて建造されたゴシック様式の教会だそうです。高さは約100m。
凄いね。

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ところ変わって、ショッピング街へ。ビーバーガッセ通りにある広場です。
古い建物と超高層ビル。フランクフルトを象徴する風景です。

その真中に立つ銅像は、、、
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ゲーテでした。フランクフルトの誇る偉人ですね。
高層ビルとともにパチリ。
「フランクフルトの夜明けは近いぜよ」
(立ち姿が、桂浜の龍馬像に似てる)

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そのすぐ近くの「ハウプトヴァッヘ」駅付近にある古そうなレストラン。背景に高層ビル。
これもフランクフルトを象徴する1枚です。「小さな家」というお話を思い出します。
ここもちょっとした広場になっています。公園や広場は本当にたくさんあります。

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その一角。彫像はあちこちにありますね。その向こうには教会(St.-Katharinen-Kirch)。

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教会の前でマイクを使ってなにかやっている人たちが。
イラクやシリアの件で集会を行っているようです(旗が見えます)。

こういう風景はあちこちでみました。例えば…
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ユーロのマークがでかでかと。このビルに「欧州中央銀行」が入っているそうです。
(いまはマイン川沿いの別の場所に移転済み?)
その近くのフェンスには実にさまざまな張り紙が。金融政策への反対なのでしょうか?
GAZAと書かれたものは分かりました。

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わずか数時間、散策したフランクフルトですがいろいろ感じました。
まず文化の幅が広い。経済的に豊かな街だからでしょうか? 中東やアフリカ・アジア
から来たと思われる人たちをたくさんみました(料理店やストアもちらほら)。
一方、物乞いも多かった(中東系の人たちが多かった印象)。
街はすごく綺麗かというと、建物とかはきれいだけど、道路にはちょいちょいゴミが落ちている。
街中にはそれなりにいかがわしい看板や広告も目にしました。
あとビールは水よりも確かに安い。でも日本よりちょっと安いくらい。むしろ水が高いのでは?

生真面目な気質も見え隠れ。
「エスカレーターでは歩く方のために左側をあけてね」の標識は、日本以外ではじめてみたかも。
(っていうか日本ではエスカレーターでは歩くな!になってるね。 For Your Safety)
別の場所で、階段が2つありましたが、どの人も右側の階段を登る。左側は降りる人用。
右川通行しろ!と書かれていなくても、Keep Rightなのであります。

生真面目と言って思い出した1枚。これでシメましょう。
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旧オペラ座前に移動観覧車がきてました。
いいですね~  これもヨーロッパっぽい(私の頭のなかで)。
そのすぐ横には高所作業車が準備されてました。
「なにかあってもお子さんを助けられますよ」というアピールか、法律できまっているのか。

ちなみに観覧車だけでなく、メリーゴーランド、滑り台(といってもローラーがついていて、
かなりの速度)、ロッククライミング、ロデオマシン、逆バンジートランポリンなどなどありました。
後半の遊具、それなりに危険じゃない!? 係の人がちゃんとついていたけど、大丈夫!?
などと心配する私は、いろんな意味ですっかり「日本人」なのでありました。

とまあ、そんな感じでフランクフルト散策を終わりました。
さて、こっからは国際学会に突入です。
その様子もちょいちょいご紹介します。

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あ、ひとつ忘れてました。
いろいろ書きましたが、フランクフルトはとてもいい街です。
また来るか?といわれれば、また来たい。魅力的な都会の一つだと思います。
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MANTA

Facebook経由で、知り合いからコメントを頂きました(以下)
”この間、ニュースで欄干が重さで崩れたと言っていましたね”

え、まじですか!? こちらのニュースかな?
●愛の重さはいかほど?ポンデザール橋の一部崩落!
 (ブログ「今日の活きネタ」さん)
 http://jijineta-new.blog.so-net.ne.jp/2014-06-09

欄干、、、落ちると思います。もうはずせないもんね。
日本でも湘南の方でしたか、海沿いのフェンスに錠前が
たくさんついてますね。
by MANTA (2014-08-26 13:26) 

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