いろんな「しんかい6500」

大学は春休み～　研究者は出張の時期～ということで、今日は古巣の
横須賀の研究所「海洋研究開発機構（JAMSTEC）に行ってきました。

最寄り駅（京急追浜駅）をでて、JAMSTEC行きのバス停まで歩いてたら
商店街の歩道のタイルに「しんかい6500」を発見！

味のある絵です。

地元に愛される潜水艇や研究所っていいですよね。
さて、そのころ、本物の「しんかい6500」はというと…


絶賛整備中。

まもなく整備が終わって組みあがるのでしょうか？　何名もの整備士が
忙しく動き回っておりました。寒い中、お疲れ様です。

で、整備が終わるとこんな格好に仕上がるはず。

こちらは同じく研究所内にある「しんかい6500」の実物大模型。
日本科学未来館にあるやつと、大体同じです。コクピットに入ることも可能。
未来館だと”コクピット行列”ができていますが、ここだと入りたい放題です。

ああ、私も一度「しんかい6500」に乗ってみたいなぁ。
自分の目で本物の深海底を見てみたいです…　いずれ近いうちに、必ず！

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今回は、しんかい6500がお目当てではなく、執筆中の論文の内容の相談と、
海底観測装置の整備のお手伝いに来てました。いままでに何度も組み立てを手伝い、
航海の度に泣かされたあの大型の海底装置です。ただ、この装置の整備に参加するのは
今回が最後かもしれません。最近の私のテーマと、この装置のデータはかけ離れて
しまっているので仕方ありません。ただ、、、いざ最後かも、と思うと寂しいですね。
あんな大きな、クセのある装置なのに、ね。

コメント 6

しんかい6500ですか。
私にとってはあこがれの対象ですね。しかし1度も見たことも触ったこともありません。
これがあれば、全世界の90％以上の海の底を見えるのですね。すばらしい。

一度搭乗し、潜ってみたいもんです。

そういえば、かいこう「ビークル」はどこ行ったんだろう。残念でなりません。
by yao (2009-03-05 21:41) 

＞あんな大きな、クセのある装置
そういう相手ゆえに、ご苦労された思い出も沢山あるのでしょうね。
by アヨアン・イゴカー (2009-03-06 00:01) 

連戦ご苦労様です。

　掛け持ちでしたので（おまけに風邪もひいていました）電気編だけ聞いて抜けてしまいました。すみませんm(_)m

　お忙しそうでなによりです。一回は飲みに行きたいのですけどねぇ～
by HMS (2009-03-07 08:15) 

＞これがあれば、全世界の90％以上の海の底を見えるのですね。
yaoさん、98%だそうですよ！すごいですね。

＞そういえば、かいこう「ビークル」はどこ行ったんだろう。残念でなりません
見つかっていません。詳細は「失敗知識データベース」に詳しいです。
http://shippai.jst.go.jp/fkd/Detail?fn=0&id=CA0000625

＞そういう相手ゆえに、ご苦労された思い出も沢山あるのでしょうね。
アヨアン・イゴカーさん、おっしゃる通りです。でもいつまでも関わっている
わけにもいかない事情もあります。もっと無邪気に研究できればよいので
しょうね。

HMSさん、公式ページで宣伝致しておりました成果報告会にご参加いただき
ましてありがとうございました！

by MANTA (2009-03-07 20:28) 

そうですか！98％ですか！！
それは素晴らしい。650０ｍで十分な気がします。
ただ、一測定者とすればプレートが沈み込む場所も観測したいんでしょうがね。でも目視では泥ばかりの気がしますが。（ｗ

参考資料ありがとうございます。
よもやま話に本音と技術者のホンネ見えますね。
by yao (2009-03-10 22:29) 

＞ただ、一測定者とすればプレートが沈み込む場所も観測したいんでしょう
yaoさん、でしょうねぇ…　まあ一応、「かいこう」で画像だけは見ることができ
ましたが、やっぱり行きたい人は多いでしょうねぇ。
でもそのために「しんかい10000」を作るかどうか…難しいところです。

失敗知識データベースは面白い（というと不謹慎か？Interestingという
意味ですよ！）と思います。このブログで紹介しようと思いつつ、早何年…

by MANTA (2009-03-12 08:25)