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見学、明治丸(2) [▼研究実況 Now!]

前回のつづきです。

明治丸の中に入ってみました。

廊下のランプがきれい。昔はもちろん電気じゃなくて火のランプだったのでしょう。

こちらは士官サロンのランプ。装飾が綺麗。


士官サロンの外観はこちら。航海士たちはここで食事したりミーティングを
してたんですね。


ガイドの方の説明によると、この穴は本来は大砲を置くところだそうな。
確かに同じ穴が、船体側面にずらりと並んでいます。ただ明治丸は灯台周りが
主任務だったので大砲を置くことはなく、もっぱら灯台への物資の上げ下ろし用
として利用されたそうです。

再び甲板にでましょう。

船首甲板にあった、アンカーの巻取装置。メカメカしくて、カチョエエ。


マストと煙突。練習船の煙突の色はどうもこの色らしい。
あるいは旧東京商船大のスクールカラーなのかな。


正面から見て。
この船は当時は国内最速だったらしいので、明治以降の様々な場面でかり出された
そうです。とくに国境でのもめ事に活躍したらしい(陣取りは早い者勝ちが基本の時代)。
どんなに時代が変わっても、日本が海に囲まれた国であることに変わりありません。
これからもそんな日本をささえる船員候補の学生達をこの船は見守っていてくれるのです。

…などと感傷めいてしまいましたが、ホントの目的は明治丸ではなくて(汗)
当日行われていた「さかなクン」の講演会だったりします。彼は東京海洋大学の客員准教授
なのだ。Wikiにも「タレントより文化人として分類される」と紹介されています。

講演はとてもおもしろかった。魚や貝は地球環境にダイレクトにかかわっているし、
私たちの胃袋にもかかわっている。マクロとミクロをつなぐ、魚のお話でした。
っていうか、身振り手振りで興奮しすぎ!声高すぎ!どんだけ~!
いつものハコフグの帽子もかぶってました。あと、絵 すごく上手。
でかい模造紙に次々にさかなの絵を描いていました。あれほしいなあ。
会場は大入りでした。さかなクンの追っかけらしき子供達もいましたよ。

まだちょっとだけつづく。

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おまけ:
まさに講演開始の直前、講堂のつり下げスクリーンが「ビ、ビビーッ!」っと
途中から自然にちぎれて落ちてしまいました!

客席からの「アーッ!」っていう声、完全に固まる大学職員の方。
こういうことってあるんですねぇ。。。
職員の方がすぐに代わりのスクリーンを用意されたので、
無事に講演を聴くことができました。東京海洋大の方々、お疲れ様でした~


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みきぱぱ

>さかなクンの追っかけらしき子供達

私よりもよく知っていました。(--;マチガエタワタシ
是非将来は海洋大(品川のほうね)に入学して欲しいですね。
水中ロボコンのときも昔の潜水艦をよく知っている子がいたそうで、
やってよかったと、うれしく思いました。

私が在学していた頃も、社会人向けのセミナーなんかありましたが、
こういう学祭以外に家族参加できるイベントが増えたことは喜ぶべきでしょう。
でも品川キャンパスのイベントは盛り上がりに欠けていたような気が・・・・。
少し残念。来年に期待です。

ところで、明日5日沈没船の発掘ドキュメンタリー(というか生中継らしいですが)が放送されるそうです。

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2007/07-209.html
by みきぱぱ (2007-08-04 15:13) 

MANTA

- 「まんじゅうヒトデ」でしたね! > みきぱぱさん
検索してみたけど、ぜんぜんヒットしないぞ。

品川は金魚すくいをしていたようですね。
さかなクンに負けたのだろうか…
品川と越中島のあいだを船で移動できるとよいのにね。

沈没船、やるそうですね。フジテレビかぁ、、、
「このあと海底で驚きの発見が!」(CMへ)みたいだとこまるなあ。
by MANTA (2007-08-05 08:56) 

みきぱぱ

年のせいか、名前すっかり忘れていました。そうですそれです。
>「まんじゅうヒトデ」
→「マンジュウヒトデ」(標準和名なのでカタカナでググるとヒットします)

>沈没船、やるそうですね。フジテレビかぁ、、、
>「このあと海底で驚きの発見が!」(CMへ)みたいだとこまるなあ。
面白い。座布団1枚です。
紹介したはいいが、CXだけに内容について不安があります。
突っ込みはCXへお願いします。(^^)
超能力で透視とか、六〇占術とかはさすがにやらないでしょうが。
遭難者の霊とスピ・・・・交信なんてのもパス。

テレビ静岡(CX系列)で以前から追っかけていたものなので、
ある程度見込みが出ていると思いますが。

>発掘物が出た場合、前線基地から放送本部までマリンジェットが運搬、放送本部で発掘物の鑑定も行なう予定。
こんなことしていいのか?
by みきぱぱ (2007-08-05 09:35) 

MANTA

- 鑑定! 紳助さんと石坂さんもいるんじゃないですかね?
「オープン・ザ・プライス!」
…すみません、ふざけすぎました。 とりあえず録画っと。

そういえば昨日のサイエンスZEROでは地震計の話をしてました。
緊張の面持ちで出演している知り合いがおおくて、
違った意味でおもしろかったです。これも録画っと。
by MANTA (2007-08-05 11:05) 

KADOTA

こんにちは。
先日、ダイオウイカを研究されている国立博物館の方のお話を伺う機会があり、海洋研究のおもしろさを実感しました。

海洋大(旧商船大)の学生は航海士コースでなくても、海洋実習があるようです。今年進学した生徒も今頃海の上かもしれません。

私は15年ほど前、客船にっぽん丸で10泊で東京ー沖縄間を往復したことがあります。
by KADOTA (2007-08-05 11:49) 

MANTA

- 国立科学博物館(ですよね?)はがんばっておられますね。
私も度々、モノの見せ方やプレゼンの仕方を見学させてもらってます。

にっぽん丸はお仕事でなく、乗船されたのでしょうか?
私もたまには仕事と関係なく、船旅がしたいなぁ。
とりあえず横浜港クルーズに乗ってみたいです。
by MANTA (2007-08-05 17:35) 

kazu

実は商船大学は僕の母校ですが明治丸の中を見学したことは1度もないんですよ・・・
by kazu (2007-08-28 09:33) 

MANTA

- ええっ!そうなんですか? > Kazuさん
まあ用事なさそうですしね。そういうもんなんですねぇ。
重要文化財なのでムチャできませんが、
「明治丸カフェ」とかも企画すればよいかも?
by MANTA (2007-08-29 00:25) 

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