ちょっとアメリカに ～研究所を散歩～(4)

はい、年度内に無事帰国いたしました！慌しい渡米でしたが大変有意義な1週間でした。余韻の中、まだしばらくレポートは続きます。

さて、ある日の午後、スクリプス海洋研究所の中を歩いてみました。

ここは海岸沿いの丘（というか斜面）に研究施設が点在しています。

古いものはコンクリートビルですが、最近のものは木製でおしゃれ。どことなく東洋的な感じのする建物もあります。上の写真とかそうですね。お祭りのやぐらのように見えるのは実はエレベーターです（建物が斜面に張り付いてますので荷物の移動とか、車椅子用にはこれが必要）


またオープンカフェぽいところもあります。某研究所の茶室が問題になりましたが、カフェならよかったのかな（笑）？

またこんなにものどかな「一軒家」もあります。個人の住宅じゃなくて研究施設ですよ、これ。写真のものとは違いますが似たような一軒家がなんと、Director's Office＝「所長室」でした。日本だと偉い人は高いところが好きですが、米国は逆なのでしょうか（笑）。また写真よりももっと民家っぽい建物で衛星画像解析研究をやってたりします。建物のセンスがいいのか、悪いのか…　ユニークです。

スクリプス海洋研究所には、マシンショップ（工作室）もありました。ところ狭しと最新の工作装置がおいてあるのですが、日本人の私が見ても狭い。狭すぎる！太ったアメリカ人は装置の間をどう通っているのだろうか？しかしここで世界に誇る海底観測装置が生み出されているのです。うつくしさではない、力強さを感じました。

スクリプスには図書館もありました。こちらは利用は自由。関係者であれば無線LANも使えるようですので、ここで静かにお仕事というものいいですね。ちなみに入り口には、「学生の皆様、テスト週間お疲れ様でした～」という挨拶と共にクッキーがおいてありました。いいなあ。

つづく。

※本実況の続きを下記で読むことができます。
　http://obem.jpn.org/oversea063.html

コメント 6

はじめまして。
海洋～のメルマガからこちらのブログを知りました。
元彼が船に乗る人だったので話には聞いていましたが
こんな感じだったのかなぁ～と過去のものも読ませていただきました。

あたしがもう一回学生からやり直せるのなら今度は船乗る人になりたいな
そう思わせてくれた文章でした。
また　おじゃまします！
by ｋ-０８ (2006-03-31 21:47) 

>（建物が斜面に張り付いてますので荷物の移動とか、車椅子用にはこれが必要）
ん？どっかの大学もそんなんやったな？
by ちゃめ (2006-03-31 22:52) 

はじめまして！＞K-08さん
本ブログはちょっとでも船の雰囲気がでれば、とおもって書いておりますので、コメントいただけてうれしいです。当方の研究機関ではまもなく一般公開がおこなわれます。調査船への試乗もできますので、よろしければぜひ！
そのときの内容もまたブログに載せたいと思っております。

ちゃめさん、それはK大学ですな。各学部内は階段だらけですが、エレベータ設備も充実したんでしょうか？あと市営バスには車椅子用昇降機もついてるのかな？
by MANTA (2006-04-02 12:47) 

はじめまして、我がブログ「ロサンゼルスからぶらり旅」にコメントありがとうございました。
無事に帰国されたのですね。お仕事を兼ねての渡米は何かと時間の制約で観光できないものですよね。
でもサンディエゴの気候は最高ですよね。
by タコス (2006-04-02 14:26) 

Mantaさん>
>それはK大学ですな。
そのとおり、K大学です。

>エレベータ設備も充実したんでしょうか？
最近、リニューアルに勤しんでおられるようなので、充実したものと確信しております。

>あと市営バスには車椅子用昇降機もついてるのかな？
最近36系統のバスにも「ノンステップバス（カラーリングが違う)」が導入されつつあるようです。
「ノンステップバス」、静かなので良いですね。
欲を言えばCNG(液化天然ガスエンジンのバス)にして欲しいのですが、CNGではあの坂はきついかも？ですね(笑)。
by ちゃめ (2006-04-02 23:43) 

はじめまして！　＞　タコスさん
コメントありがとうございます。今回はほとんど研究所とホテルの往復のみでしたが、どっちもリゾート地に位置していたのでそれだけでも楽しい毎日ではありました。でももうちょっと足をのばしたかったなあ。

これからの大学の役割の一つとしては、「社会人教育」も重要です（含む高齢者）　。エレベータ、ノンステップバス、大学として必要ですね。＞ちゃめさん
by MANTA (2006-04-03 07:29)