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ヴンダーカンマーへようこそ [▼研究実況 Now!]

ようこそ、「驚異の部屋」へ。

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・・・さあ、この怪しげな階段を登ってごらん・・・

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・・・入り口のサル。決して怪しいものではありません・・・

ドアをあけたその中には、、、驚異の部屋が!
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あ、でも、みんな楽しそう。

「驚異の部屋」ヴンダーカンマーとは、もともとはヨーロッパの貴族が作った
この世の珍品の陳列室です。「クンストカンマー」とも呼ばれるその部屋には、
動物・植物の標本や骨、ミイラ、珍しい道具、アクセサリーなど、膨大な収集品が
貴族の富と権力を誇示するがごとく展示されていたそうです。
一方で、ヴンダーカンマーは多くの科学者や芸術家にも多大な影響を与えていて、
いまの博物館の基にもなっています。

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「第3回 神保町ヴンダーカンマー」は、現代の目で観察・表現された自然や物を
一同に集めたイベントです。国内外でご活躍中の22組のクリエータと研究者による
コレクション・作品・グッズがお祭りのごとく会場に溢れています。

例えば、、、
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これ。写真家の枇々木聖さんの作品。一見なんてことない置物に見えますが
これは写真、っていうか「フィルム」なんです。なんでも、、、
石にフィルムの原料になる液体をかける  → この石をカメラに入れる
(もうこの時点でかなり謎)→ 鳥を撮影 → 石に鳥の画像が焼き付けられる
 → 石ごと現像 → 完成
ひぇー、どうやって?

あるいはこちら。
クールなTシャツでしょ? でもこの柄、何だと思います?
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黒沼真由美さんの作品ですが、なんとダニ!
まるで宇宙から来た生命体!
かっこいいので、買っちゃいました (^^)

他にもいろいろ。
小田先生作の壁いっぱいのサイの絵は大迫力だし(写真3枚目の右側)。
鹿の頭の骨(でも被ることができる模型、ソフトタイプ)もあるし。
はじもとみおさん作のチンパンジーはカワイイし。
DSC_0070.JPG
ほぼ原寸大。背中にも赤ちゃんがもう一人いるの。忘れずに見てあげて!

第3回 神保町ヴンダーカンマーは次の日曜日まで開催中。
最終日の20日(日)には「作家による製作実演」や「寄生虫にまつわる話」
などもあるらしい。小田先生のライブドローイングは圧巻ですよ!
https://jimbochowunder.tumblr.com/
https://www.facebook.com/jimbochoWK/


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立花

神保町ヴンダーカンマー面白そうですねぇ、初めて知りました。
こういう怪しげな?展示ものとか好きです。
ダニTシャツ、、女子ウケはしないと思いますが、フラクタル幾何学Tシャツと言えばごまかせそうな気がしました。笑
こういうイベント、関西でもやって欲しいなぁ。

by 立花 (2017-08-17 21:00) 

MANTA

>神保町ヴンダーカンマー面白そうですねぇ、初めて知りました。
立花さん、まだ間に合います!
明日はイベントもあります!(最終日)

>こういう怪しげな?展示ものとか好きです
京都大学総合博物館でも、現在、動物標本をゴゾっと蔵出し展示中です。
http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/modules/special/content0063.html
学術的理由なんていらない、100年前の標本、見ごたえあります!! 
実はこの展示などを使って、高校生へ講義を行いました(木・金)。
思ってたよりも、盛り上がりましたよ!

>ダニTシャツ、、女子ウケはしないと思いますが
意外に女子ウケするかもしれませんよ。
だって、発案者(芸術家)は女子なんだなぁ~



by MANTA (2017-08-19 18:23) 

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