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祝:学生2名で賞状3枚! [▼研究実況 Now!]

学生を指導していて、嬉しいことはいくつもあります。
・「他の大学の先生から、"君の研究、おもしろいね!"って言われました」
 と学生が喜んでいる時
・悩みに悩んでいた学生が「先生、あれ、できましたよ」と意外にさらり
 と言ってくる時(実はとても嬉しいのを隠してたりする)
・就活中の学生の就職先が決まった時

…などなどありますが、研究者コミュニティの中で学生の研究が表彰される
なんてのも、嬉しいニュースの一つです。

先日開催された「物理探査学会」にて、うちの研究室の学生2名が表彰されたのも
もちろん嬉しいニュースです。1名は大学院の修士2回生。彼は物理探査学会
第134・135回学術講演会で優秀発表賞(口頭)をすでに受賞してましたが、
先日の同学会第136回の総会にて、その表彰状2枚が授与されました。
連続受賞はなかなか珍しく、これまでに彼を含めて2例しかありません。
20170616_sato.jpg
 いい笑顔!
 撮影:笠谷貴史氏(JAMSTEC)

その翌日、同じくうちの研究室の大学院生(修士2回生)も
第136回学術講演会にて優秀発表賞(ポスター)を受賞しました。
 20170616_oota.jpg
 学会の会長さんと共に。
 撮影:物理探査学会事務局

結果として、2名の学生が合計3枚の賞状を手にしたわけです。
(おめでとうございます!)
優秀な学生に恵まれて、センセイは嬉しいっす。
これからもドンドン、社会に役立つ素晴らしい研究成果を
発表していきましょう!

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※本優秀発表賞(口頭・ポスター)は、若手会員による研究発表のうち、
発表者の積極性や内容の完成度等に優れており、間接的な地下探査技術である
「物理探査」の活性化につながるものに対して授与が行われます。

【物理探査学会第134回(平成28年度春季)および 第135回(平成28年度秋季)
 学術講演会 優秀発表賞(口頭)】
 受賞者:
  佐藤 真也
 発表題目:
  「独立成分分析を用いた海底電場データのノイズ除去の試み」
  「周波数領域独立成分分析を用いたMT海底電場データのノイズ除去の試み」

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【物理探査学会第136回(平成29年度春季)学術講演会 優秀発表賞(ポスター)】
 受賞者:
  大田 優介
 発表題目:
  「海底熱水活動域岩石サンプルの比抵抗特性と化学組成の関係性」

※参考:
・物理探査学会 優秀発表賞 第134回
 http://www.segj.org/event/lecture/2016/09/134-2.html
・物理探査学会 優秀発表賞 第135回
 http://www.segj.org/event/lecture/2017/01/135-3.html
・物理探査学会 優秀発表賞 第136回
 http://www.segj.org/event/lecture/2017/06/136-1.html

※なお、両名は海洋研究開発機構(JAMSTEC)研究生でもあるため、
 JAMSTECのホームページにも受賞の様子が紹介されています。
 http://www.jamstec.go.jp/
 (現在、JAMSTEC Webのトップページに表示されています)
 または下記。
 http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/award/2017.html#20170616
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コメント 2

伊牟田勝美

受賞おめでとうございます。

学生さんの努力はもちろんですが、MANTA様の的確な御指導あってのことと思います。

私は、例のM名誉教授(?)様の世迷言にイチイチ反応してしまって、自ブログに批判記事を書いています。
一介の技術者でしかない私には、これがお似合いでしょう。

MANTA様は、「科学的な考えが一般に根付かないことを反省している」旨のことを書いておられた記憶があります。
私はまだ参加できていませんが、「科学バー」も科学の啓蒙を考えてのことと思います。
MANTA様の努力が報われ、「科学的な考え」が一般に浸透することを願っています。

何はともあれ、受賞された学生さんの頑張りに「おめでとうございます」を送りたいと思います。

PS:
今秋のJAMSTEC横浜研究所一般公開にも行く予定です。
by 伊牟田勝美 (2017-06-17 09:26) 

MANTA

ありがとうございます。今回の受賞は真に学生の能力と努力に寄るもの
です。世の中には、手取り足取り(結果や解釈まで)教えてしまう
先生も結構います。また学会などで、学生の発表に浴びせかけられる
質問の雨嵐に我慢できず、学生の代わりに「私が答えましょう」なんて
いう先生も少なくないです。

それじゃ学生のためにはならない。
私が厳しくやる部分は、研究のモチベーションとプロセスだけです。
そこから先は学生達の創意工夫の賜物です。でてきた研究成果に
ついては学生と共に議論して、学生がPolish Upします。

今回の受賞について、私自身喜びの理由をあえて自己分析すれば、
自分の教育方法が間違ってなかったと安心できたことと、学生とともに
相当時間議論した内容が他の研究者からも認められたことでしょうか?

>「科学的な考えが一般に根付かないことを反省している」旨のこと
>を書いておられた記憶があります。
はい、これもいつも心がけています。大学でも「科学とは何か」を
教えていますが、社会に巣立った方々の中にも「科学って怖い」とか
「悪だ」と思われている方が多かったり、科学をもっと知りたいという
欲求が強いことが分かってきました。
そのリクエストに答えたり、科学の布教活動(?)をするのは、私企業
ではない組織に勤める私の任務だと思って、自分にムチを打っています。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。
by MANTA (2017-06-18 09:48) 

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