池上彰の発明(1) [ 科学コミュニケーション]
NHK子供ニュースで有名になった池上彰さんが、昨日古巣のNHKの
朝の情報番組「あさイチ」に出演されました。
●池上彰氏、古巣の有働アナに「紅白の司会外れたのはどうでしたか?」と斬り込む
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170106-OHT1T50076.html
ついさっき、家内が録画していた番組を一緒に見てましたが、その中で紹介されていた
新聞記事の整理方法はとても参考になりました。かいつまんで書くと、、、
1) 新聞記事をざっと読んで、気になる記事はそのページだけ切って(ハサミなど
使わずに、1枚を手でちぎる)、持ち歩く。
2) ちょっとした時間の合間に先程の記事を読む。面白い記事だと、ファイルする。
(クリアフォルダにただ放り込むだけ。関連する記事は同じフォルダに放り込む)
3) いくつか関連記事が溜まったら、複数記事をまとめて読んでみる。
4) 「もうこの話題は古いから要らないな~」とおもったら、古新聞に。
※池上さんの新聞利用術はこちらでも紹介されています。
●池上彰さんが語る「大人のニュースの読み方」
http://www.lettuceclub.net/campus/lecture/20140425/
●池上彰 新聞勉強術|こんなにも役立ち面白い新聞/新聞奨学生通信/新聞奨学生コラ
http://shinbun.hitorigurasi.net/column/column23.html
池上さんは元NHK記者ですから、きっと既存の整理術などに基づいて、ご自身の
新聞整理術を見出されたのでしょう。とても参考になりました。
実は私も似たような方法で、学術的な情報(論文)の収集・整理をしています。
1) まず各学術雑誌の目次提供サービス(TOC Alertと言います、電子メールで目次が
届きます)や、Google Scholarのアラートサービス(学術的なキーワードを含む
論文があれば教えてくれる)を使って、最新論文の情報を得る。
2) 論文のタイトル・著者をみて興味深そうな論文があれば、論文の要旨や図を
ざっと見てみる。
3) むちゃ面白そう!とか、これは必要!とおもった論文はコピー(印刷)してカバンへ。
面白そうなところを中心的に読んで、感想(メモ)を論文表紙に手書きで書き込む。
4) 読み終わった論文をファイリング。ファイルは「分野」や「著者」別にしていて、
そこへ放り込む。古い論文があとに来るように放り込むだけ。
5) 一方、今すぐ役には多々なさそうやけど、まあまあおもろそうなぁという論文は
表紙だけコピー(印刷)して、手書きメモを一言加えて、4と同じくファイリング。
6) 関連分野・著者のファイルを取り出して、見直してみる。新しい論文や興味がある
論文ほど手前に整理されているので、最新トピックスや、私自身が何に興味を持って
いるのかを追いやすい。
私の整理方法は下記のマネです。まだ学生の頃、当時の指導教員に教わりました。
本書の文庫版も出ているようです。
この「押出ファイリング」、とても簡単で効果的です。
学生の頃から今に至るまで、基本的にこの方法をずっと使ってます。
ファイリングでは「分野」だけでなく「著者」でも整理するのは学術論文ならでは。
一人の研究者は(多くの場合)、同じテーマ・同じ主張で研究を続けますからね。
(これは東大のSさんのアイデアのマネ)
それから「分野」といっても、分け方は実に多様。論文以外にもいろいろな資料が
研究には必要ですが、これらを「手法」「地域」「研究プロジェクト」などなど、
どのカテゴリーで分けるのかが悩みどころ。私もいろいろ悩んだり試したりしましたが
結局は"フィーリングでファイリング"(!)することにしました。
例えば、こんな感じです。
『この論文は○○地域の調査だから「○○地域」のファイルに入れるべきか?
いや手法の新しさが面白いから、「××手法」のファイルに入れよう』
いい加減な分け方に見えますが、その時のフィーリングって意外に長い時間、継続が
できていて、大体の資料はすぐに見つかりますよ。
(見つからないものは、なかなか見つからないけどね)
(まあ、どう整理しても、自分の記憶の中に残っていない情報は、ないのと同じですよ)
世の中には、様々な整理術指南が溢れて入るようですが、たぶん一番大事なことは
自分にとって大事な情報を、自分にとって役立つ方法で、しかも最小限のエネルギーで
整理する(あるいは捨てる)コツを自分自身で見出すことなのでしょう。
----
ところで、みなさんはニュースはどこで仕入れていますか? 新聞? テレビ?
私はニュースはもっぱらWebで横断的に得てますが、Webの情報をうまく整理
する方法、ありませんかねぇ。。。この点は少し悩んでいます。
一度印刷して、ファイル化してもええんやけど。。。
日々、勉強ですね。
朝の情報番組「あさイチ」に出演されました。
●池上彰氏、古巣の有働アナに「紅白の司会外れたのはどうでしたか?」と斬り込む
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20170106-OHT1T50076.html
ついさっき、家内が録画していた番組を一緒に見てましたが、その中で紹介されていた
新聞記事の整理方法はとても参考になりました。かいつまんで書くと、、、
1) 新聞記事をざっと読んで、気になる記事はそのページだけ切って(ハサミなど
使わずに、1枚を手でちぎる)、持ち歩く。
2) ちょっとした時間の合間に先程の記事を読む。面白い記事だと、ファイルする。
(クリアフォルダにただ放り込むだけ。関連する記事は同じフォルダに放り込む)
3) いくつか関連記事が溜まったら、複数記事をまとめて読んでみる。
4) 「もうこの話題は古いから要らないな~」とおもったら、古新聞に。
※池上さんの新聞利用術はこちらでも紹介されています。
●池上彰さんが語る「大人のニュースの読み方」
http://www.lettuceclub.net/campus/lecture/20140425/
●池上彰 新聞勉強術|こんなにも役立ち面白い新聞/新聞奨学生通信/新聞奨学生コラ
http://shinbun.hitorigurasi.net/column/column23.html
池上さんは元NHK記者ですから、きっと既存の整理術などに基づいて、ご自身の
新聞整理術を見出されたのでしょう。とても参考になりました。
実は私も似たような方法で、学術的な情報(論文)の収集・整理をしています。
1) まず各学術雑誌の目次提供サービス(TOC Alertと言います、電子メールで目次が
届きます)や、Google Scholarのアラートサービス(学術的なキーワードを含む
論文があれば教えてくれる)を使って、最新論文の情報を得る。
2) 論文のタイトル・著者をみて興味深そうな論文があれば、論文の要旨や図を
ざっと見てみる。
3) むちゃ面白そう!とか、これは必要!とおもった論文はコピー(印刷)してカバンへ。
面白そうなところを中心的に読んで、感想(メモ)を論文表紙に手書きで書き込む。
4) 読み終わった論文をファイリング。ファイルは「分野」や「著者」別にしていて、
そこへ放り込む。古い論文があとに来るように放り込むだけ。
5) 一方、今すぐ役には多々なさそうやけど、まあまあおもろそうなぁという論文は
表紙だけコピー(印刷)して、手書きメモを一言加えて、4と同じくファイリング。
6) 関連分野・著者のファイルを取り出して、見直してみる。新しい論文や興味がある
論文ほど手前に整理されているので、最新トピックスや、私自身が何に興味を持って
いるのかを追いやすい。
私の整理方法は下記のマネです。まだ学生の頃、当時の指導教員に教わりました。
本書の文庫版も出ているようです。
この「押出ファイリング」、とても簡単で効果的です。
学生の頃から今に至るまで、基本的にこの方法をずっと使ってます。
ファイリングでは「分野」だけでなく「著者」でも整理するのは学術論文ならでは。
一人の研究者は(多くの場合)、同じテーマ・同じ主張で研究を続けますからね。
(これは東大のSさんのアイデアのマネ)
それから「分野」といっても、分け方は実に多様。論文以外にもいろいろな資料が
研究には必要ですが、これらを「手法」「地域」「研究プロジェクト」などなど、
どのカテゴリーで分けるのかが悩みどころ。私もいろいろ悩んだり試したりしましたが
結局は"フィーリングでファイリング"(!)することにしました。
例えば、こんな感じです。
『この論文は○○地域の調査だから「○○地域」のファイルに入れるべきか?
いや手法の新しさが面白いから、「××手法」のファイルに入れよう』
いい加減な分け方に見えますが、その時のフィーリングって意外に長い時間、継続が
できていて、大体の資料はすぐに見つかりますよ。
(見つからないものは、なかなか見つからないけどね)
(まあ、どう整理しても、自分の記憶の中に残っていない情報は、ないのと同じですよ)
世の中には、様々な整理術指南が溢れて入るようですが、たぶん一番大事なことは
自分にとって大事な情報を、自分にとって役立つ方法で、しかも最小限のエネルギーで
整理する(あるいは捨てる)コツを自分自身で見出すことなのでしょう。
----
ところで、みなさんはニュースはどこで仕入れていますか? 新聞? テレビ?
私はニュースはもっぱらWebで横断的に得てますが、Webの情報をうまく整理
する方法、ありませんかねぇ。。。この点は少し悩んでいます。
一度印刷して、ファイル化してもええんやけど。。。
日々、勉強ですね。
コメント 0