気になったニュース達 [▼科学ニュース New!]
Twitterでの私自身のつぶやきから、気になるニュースをPick up。
これ、久々やね。新しいニュースもそうでないニュースも混じってるけど
気にしないでね~ まずはこちら。
1つ目のニュースは地味だけど(失礼!)凄い。3Dプリンターと相並んで注目される
3Dレーザスキャナを使って海底の地形の凸凹をスキャンしたよってニュース。
でも水中だとレーザは遠くまでは届かない。それを可能にするのに、どれほどの
苦労があったことだろう。しかもこれ、国際特許モンですよ。すばらしい。
2つ目のも凄い。「しんかい」も「うらしま」もどちらもデカイ海底調査機器
なのだが、それを2つ同時に搭載するなんて。技術陣、やる~!
例えるなら、ホワイトベースにガンダム2機搭載しちゃう、みたいな感じか?
ちがうか?
おつぎは宇宙関係。
1つ目は生命誕生の新たなシナリオ。これまでは、
1) 地球の原始大気中でアミノ酸が自然にできた(雷放電などで合成)
2) 隕石などに元々含まれていた有機物が、隕石とともに地球に落ちてきた
って言われていたけど、どちらも決定打にかける。そこに第3のシナリオ登場!
というわけ。はたして、私達の祖先はどっから来たのでしょうね?
2つ目はこちら。確かにデス・スターだ!
おつぎは研究関係。
1つ目はもういいよね。科学的にはSTAP細胞は「始めからありません」から。
2つ目は特許の件。といっても結局は京大の山中先生をはじめとする医学関係の
研究は学術領域と、実用領域の双方に役立っていて凄い!というお話ですね(※)。
あと年間1億9千万円以上、研究費を渡したとしても研究の質はそれ以上高くならない
という調査結果も興味深い。っていうか、「億」って!! 十分すごい額やね。
また特許制度そのものについてもいろいろ言いたいんだけど、また改めて。
最後は海関係に戻る。
1つ目は、たぶん調査船「みらい」の後釜の話だろう。
(過去記事でも紹介 → http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-03-29-1 )
この船の元の名は「むつ」。原子力船であったが、いろいろあって(何があったかは
各自で調べてね)、原子炉を取り外して、調査船「みらい」へ姿を変えた。
海洋調査に従事して、もうすぐ20歳になる。平成32年には25歳か。こういう計画は
だいたい遅れに遅れるので、いまから考え始めて調度良いだろうね。
地球温暖化が進む昨今、北極の調査は学術面だけでなく産業面でも重要だ。
2つ目はめでたいというより残念なお話。
フランスの海洋研究者 アン・デシャン(Anne Deschamps)が亡くなってから、
何年経っただろう? 2年? 3年? かつて私も彼女とともに研究を行っていた。
きれいな金髪の、そして背の高いフランス姉ちゃんだったっけ。あんどトラブルメーカー。
私はましだったが、専門分野の近い研究者には「データをよこせ」「論文をかかせろ」
「私には権利がある」(そして最後には勝手に論文を投稿しちゃう)と、わがまま放題。
私は彼女からグチを聞かせられることが多かったな。
(図は上記、JAMSTECプレスリリースより)
しかしその分、非常に優秀な研究者でもあった。
日本からフランスに戻り、研究職を得たとは聞いた。その後は会うことはなかった。
ご冥福をお祈りいたします。
----
※ちなみに特許と論文はどちらも研究成果ではあるがその性質はかなり違う。
(詳しくは過去記事 → http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-05-04-1 )
これ、久々やね。新しいニュースもそうでないニュースも混じってるけど
気にしないでね~ まずはこちら。
- http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20151202/
manta33blogあらためて見ても、すげーな。→ AUV搭載式3Dレーザースキャナーによる海底熱水域の可視化に成功 https://t.co/YzCOaXHzQh01/04
実際に取得された海底の凸凹イメージはこんな感じ(上記プレスリリースより)。- http://www.jamstec.go.jp/j/hot_pictures/?436tw
manta33blogRT @JAMSTEC_PR: 【今週の一枚】有人潜水調査船「しんかい6500」と深海巡航探査機「うらしま」が母船「よこすか」格納庫に同時搭載されている様子です https://t.co/NRK27PYUPv https://t.co/HvyHMAifkI01/04
1つ目のニュースは地味だけど(失礼!)凄い。3Dプリンターと相並んで注目される
3Dレーザスキャナを使って海底の地形の凸凹をスキャンしたよってニュース。
でも水中だとレーザは遠くまでは届かない。それを可能にするのに、どれほどの
苦労があったことだろう。しかもこれ、国際特許モンですよ。すばらしい。
2つ目のも凄い。「しんかい」も「うらしま」もどちらもデカイ海底調査機器
なのだが、それを2つ同時に搭載するなんて。技術陣、やる~!
例えるなら、ホワイトベースにガンダム2機搭載しちゃう、みたいな感じか?
ちがうか?
おつぎは宇宙関係。
- http://scienceportal.jst.go.jp/clip/20151009_01.html
manta33blogサイエンスクリップ・「隕石衝突模擬実験で生命の「素」ができた」 | SciencePortal http://t.co/ANpJVWUkuE #jstscn @jstscnさんから10/13- ←上記、片岡さんのツィッターより
manta33blogRT @ryuhokataoka: デススターかと思いきや、ミマスという土星の月 https://t.co/FTm6Yl0qc312/16
1つ目は生命誕生の新たなシナリオ。これまでは、
1) 地球の原始大気中でアミノ酸が自然にできた(雷放電などで合成)
2) 隕石などに元々含まれていた有機物が、隕石とともに地球に落ちてきた
って言われていたけど、どちらも決定打にかける。そこに第3のシナリオ登場!
というわけ。はたして、私達の祖先はどっから来たのでしょうね?
2つ目はこちら。確かにデス・スターだ!
おつぎは研究関係。
- http://bylines.news.yahoo.co.jp/enokieisuke/20151213-00052389/
manta33blog繰り返し言う~研究不正と「STAP現象」ありなしは別次元の問題(榎木英介) - Y!ニュース https://t.co/MiPU7eq8hh12/15- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151214-00000023-kyt-sctch
manta33blog論文と特許申請、引用頻度に相関 京大が調査(京都新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/gHreSP3JZK #Yahooニュース12/15
1つ目はもういいよね。科学的にはSTAP細胞は「始めからありません」から。
2つ目は特許の件。といっても結局は京大の山中先生をはじめとする医学関係の
研究は学術領域と、実用領域の双方に役立っていて凄い!というお話ですね(※)。
あと年間1億9千万円以上、研究費を渡したとしても研究の質はそれ以上高くならない
という調査結果も興味深い。っていうか、「億」って!! 十分すごい額やね。
また特許制度そのものについてもいろいろ言いたいんだけど、また改めて。
最後は海関係に戻る。
- http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151114-00000066-san-pol
manta33blogみらいの後継船か。あれも研究船となって20年が経とうとしている。→ 北極海航路参画へ国家プロジェクト 初の観測船32年にも就航(産経新聞) - Yahoo!ニュース https://t.co/6VZVRWbPru #Yahooニュース11/14- http://www.jamstec.go.jp/ceat/j/topics/20151221.html
manta33blogアン… → JAMSTECに在籍した研究者の名前が海底地形名として国際的に承認・登録 https://t.co/sHo9glLmS301/04
1つ目は、たぶん調査船「みらい」の後釜の話だろう。
(過去記事でも紹介 → http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-03-29-1 )
この船の元の名は「むつ」。原子力船であったが、いろいろあって(何があったかは
各自で調べてね)、原子炉を取り外して、調査船「みらい」へ姿を変えた。
海洋調査に従事して、もうすぐ20歳になる。平成32年には25歳か。こういう計画は
だいたい遅れに遅れるので、いまから考え始めて調度良いだろうね。
地球温暖化が進む昨今、北極の調査は学術面だけでなく産業面でも重要だ。
2つ目はめでたいというより残念なお話。
フランスの海洋研究者 アン・デシャン(Anne Deschamps)が亡くなってから、
何年経っただろう? 2年? 3年? かつて私も彼女とともに研究を行っていた。
きれいな金髪の、そして背の高いフランス姉ちゃんだったっけ。あんどトラブルメーカー。
私はましだったが、専門分野の近い研究者には「データをよこせ」「論文をかかせろ」
「私には権利がある」(そして最後には勝手に論文を投稿しちゃう)と、わがまま放題。
私は彼女からグチを聞かせられることが多かったな。
(図は上記、JAMSTECプレスリリースより)
しかしその分、非常に優秀な研究者でもあった。
日本からフランスに戻り、研究職を得たとは聞いた。その後は会うことはなかった。
ご冥福をお祈りいたします。
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※ちなみに特許と論文はどちらも研究成果ではあるがその性質はかなり違う。
(詳しくは過去記事 → http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-05-04-1 )
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