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雀は巣立つ [ 京都で暮らす]

先日、京都市内を散歩していたら。。。
DSC_0626.JPG
お寺の壁に、鈴なりに雀(スズメ)が!

まだ1月、寒い日が続いていましたが、この日の日差しはポカポカ。
(私が散歩した理由はコレ。ちょっと暖かな夕暮れでした)
スズメたちも日向ぼっこです。

近づいてみると…
DSC_0623.JPG
 丸々とした冬毛(なのか?)のスズメたち。

「スズメの学校」とはよく言ったものです。
ほんと、仲良くミッシリとならんでて。教室で勉強している子供たちのようです。

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この写真を撮った前の週には、私が大学院時代にお世話になった恩師の喜寿を
お祝いする会が開催されました。私は幹事の一人。準備開始は早かったのですが
いざ出欠を取ったり、お店を予約したり、プレゼントを買ったりは、なんだかなんだで
締切間際。にもかかわらず、当日は20名弱の卒業生(先輩・後輩)にご参加いただけました。
(当時の研究室の卒業生は毎年1~2名くらいでしたので、出席率の高さが分かります)
みんなで恩師を囲んで、懐かしいひととき。まさに「スズメの学校」でした。
実はこの研究室はじまって以来の同窓会でもあったため、にぎやかな宴は1次会、2次会…
と続きました(5次会くらいまで行ったらしい)。

DSC_0624.JPG
  お寺の屋根にもイッパイいました。

そこで印象的だったのは恩師の言葉。私自身、知ってはいましたが、恩師の先生の
着任以前には、先生と同じ専門分野(固体地球電磁気学)の教員は、京都大学には
いなかったのです。当然、その分野を学ぶ学生もゼロ。装置もない。なにもないところ
から研究室を立ち上げ、学生を教育し、研究を推し進められた先生。
そしていま、京都大学には固体地球電磁気学を専門とする研究室は4つ、教員は7名。
他の大学や研究所、省庁、企業などで職を得た卒業生もたくさんいます。

先生曰く 「ワシがおらんかったら、君たちはいない!」
ほんとその通りです。こうして長い歴史を振り返ると、学問は着実にその歩を進めて
いるんですね。私自身、日頃 研究室内で大小の困難にぶつかっており、
「こんなことでは、研究も教育も少しも前に進まない、ムナシイ毎日だ」などと
思う時もありますが、先生の言葉を聞き、恥ずかしい気持ちになりました。

DSC_0627.JPG
 電柱にもたくさん。チョコンと座れるところに一羽ずつ座ってます。

先生が広げてこられた学問の「火」を絶やすことなく「炎」にできるように頑張らねば。
スズメたちを見ながら、先生の言葉を思い出していました。

”日々の努力の成果は、その場ではなんとも実っていないように思えても、必ず実る。”
…そう信じて、年度末・年度始めの激務を乗り切りたいと思います!!
だって、今週も東京3往復でっせ。うち日帰り2回。オフィスワークもたまり気味。
困難にくじけず頑張り、花を開かせよう! 春はもうすぐ! > 自分
あと在校生諸君、放ったらかしでゴメン!
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