地震情報の震源地がわかりづらい [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]
家でくつろいでいた土曜日、京都で有感地震がありました。
さほど大きな地震ではありませんが、余裕があったのでどれくらいの速さで
震源の情報などが手に入るかどうかを調べてみました。
地震が発生したのは11:21、深さは約10km、マグニチュードは3.5でした。
場所はこちら。震源の緯度経度を元に、http://earthjp.net/maps/ で表示。
メモ代わりにツイッターでいろいろつぶやいてみました。地震発生から1分ほど後、
防災科学技術研究所の「Hi-net 高感度地震観測網」に震源情報が表示されたのが
一番速かったように思います。(ページ右上の「AQUAシステム震源速報」)
一方、自分自身のスマートフォンには緊急地震速報の無料アプリ「なまず速報」を
入れてますが、今回は反応せず。小さい地震でしたので速報がでなかったのです。
このアプリでは、緊急地震速報が出なかった地震の情報が表示されますが
この時点ではまだ表示されず。
気象庁サイトや「なまず速報」に地震情報が表示されたのは、Hi-netに表示された
5分後くらいでした。とはいえ、どのサイトでも非常に迅速に情報提供がなされています。
だだし気象庁・防災科研の両サイトでは、日本列島の地図上に、どでかいマークで
震源地をプロットしているので、どこで地震が起きたのか非常にわかりづらい。
こちらが気象庁のサイト。
こちらは防災科研のサイト。うーむ、、、
今回は緯度・経度情報を元にGoogle Mapで調べ直しました(それが本記事トップの地図)。
一方、「なまず速報」はGoogleMapと連動して、震源地を詳細な地図上にプロットしてくれる。
あと、起きた場所が「京都府南部」ってことだけど、これ南部?
官庁のご事情でしょう、公式報道では地震が起きた地名や地図を
ぼやかしている傾向がありますが、もう少し改善してほしいところです。
ちなみに以前は「Fast&First」さんの地震情報をメールで受けていました。
●地震速報の一番速いところは?
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-01-14
いつだったか、メール受信がうまく行かず、登録解除してからそれっきりになって
しまいました。時代が流れて、いまはスマホで地図付きの情報をゲットできます。
----
あと、今回の地震は、花折断層などの活断層の上で起きたわけではないようです。
京都盆地より山側は、日本でも随一に「小さな地震」が多い地域です。今回の地震も
その1つで、この地域で大きな地震が起きる前触れというわけではないと思います。
たぶん。
●丹波山地の微小地震活動、専門家「再び静穏状態」
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20120711000039
※静穏化といっても月に100個以上起きています。
さほど大きな地震ではありませんが、余裕があったのでどれくらいの速さで
震源の情報などが手に入るかどうかを調べてみました。
地震が発生したのは11:21、深さは約10km、マグニチュードは3.5でした。
場所はこちら。震源の緯度経度を元に、http://earthjp.net/maps/ で表示。
- manta33blogやっぱり今のは地震だった。揺れの様子から近いのは分かった。震度は1か2か?Hi-netによれば京都府南部、深さ7km、M3.4。いっぽう、スマホに入れている 「なまず速報」は何も言ってこないなぁ。10/13 11:24
- manta33blogうーむ、気象庁サイトにはでていない。ってことはよほど近かったのか? 京都盆地の直下? 花折断層かなぁ?10/13 11:25
- manta33blog防災科研Aquaによれば、Mw3.5、深さ9km。Strike-Slip型。10/13 11:26
メモ代わりにツイッターでいろいろつぶやいてみました。地震発生から1分ほど後、
防災科学技術研究所の「Hi-net 高感度地震観測網」に震源情報が表示されたのが
一番速かったように思います。(ページ右上の「AQUAシステム震源速報」)
一方、自分自身のスマートフォンには緊急地震速報の無料アプリ「なまず速報」を
入れてますが、今回は反応せず。小さい地震でしたので速報がでなかったのです。
このアプリでは、緊急地震速報が出なかった地震の情報が表示されますが
この時点ではまだ表示されず。
- manta33blog気象庁にも出た。35.3度、東経135.7。京都北部の山の奥か。10/13 11:28
- manta33blogなまず速報アプリにも表示された。気象庁の情報を自動で取ってくるサービスなのだな。10/13 11:34
- manta33blogなまず速報だと、Google Mapと連動していて、どこで地震が起きたかひと目で分かる。便利だ。10/13 11:34
気象庁サイトや「なまず速報」に地震情報が表示されたのは、Hi-netに表示された
5分後くらいでした。とはいえ、どのサイトでも非常に迅速に情報提供がなされています。
だだし気象庁・防災科研の両サイトでは、日本列島の地図上に、どでかいマークで
震源地をプロットしているので、どこで地震が起きたのか非常にわかりづらい。
こちらが気象庁のサイト。
こちらは防災科研のサイト。うーむ、、、
今回は緯度・経度情報を元にGoogle Mapで調べ直しました(それが本記事トップの地図)。
一方、「なまず速報」はGoogleMapと連動して、震源地を詳細な地図上にプロットしてくれる。
- manta33blogしかしこれ、京都府南部なのか? 住んでる人の感覚だとどう考えても北部。せめて京都府中部を作ってくれ、南北に長い県なのだから。10/13 11:35
あと、起きた場所が「京都府南部」ってことだけど、これ南部?
官庁のご事情でしょう、公式報道では地震が起きた地名や地図を
ぼやかしている傾向がありますが、もう少し改善してほしいところです。
ちなみに以前は「Fast&First」さんの地震情報をメールで受けていました。
●地震速報の一番速いところは?
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-01-14
いつだったか、メール受信がうまく行かず、登録解除してからそれっきりになって
しまいました。時代が流れて、いまはスマホで地図付きの情報をゲットできます。
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あと、今回の地震は、花折断層などの活断層の上で起きたわけではないようです。
京都盆地より山側は、日本でも随一に「小さな地震」が多い地域です。今回の地震も
その1つで、この地域で大きな地震が起きる前触れというわけではないと思います。
たぶん。
●丹波山地の微小地震活動、専門家「再び静穏状態」
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20120711000039
※静穏化といっても月に100個以上起きています。
>京都盆地より山側は、日本でも随一に「小さな地震」が多い地域
そのような統計もあるのですね。小さな地震ばかりある地域を比較したら地形、プレート上の位置関係など共通点はあるだろうか、などとふと思いました。
by アヨアン・イゴカー (2012-10-16 00:17)
地震は基本的には活断層で起きます。活断層は地形を変えます。
なので地震活動と地形にはある程度の相関はあるはずです。
たとえば(海底の場合ですが)、余震域と線状地形に相関が認められます。
●紀伊半島南東沖の地震活動の評価(地震調査研究推進本部 :2004年)
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/04oct_kiihantou/
※こちらの下から2番目「紀伊半島沖の海底地形図と地震活動」をクリック
ただし凹んだ地形だから(or 膨らんだ地形だから)地震が起きやすい、という
ような一般法則はないと思います。場所場所により異なります。
by MANTA (2012-10-16 12:14)
>線状凹地
これなどは形から、地震との関連性が連想しやすそうです。地図を見る時に、地震のことなども考えながら見てしまいそうです。
by アヨアン・イゴカー (2012-10-17 00:21)
>地図を見る時に、地震のことなども考えながら見てしまいそうです。
そうですね、地形だけでなく、そこに棲む生物とか、神社の石碑など
地震に関する痕跡はおぼろげながらにあちこちに散らばっているかも
しれませんね。
by MANTA (2012-10-18 07:19)