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風船手紙の感動と問題 [▼科学ニュース New!]

なんと、15年前に風船につけて飛ばした手紙を、深海魚が届けてくれたようです!

●<手紙>風船で飛ばして15年...カレイが届ける?
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080124-00000138-mai-soci


7歳のころに飛ばした手紙が、カレイの背中にくっついて、漁師さんの手に
渡ったそうです。ちょっといい話ですね。15年前の思い出がまた帰ってくるなんて。
ひとの行動や存在は必ずどこかで繋がっているんだなぁと感動。
人間って、みんな、どこか寂しがり屋なのかもしれませんね。

しかし喜んでばかりもいられません。

今回は手紙はカレイの背中にくっついていたそうですが、ってことは海底は
空から降ってきたり、川から流れていったゴミでいっぱいなのではないでしょうか?
もしかしたら、カレイの背中にはいつもはビニール袋とかゴミとかがくっついていたりして。
風船手紙を「ゴミ」とは呼びたくないですが、ちょっと考えさせられました。
ひとの行動や存在は、海底とも深く繋がっているらしいです。

人類が繁栄をつづけた結果、地球は小さくなったということなのでしょうか?
あ、ならば宇宙に手紙を流せばええんとちゃうか? そうか?

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あるいはネット上で手紙を流してみましょう。

©PETAPPA


風船メールではなく、ボトルメールです。
10年以上むかしに電子メール版がはやっていましたが、
いまはブログツールになっているようです。私も最近使い始めたよ。
詳しくは http://petappa.jp/?f_3_3&cid=6 を見てね。

追記(1/27):あの手紙が15年ぶりに届けられたそうです。
やっぱりよかったですね。カレイにも感謝しましょう。
●<手紙>「カレイに運ばれるなんて」15年経て筆者の手に
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080125-00000165-mai-soci


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めりっさ*

今朝のニュースで見ました。
15年ってすごいですねー。タイムカプセルカレイといったところですね!
でも確かに喜んでばかりはいられない事態かも知れませんね。
by めりっさ* (2008-01-26 00:43) 

mitsuto1976

MANTAさん、こんばんは。

15年ぶりに海底から届いた空への手紙、凄いことですよね。
カレイが届けてくれたというのも何とも楽しいです。
でも…確かに海の底がゴミだらけかも?というのは気になります。
飛ばした風船が海に落ちて、巡り巡ってクラゲと間違えられて海亀に食べられて、海亀が死んでしまうということが問題になったこともあったと思います。どうしたものでしょう…?

宇宙へ流す手紙、探査機のボイジャーやパイオニアが宇宙人への手紙を載せていますよね!
地球を目指して奮闘中のはやぶさも、イトカワにみんなの名前を刻んだ手紙を持っていきました。
今後は地球環境を考えて、ボトルメールも宇宙に流す時代になるのかも知れませんね。
by mitsuto1976 (2008-01-26 01:47) 

batta

手紙の文字もくっきりだったのにおどろきでした。
さらに、風船の一部も残ってたという報道もありました…
私も正直おいおい…って思ってしまいました。W

紐類はからまったり、ゴムやビニール類は、誤食誤飲、ウミガメや海洋哺乳類達に犠牲者出したりすることありますもんね。
しかも、こんなに長い年月存在してると思ったら…………(>_<)

ロマンのあることが大好きですが…今回のことは素直に感動できなかったです~(ーー;)。
by batta (2008-01-26 01:50) 

私もニュースを見ていて「ほおお」と感心しつつ気になったのはやはり同じ点でした。そうだよなあ、ゴム風船、15年で分解されそうにないものね。ってことは海底はどうなっちゃってるのかしら、と考えてしまいます。
わたしも子どもの頃は風船メールやボトルメールに憧れたりしたものですが(親に「実際に手紙が来ても困る」と止められました)、上記のようなことまで考えが至らなかったので、実行しなくてよかったです。
by (2008-01-26 08:46) 

MANTA

>タイムカプセルカレイといったところですね!
めりっささん、ありがとうございます。どこかの見知らぬ人に飛ばした風船が、千葉の漁師さん宛だけでなく、15年後の自分宛にもなるとは、おもいも
しないですよね。

>飛ばした風船が海に落ちて、巡り巡ってクラゲと間違えられて海亀に
>食べられて、海亀が死んでしまうということが問題になったこともあった
>と思います。
mitsuto1976さん、おそらくは風船よりもビニル袋のほうが影響は
大きいのでしょうけれど、だからといって風船をむやみに飛ばしていいこと
にはならないでしょうね。

>宇宙へ流す手紙、探査機のボイジャーやパイオニアが宇宙人への手紙
>を載せていますよね!
そうですね!たしか水素の波長?を単位にして、人間の大きさとか、
地球や太陽系の大きさを伝えていたように思います。
言葉の伝わらない宇宙人に手紙を書くという発想が凄いですね。
そういえばたしか…映画「スタートレック」でもボイジャーの「手紙」が
重要な鍵を握っていた気が… あ、ネタバレかな?
by MANTA (2008-01-26 09:49) 

MANTA

>手紙の文字もくっきりだったのにおどろきでした。
battaさん、あと紙そのものが腐ってないことにも驚きです。
木は海底では腐らない、と聞きましたが紙も何ですね~
いやはや、いろいろ考えさせるニュースですね。

>わたしも子どもの頃は風船メールやボトルメールに憧れたりしたもの
>ですが(親に「実際に手紙が来ても困る」と止められました)
素風さん、確かにそうかもしれませんね!
今回も、拾って下さった千葉の漁師さんにお礼とかしないといけませんし、
もしも拾った人が対岸(米国とかチリ)とかだと、何をお礼に送っていいかも
わかりませんね(笑)

しかしこれを気に、風船メールとかボトルメール(リアル版)があちこちの
学校やサークルで流行ったら、、、ちょっと嫌だなぁ。
by MANTA (2008-01-26 09:55) 

みきぱぱ

MANTAさんこんにちは。
>手紙の文字もくっきり、紙そのものが腐ってない

↓「手紙の紙質は耐久性のある油紙。油性ペンで書いたため、長期間海水につかっても読めたらしい。」そうですが、それでも奇跡ですね。ただ、これからは水に溶けやすい紙で鉛筆書きにして欲しいなと思います。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080125k0000m040092000c.html

都会の沿岸部の海底にはゴミがたまっていますが、大方は海流に運ばれてよその土地まで行くのが多いでしょうね。

話し変わって、1月25日付日経新聞朝刊(15面)に、文科省が来年度予算で海底の有用資源を探索する技術開発を支援するとの記事が掲載されていました。
予算総額4億円、公募で5課題程度を採択する予定だそうです。
経産省でも予算5億円で、海洋資源の開発が生態系に与える影響を評価する事業を始めるそうです。
by みきぱぱ (2008-01-26 11:10) 

ふうせん

まず、「風船を食べて死ぬ」というのは嘘という話があります。

http://jba1.jp/

風船に関しては、現在水などで分解されるといった
環境問題に考慮した風船もできていますよ。
by ふうせん (2008-01-26 11:58) 

SAKANAKANE

良い話ですが、当のカレイにとっては、迷惑だったでしょうね。
by SAKANAKANE (2008-01-26 19:01) 

yann

色々あるでしょうが…今回は、奇跡的な出来事であり、親切な漁師さんと
健全に成長していた女の子に拍手であります。
by yann (2008-01-27 01:25) 

MANTA

>ただ、これからは水に溶けやすい紙で鉛筆書きにして欲しいなと思います。
みきぱぱさん、コメントありがとうございます。風船メールもボトルメールも
なんらかのルールが必要なのでしょうね。「きっと大丈夫」とかではなく、
科学的な調査も含めて、ちゃんと考えてみることが必要だとおもいます。

「海底資源探索に関する技術開発」については存じています。
石油だけじゃなく、金属も不足していきますからね…
by MANTA (2008-01-27 11:21) 

MANTA

- ふうせんさん、情報ありがとうございます!
「日本バルーン協会」というのがあって、「風船とばし」についても1994年
にガイドラインを提言されていたとは、恐れ入りました。 m(_ _)m
すでに米国では科学的な研究や規制がなせれているとのこと。日本でも
別途、科学的に考えてみる価値はありそうですね。

>良い話ですが、当のカレイにとっては、迷惑だったでしょうね。
---
>色々あるでしょうが…今回は、奇跡的な出来事であり、親切な漁師さん
>と健全に成長していた女の子に拍手であります。
SAKANAKANEさん、yannさん、ご意見ありがとうございます。
人類が狭い地球で生きていく上では、いろんなことを考えないといけない
のだとおもいます。ちょっと大げさですが、とある女の子の飛ばした風船
ひとつだからこそ、端的に地球環境問題を考えられるように思います。
by MANTA (2008-01-27 12:13) 

letterwritingday

宇宙から紙飛行機を飛ばして地球に着陸させよう!という研究(計画?)のニュースや今回のこのニュースなど見ますと、
「紙」って何なんだろう?と思いました。
by letterwritingday (2008-01-28 17:55) 

MANTA

- 「紙」って何なんだろう?と思いました。
たしかに! 身近にあるもののほうがかえって「科学」を感じさせますね。
by MANTA (2008-01-29 08:59) 

レイン

他の方のブログでこの話を読んだときは、ロマンチックな話だなぁ、としか思いませんでした。
こちらの記事やコメントを読んで環境問題の視点も考えなければいけないなぁ、と思い至りました。
by レイン (2008-02-09 17:15) 

MANTA

>ロマンチックな話だなぁ、としか思いませんでした。
レインさん、コメントありがとうございます。
「やさしい」「うつくしい」、そういうキーワードで地球環境を考えがちです。
人の主観でかんがえるよりも、もっと大きな枠組みで自然や地球を理解
することが重要だと思います… って風船ひとつでちょっと大げさですね(汗)
by MANTA (2008-02-10 10:51) 

あきら

2010年には英国でツバメが風船手紙の木綿糸に絡まり、地上で保護されたという話があります。
(いわゆる釣り糸が野鳥に絡まるテグス被害のようなものですが、カレイでなくツバメがお手紙風船に絡まったら、日本のマスコミがカレイの手紙の話題のように大々的にニュースとして取りあげていたかは、はなはだ疑問です。)

ゴム風船は「天然ゴムで出来ている」、「リモネンで割れる」、「土にかえるから環境に優しい」という見せかけの環境PRがされることが多いですが、動物への被害は約1年とも言われる「土にかえるまでの過程」の中で起きており、欧米では風船飛ばしが環境問題になっています。

残念ながら「日本バルーン協会は野生生物保護団体ではなく、「バルーン業界保護団体」。風船飛ばしが原因の生物への危害など都合の悪い事柄があっても記事としてに取りあげるはずもなく、一部の業者は「環境団体や科学者により風船飛ばしの環境への影響は完全に否定されました」とありもしない事実をPRする始末。
オサガメなどの絶滅危惧種のウミガメなどの命を脅かす風船飛ばしが、環境にいいというインチキ環境PRによりグリーンウォッシュと指摘される状況が現在日本で起きています。 

日本では嵐の国立コンサートという1つのイベントで自然環境にゴム風船が20万個も「投げ捨て」られるようなグループのメンバーだけでなく日本の民間の環境意識の低さを感じさせる事象も起きていますが、ゴミの投げ捨てはタバコのポイ捨てにとどまらず、河原や海岸の花火の燃えかす、花見、バーベキューや芋煮の道具や使い捨てライター、割れたガラス瓶などの飛散。ブラックバス・カミツキガメなどの動植物の外来種の問題など、国民の無秩序な環境への投げ捨てが問題となっているケースが多く見られます。

ウミガメや野鳥などの生物保護をする上で好ましくない状況になりつつあるのが今の日本のように思えます。

by あきら (2010-10-25 21:34) 

MANTA

>残念ながら「日本バルーン協会は野生生物保護団体ではなく、
>「バルーン業界保護団体」。
あきらさん、コメントありがとうございます。 これらの問題は上記の1行に尽きる
ように思います。すなわち経済活動VS自然保護。ちょうどいま名古屋でも
そのような会議がなされていますね。
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2010-10-12
共存共栄のために何をしないといけないか、考えねばならない時代に来た
といえます。かつては人間活動の地球へのインパクトなど知らなかったし、
考えもしなかったのですが、無視できないことを上記のカレイの事例も伝えて
くれています。
by MANTA (2010-10-27 17:59) 

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