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500年も泡沫の夢 [ 京都で暮らす]

さて京都のお話に戻りましょう。
京都に滞在した折に、銀閣寺に行ってみました。
銀閣寺の裏山の大文字山に登ったことはあるのですが、銀閣寺そのものはなし。
先日のテレビ番組「美の巨人たち」で取り上げられていたので行ってみました。


途中の参道。冬の京都はほどよい賑やかさです。


こちらが銀閣寺。元々は寺ではなく、室町時代に足利義政が建てた別荘です。


砂山です。向月台と名付けられています。1ヶ月に1度、庭師の方々が
踏み固めて作るそうです。創建時から続いてるのかな?


いわゆる銀閣こと、観音殿です。しかし…意外にボロイなぁ。
結構錆びてるし、雨漏りとか大丈夫かなぁ?


傍らの窓から庭を覗いてみました。この砂の所はなんというのだろうか…?
龍安寺の有名な枯山水の石庭と違って、ずいぶんと立体的です。
写真にマウスをあててみて、マウスオーバでその広がりをご覧あれ。


ここなんて、船の舳先みたいですね。

ちょっと高いところにあがってみましょう。よっこいしょ。

すぐ向こうには住宅地が広がってるんですねぇ。静かなので気づきません。


苔が美しいですね。

しかし創建から500余年ですか。治世を満足にできなかった足利将軍が、幕府財政を
気にすることもなく、ここで明けても暮れても芸術のことだけを考えていたのか…
そうして花開いた東山文化が、500年経ってもこうして人々を楽しませている。
足利義政にとって、幸せな生涯だったのか、そうでなかったのか…


帰り際にもう一度、銀閣をパチリ。
そうかぁ、、、500年か。私たちの世代は500年後に何を残せるのだろうかねぇ、、、

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まだつづきます。次は銀閣寺の外を歩いてみましょう。


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コメント 3

yann

庭師の方のお仕事ぶりも凄いですね。驚きです。
by yann (2007-12-29 19:23) 

kaoru

おはようございます。心落ち着くお庭で美しいですね。
苔の美しさにも惹かれます。
500年大切に守り続けられてきて素晴らしいですよね。
by kaoru (2007-12-30 08:56) 

MANTA

- 庭師の方、今日も働かれているんでしょうね > yannさん

苔についても、庭師さんたちには苦労話がありそうです > kaoruさん
銀閣寺の庭の傍らに苔が展示してあって。こう書かれていました。
「銀閣寺の大事な苔」 「とても邪魔な苔」
とても邪魔な苔って… お手入れは大変そうです。
by MANTA (2007-12-30 15:04) 

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