月の火山と、コンデンサに注意 [▼科学ニュース New!]
科学ニュースが続きます。
月探査機「かぐや」をはじめ、いま月があついですね。
ニュースその1:
●43億年前、月で火山活動
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071206-00000909-san-soci&kz=soci
アポロが持ち帰った月の石から、月の進化はこれまでこんな風に考えられていたそうな。
約45億年前:地球と共に誕生? そのうちに表面が固まり始める。
その後でたくさんの小天体(惑星のかけら)が衝突。クレーターがたくさんできる。
約38億年前:小天体の衝突はおさまって、今度は月の内部から溶岩が噴出
約25億年前:溶岩噴出が終わる。以降は活発な活動なし。
(参考:http://www.astroarts.co.jp/news/2006/11/24lunar_gas/index-j.shtml)
で今回、アフリカで見つかった隕石を調べてみると、43億年前の月の火山の石だったそうな。
あら?石一つで、月の進化説が変わってしまいました。
しかも月に行かずに月のことがわかるとは。科学の醍醐味ですね。
調査船でみた月です。
18億年もの間、”ドカーン”とか”グツグツ”とかやってたわけですか。
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ニュースその2:
●実物大「かぐや」展示中 NEC「iEXPO」で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071205-00000085-zdn_n-sci
お台場で「かぐや」の実物大試験器(模型じゃないよ)をみることができたらしいです。
以下、””は記事中からの引用です。
”「かぐやが地球に戻ってくると勘違いしている人もたくさんいて驚いた」と説明員。”
たしかに!アポロが帰ってきたからつい帰ってくる気になりますよね。
「かぐや」って永遠に月の周りを回るのかな?
おそらく欧州の探査機がそうであったように、燃料が完全につきてしまって
制御不能になる前に「月へ返す」んでしょうねぇ。。。ドカンと。
”「かぐやには約12万点の部品があるが、その1個でも失えば打ち上げられない。」(説明員)”
だそうです。うーむ、すばらしい!
…って、あれ?? そういえば「かぐや」打ち上げ前の7月にこんなニュースが…
●「かぐや」打上げ延期、衛星に不具合( マイコミジャーナル)
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/07/21/003/index.html
おーい、NECさん、不具合が残ってたよ~
あぶない、あぶない。まあ結果オーライと言うことで。。。
こういうことは海底観測機器でもままあることです。
気をつけなきゃ。
ごぶさたです。海底から月まで、幅広いですね
by (2007-12-08 04:37)
>海底から月まで、幅広いですね
科学の興味はつきまじ、ですよ!
あと、我が日本も結構やりますねぇ < 海底から月まで
by MANTA (2007-12-08 12:02)
私、科学のことはよくわからないのですが
こちらでMANTAさんの記事を拝見してると
楽しいんです。
科学が身近に感じられて勉強になります。
by sou (2007-12-09 09:01)
- soraさん、ありがとうございます。
新聞の科学ニュースはそれはそれでうまくかみ砕いた記事になっていて
いつも「ほへー」と楽しく読ませてもらってます。でも一応「専門家」の私から
みると「もうちょっと解説があると面白いのに」と思うことがちょいちょいあります。
新聞記者さんに比べると文才は臨むべくもないですが、こんなかんじで
たまに科学ニュースを解説チックに載せますのでまたご覧いただけると
幸いです!
by MANTA (2007-12-09 14:10)
コンデンサの極性が逆...気をつけねば...電池へろへろです。
by 海底人@TT (2007-12-21 17:41)
>気をつけねば...電池へろへろです。
海底人@TTさん、コメントありがとうございます。
それならばまだよいかもしれません。1年ほど経つとコンデンサで
絶縁不良がおきることがあるようです。。。トラギをカンニングしました!
by MANTA (2007-12-22 18:08)