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論文ができるまで ~計算もする(6) [ 連載 Old..]

まだまだつづく、執筆作業。

あっついですね。私は相変わらず移動中。

 昨日の朝の景色。ホテルの部屋より。

ここ2日間はちょっと別のお仕事をしてました。そちらは順調。
一方、論文執筆は滞り。うーむ。

【Day 5,6】 追加の計算
論文を補強するモノはなんといってもグラフ。これで査読者や読者をナットクさせる
のだから、よいものを作らねば。特に、コンピュータシミュレーション(数値計算)の
グラフは、いかようにでも作れるだけに、最も効果的なものを作らねばならない。

…とおもって改めていままでの資料をひっくり返してみたけど、帯に短し襷に長し。
しかたない。コンピュータで再計算して「いかにも著者のおっしゃるとおり」という
グラフを作り直そう。かつてはパソコン上で計算することはできなかったが、ここ
10年で状況は一変した。いまや、出張先でも平気で数値計算できるようになった。
それはそうだろう。このノートパソコンの性能は、20年前のスーパーコンピュータに
匹敵するのだ。ありがたいことである。

数値計算といっても、できあいのソフトがあって「スイッチオン」ですむわけではない。
私の場合は下のようなものを組み合わせて、自作している。
・Fortran77で書いたプログラム (一般的な計算をする)
 昔から作ってきたプログラムも多いので、いまさらCには乗り換えられない。
・GNUPLOT(グラフソフト):簡単で便利だ。
・awk(テキストファイルの処理):Excel要らずだよ。
・Tcl/Tkで書いたプログラム(マウスを使って処理するソフトを作る)
 便利だが処理速度が遅いので、JAVAで作り直したい。
・tcsh(これらの複数のソフトを組み合わせて自動処理)
 これが必要だから、Windowsで数値計算をする気になれない。
・GMT(地図やグラフを書く):地球科学ではもはや必須のグラフツール。
これらは全部UNIXというOS上で動く。無論、UNIXの標準コマンドも使いまくりだ。
最近はWindows上でUNIX環境を作ってくれる「Cygwin」の上で、これらのソフトを
動かしている。Windowsのソフトも同時に使えるので、とても便利だ。
ちなみにこれらの数値計算用ソフトは基本的に全部フリーウェアである。
ありがたいことである。

自作ソフトなのだが、久々だと使い方をすっかり忘れてしまっている。
あと改造版がいくつもあって、どれが本物かわからない… 学会発表などのたびに
場当たり的に仕事をするからこうなるのだ!と自分に怒りつつ、ソフトを整理する。

なんだかんだと試行錯誤して、数値計算は終了。GMTでグラフを書く。

こんなかんじ。なんか、研究っぽいでしょう?
つづく。

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これらのソフトの使い方や自作ソフトを本業のWEBサイトで紹介しようと思うのだが、
その前に自作ソフトを整理せねば。

※この記事の続きをよむには、サイドバーの「カテゴリーの紹介」をご覧下さい。
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