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奈良のSSH高校 [▼研究実況 Now!]

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今日は奈良のとある高校に来ています。
高校の生徒さんの科学研究のお手伝い。
(アドバイスするだけやけど)
この高校はスーパーサイエンスハイスクールに指定されてます。
頭文字をとってSSH。

午前中は高校生の発表へのアドバイス。
いろいろ頑張ってる。けど、高校生やね。
ついつい、失敗したことや工夫したことを、やった順に発表しちゃう。
でもね、日記じゃないから。
工夫したことと、分かったことをサラリと発表すればよいのだよ。
そうして情報を整理すると、見落としていた新しい発見もみえてきた。
よかった、ヨカッタ。

後半は高校の先生方と今後の打ち合わせ。
こちらもいろいろみえてきました。
大学と高校、互いに実は距離感がありますが、こうして話ができることはよいことです。もう5年のお付き合いですもんね。

写真は今朝。高校の横の溜め池。
一見、「秋の景色」に見えますが、木々が立ち枯れしてるらしい。
なんで? どうして? 高校の裏山になにが?
そんな謎を高校生自ら解くことができたら、素晴らしいね。
研究テーマはどこにでも転がってる。
がんばれ。
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コメント 4

伊牟田勝美

以前、尾瀬沼を訪れた時、湖畔の白樺が立ち枯れしていることが気になりました。
下山後に調べたところ、電力開発の一環で、尾瀬沼の沼尻に築かれた堤で沼の水位が上昇し、湖畔の一部で根腐れによる立ち枯れが発生していると知りました。
(なお、現在は尾瀬沼からの取水は行っていないそうです)

写真を見たところ、丘の中腹付近でも立ち枯れが発生しているので、尾瀬沼の立ち枯れとは原因が異なると思います。
それだけに、原因は興味が湧くところですね。
高校生達の研究に期待しています。
by 伊牟田勝美 (2016-08-06 01:18) 

MANTA

伊牟田勝美さん、どうやら「ナラ枯れ」というらしいです。
参考:ナラ枯れ
http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2016/07/post-e7e0.html
私は生物関係はからっきしダメですが、どのような気象条件や地質条件が
そろうとこうなるのか、調べてみたいですね。

by MANTA (2016-08-07 16:21) 

伊牟田勝美

調べてみました。
ナラ枯れは、気候変動より山林の手入れが影響しているようです。
直接の原因は、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌によるものだそうですが、薪用に植えられたナラなどが手入れや伐採されなかったためにカシナガの繁殖を許してしまったことも要因の一つとか。
カシナガは、従来から日本にいた虫のようです。
ナラ枯れ自体も、1930年代には記録があるそうです。
ただ、カシナガの生息域は日本が北限に近く、ナラ枯れの記録も鹿児島や宮崎から始まっているので、人類の活動が影響しているのかもしれません。

私は、ナラ枯れのような現象を見ると、ついつい地球温暖化に結びつけてしまうのですが、キチンと調べる事は大切ですよね。
by 伊牟田勝美 (2016-08-11 12:11) 

MANTA

コメント、ありがとうございます。
そうですか、なんでもかんでも「温暖化」というわけではないのですね!
室内での実験とは違って、地球は広い(オープンな環境)。
なにがどう関わっているかを明らかにしにくい反面、それに取り組む面白さも
同居しています。

ということで、高校生たちよ、がんばってね!
by MANTA (2016-08-14 11:22) 

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