今回のターゲット -続々海底鉱山(5)

海底探査のレポートの続きです。
今回のターゲットはこちら。

そう、かた焼きそば。これがうまいのなんの！
って、ちがう！（ノリツッコミ）

ホントウのターゲットはこちら。

こちらはROVハイパードルフィンの制御コンテナ内の様子。
ハイパー君が見ている海底の映像が、マルチディスプレイに表示されてます。


拡大するとこんな感じ。山です。
そう、今回も海底の鉱山の調査なのです。
ここは海底でお湯（熱水、300度にもなる！）が噴き出している場所。
その周辺には金・銀・銅に、亜鉛に鉛に鉄と、いろいろな金属成分が
集まっています（濃集という）。この山は近い将来、日本の貴重な鉱物資源
として活用されるかもしれない。国のプロジェクトの一環として、今回は（も）
その基礎的な調査を行っているのであります。

というわけで、ハイパー君が潜っている間は（昼間）、私もコンテナの中。
精密機器の熱暴走対策のため、コンテナ内は冷房がガンガンにきいているので
けっこう寒いです。

コンテナ外に出るときは、昼食やトイレの時くらい。
なので、昼食時の写真にモヤがかかってしまいます。
（寒いコンテナ内にデジカメを持ち込む→外は温かいので
　デジカメのレンズが曇る→モヤがかかってソフトフォーカスに…）
スパゲティーナポリタンの向こう側には、シチューが霞んで写っています。

しかし今回は行いの良い研究者が集まったようです。
なぜならば、まいにちよい天気ばかり。ありがたや、ありがたや。
つづく。次回か次々回で今回のレポートは終わります。

おまけ：

我々の調査船のすぐ近くにも、別の某研究機関の船が調査中でした。
広い海なのに、肩を寄せ合いながら海底調査。めずらしいケースです。
お互い、がんばりましょうね。