新調査船、発進! [▼科学ニュース New!]
新しい調査船が無事に進水式を終えたようです。
●海底広域研究船を「かいめい」と命名
※図は上記ページより。
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20150607/
かっけー!!
その名は「かいめい」。海底を「解明」するという意味らしい。
「海鳴」だと海鳴り。ちょっと男らしい感じ。
「海明」っていう言葉はないけど、”明るい海”って雰囲気もありますね。
「ちょっと待てよ~ 日本にはたくさん調査船あるのに、また造ったの?」
「税金の無駄じゃねぇ?」
うむ、たしかにお金はかかっています。下記記事によれば、建造費は207億円。
●地震の仕組み「かいめい」するぞ 三菱重工が海底研究船
http://www.asahi.com/articles/ASH6845GRH68ULFA011.html
そしてたしかに調査船はたくさんある。例えば下記は「かいめい」を今後
運用する予定の「海洋研究開発機構」が2013年1月時点で所有していた船舶。
※同機構HPの図に加筆:http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/
目的が異なるとはいえ、1つの研究機関が8つも船を持っている!
(※この内、右上の2船は元々は東京大学が所有していましたが、
2004年から同機構の保有・運用船となりました)
やっぱり無駄遣い!、、、かとおもいきや。
2015年度末の調査船のラインナップ(予定)は下記。
※同機構HPの図に加筆:http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/
「淡青丸」は2013年1月をもって引退。その代わりに「新青丸」の運用を開始。
一方、長年働いた「なつしま」「かいよう」は今年度で引退。
実はこの二船、なかなかのおばあちゃん(古い船)。改造を重ねて、延命を続けて
きました。その理由は、新しい船「かいめい」の完成を待っていたから。
調査船「かいよう」。私自身、むちゃくちゃお世話になった船です。
※過去の記事より:http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-05-10-2
調査船「なつしま」。こちらにもムッチャクッチャお世話になりました。
※過去の記事より:http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2007-01-06
「なつしま」のバックショット。
※過去の記事より:http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-11-07
30年近く(それ以上)に渡る荒波との戦い、お疲れ様でした > かいよう・なつしま
年度末にあると思われるお別れ会には万難を排して参加したい。
「かいめい」君はこれら歴戦の船たちの代わりを果たさねばなりません。
船体は完成しましたが、これから調査機器類を搭載し、調査船への完熟期間を
経て、研究成果が出始めるまで少なくともあと2年はかかるでしょうか?
そう、時間がかかるのですよ。
残る調査船の中にも、それなりにおばあちゃんになっている船もいます。
なにより、有人潜水調査船「しんかい6500」がおばあちゃんになりつつある。
はてさて、今後の海洋調査はさかんになるのか、しぼむのか。
新たな一船が完成したことは喜ばしいですが、その分、地震や火山噴火のメカニズム
の解明や、日本列島の進化の解明、メタンハイドレートなどの新資源の調査開発など
で成果が求められています。がんばりましょう。
おまけ:調査船の進水式では、船そのものよりもこちらのお方に注目が集まりました。
●佳子さま:研究船「かいめい」 進水式でロープ切り 下関
http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20150608k0000m040069000c.html
●海底広域研究船を「かいめい」と命名
※図は上記ページより。
http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20150607/
かっけー!!
その名は「かいめい」。海底を「解明」するという意味らしい。
「海鳴」だと海鳴り。ちょっと男らしい感じ。
「海明」っていう言葉はないけど、”明るい海”って雰囲気もありますね。
「ちょっと待てよ~ 日本にはたくさん調査船あるのに、また造ったの?」
「税金の無駄じゃねぇ?」
うむ、たしかにお金はかかっています。下記記事によれば、建造費は207億円。
●地震の仕組み「かいめい」するぞ 三菱重工が海底研究船
http://www.asahi.com/articles/ASH6845GRH68ULFA011.html
そしてたしかに調査船はたくさんある。例えば下記は「かいめい」を今後
運用する予定の「海洋研究開発機構」が2013年1月時点で所有していた船舶。
※同機構HPの図に加筆:http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/
目的が異なるとはいえ、1つの研究機関が8つも船を持っている!
(※この内、右上の2船は元々は東京大学が所有していましたが、
2004年から同機構の保有・運用船となりました)
やっぱり無駄遣い!、、、かとおもいきや。
2015年度末の調査船のラインナップ(予定)は下記。
※同機構HPの図に加筆:http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/
「淡青丸」は2013年1月をもって引退。その代わりに「新青丸」の運用を開始。
一方、長年働いた「なつしま」「かいよう」は今年度で引退。
実はこの二船、なかなかのおばあちゃん(古い船)。改造を重ねて、延命を続けて
きました。その理由は、新しい船「かいめい」の完成を待っていたから。
調査船「かいよう」。私自身、むちゃくちゃお世話になった船です。
※過去の記事より:http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2008-05-10-2
調査船「なつしま」。こちらにもムッチャクッチャお世話になりました。
※過去の記事より:http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2007-01-06
「なつしま」のバックショット。
※過去の記事より:http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2012-11-07
30年近く(それ以上)に渡る荒波との戦い、お疲れ様でした > かいよう・なつしま
年度末にあると思われるお別れ会には万難を排して参加したい。
「かいめい」君はこれら歴戦の船たちの代わりを果たさねばなりません。
船体は完成しましたが、これから調査機器類を搭載し、調査船への完熟期間を
経て、研究成果が出始めるまで少なくともあと2年はかかるでしょうか?
そう、時間がかかるのですよ。
残る調査船の中にも、それなりにおばあちゃんになっている船もいます。
なにより、有人潜水調査船「しんかい6500」がおばあちゃんになりつつある。
はてさて、今後の海洋調査はさかんになるのか、しぼむのか。
新たな一船が完成したことは喜ばしいですが、その分、地震や火山噴火のメカニズム
の解明や、日本列島の進化の解明、メタンハイドレートなどの新資源の調査開発など
で成果が求められています。がんばりましょう。
おまけ:調査船の進水式では、船そのものよりもこちらのお方に注目が集まりました。
●佳子さま:研究船「かいめい」 進水式でロープ切り 下関
http://mainichi.jp/feature/koushitsu/news/20150608k0000m040069000c.html
2015-06-10 12:59
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