京大宇治キャンパス [ 京都で暮らす]
最近、宇治キャンパスに行くことが多くなりました。
なんか、工場の模型みたいですね。(こちら:みなとみらいの科学館)
私自身、こちらのキャンパスで勉強していましたから、いわゆる古巣ですね。
でもキャンパスは生まれ変わりました。以前は鉄骨むき出しの建物で如何にも
古い研究所だったのですが、耐震補強工事とともに中も外も綺麗になりました。
例えば昔はコンクリート塀で囲われていたキャンパスですが、
これがいまの宇治キャンパスの入り口。写真奥は、もうキャンパスの外。
塀はありません。公園の様な空間に生まれ変わりました。写真は5月だったので
クローバーの花が咲いています。私が学生だった頃はこんな寝転がりたくなる広場
なんてなくて、うっそうと茂った庭のようだったと記憶しています。
当時の指導教官と野外観測装置のテストをやった記憶があるなあ。
構内に入ってみましょう。
こちらが地図。たくさんの研究所がひしめいています。
っていうか、この地図、分かりづらいのでは?
中には化学系の研究所もあるので、
道路の表示も「とまれ」とか「徐行」じゃなくて、「ヘリウム・窒素」。
ここは確か駐車場か、テニスコートだったのだが・・・
綺麗にリフォーム。っていうか新築。
ちょっと建物の中に入ってみましょう。
ここは「防災研究所地震予知研究センター」。地震データの解析を行ってます。
この研究所が現在維持管理している観測点(赤)。
それ以外の地震観測点ともデータの相互交換を行ってます。
こちらのラックは昔は、たしかデータ伝送装置でした。電話回線で伝送してましたが
インターネット経由に変わった結果、ラックはスッカスカ。中に入っているのは、
伝送装置ではなく、ハードディスクアレイだ(と思う)。
そんな片隅に見つけたものがこちら。
なまずの絵馬。私が学生でこの部屋に出入りしていた頃からあったなあ。
この部屋にWorkstation(SS20)があって、博士論文用の計算してたよ。
この研究所には観測装置も充実しています。たとえば、
これが磁力計。コイル型(地磁気が変化→誘導電流が流れる)。1本で1成分を
測定できるので、3本で3成分(北・東・鉛直下向き)。これらのコイルを地面に埋めて
地磁気変化を測りますが、御想像のとおり、鉛直成分用コイルを埋めるのに一苦労。
こちらはフラックスゲート型磁力計。こちらは、これ1つで3成分測定できます。
この2つ前の世代(旧型)を、豪雨の中で水没させてしまい、顔面蒼白になったのは
もう20年ほど前か。。。
私自身、京都へ移ってきてからもうすぐ2年。だいぶ落ち着いてきましたので、最近では
宇治キャンパスでのゼミに参加できるようになってきました(うちの学生と共に)。
宇治の研究グループと我々桂のグループは学部などが異なりますが、
いろいろな面で楽しくコラボレーションできればいいなぁ、と思っています。
そして今日は前期の宇治ゼミの最終回!終わったら暑気払い(ビール)の予定です(^^)
なんか、工場の模型みたいですね。(こちら:みなとみらいの科学館)
私自身、こちらのキャンパスで勉強していましたから、いわゆる古巣ですね。
でもキャンパスは生まれ変わりました。以前は鉄骨むき出しの建物で如何にも
古い研究所だったのですが、耐震補強工事とともに中も外も綺麗になりました。
例えば昔はコンクリート塀で囲われていたキャンパスですが、
これがいまの宇治キャンパスの入り口。写真奥は、もうキャンパスの外。
塀はありません。公園の様な空間に生まれ変わりました。写真は5月だったので
クローバーの花が咲いています。私が学生だった頃はこんな寝転がりたくなる広場
なんてなくて、うっそうと茂った庭のようだったと記憶しています。
当時の指導教官と野外観測装置のテストをやった記憶があるなあ。
構内に入ってみましょう。
こちらが地図。たくさんの研究所がひしめいています。
っていうか、この地図、分かりづらいのでは?
中には化学系の研究所もあるので、
道路の表示も「とまれ」とか「徐行」じゃなくて、「ヘリウム・窒素」。
ここは確か駐車場か、テニスコートだったのだが・・・
綺麗にリフォーム。っていうか新築。
ちょっと建物の中に入ってみましょう。
ここは「防災研究所地震予知研究センター」。地震データの解析を行ってます。
この研究所が現在維持管理している観測点(赤)。
それ以外の地震観測点ともデータの相互交換を行ってます。
こちらのラックは昔は、たしかデータ伝送装置でした。電話回線で伝送してましたが
インターネット経由に変わった結果、ラックはスッカスカ。中に入っているのは、
伝送装置ではなく、ハードディスクアレイだ(と思う)。
そんな片隅に見つけたものがこちら。
なまずの絵馬。私が学生でこの部屋に出入りしていた頃からあったなあ。
この部屋にWorkstation(SS20)があって、博士論文用の計算してたよ。
この研究所には観測装置も充実しています。たとえば、
これが磁力計。コイル型(地磁気が変化→誘導電流が流れる)。1本で1成分を
測定できるので、3本で3成分(北・東・鉛直下向き)。これらのコイルを地面に埋めて
地磁気変化を測りますが、御想像のとおり、鉛直成分用コイルを埋めるのに一苦労。
こちらはフラックスゲート型磁力計。こちらは、これ1つで3成分測定できます。
この2つ前の世代(旧型)を、豪雨の中で水没させてしまい、顔面蒼白になったのは
もう20年ほど前か。。。
私自身、京都へ移ってきてからもうすぐ2年。だいぶ落ち着いてきましたので、最近では
宇治キャンパスでのゼミに参加できるようになってきました(うちの学生と共に)。
宇治の研究グループと我々桂のグループは学部などが異なりますが、
いろいろな面で楽しくコラボレーションできればいいなぁ、と思っています。
そして今日は前期の宇治ゼミの最終回!終わったら暑気払い(ビール)の予定です(^^)
宇治キャンパスの最寄り駅は黄檗でしたね。
この漢字は最初読めませんでした。(w
楽しいビールを!!
by yao (2010-07-26 12:57)
ヘリウム・窒素の表示の所は、ヘリウム様と窒素様専用スペースなのですか?それとも優先スペースなのですか?
by HIROMI (2010-07-26 20:29)
>なまずの絵馬
最先端の技術、研究と、この絵馬の民間信仰の対比が粋ですね。
この鯰の姿かたちもとてもいいですし。
by アヨアン・イゴカー (2010-07-26 23:41)
>宇治キャンパスの最寄り駅は黄檗でしたね。
yaoさん、よくご存じですね!! 「オウバク」ですね。
昨日は暑気払いに行きました。「Twitterで文章だけ投稿」→「ブログへ
まとめ投稿」→「写真を手作業で貼り付け」というスタイルにしてみましたが
いかがでしょう?
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2010-07-27
>ヘリウム・窒素の表示の所は、ヘリウム様と窒素様専用スペース
>なのですか?
HIROMIさん、マジレスすると、ここは自動車も通るので、ヘリウムとか窒素
とかを台車で運ぶ時はここを通ろうね!っていうマークだと思います。
※「ヘリウム様と窒素様」に笑ってしまった(^^)
by MANTA (2010-07-27 18:38)
>最先端の技術、研究と、この絵馬の民間信仰の対比が粋ですね。
アヨアン・イゴカーさん、これがどこの絵馬か私も知りませんが、長らく飾られ
ているようです。
地震学者としては、研究のためには大きい地震が起きてほしいけど、被害
は出てほしくない、実はそんな微妙な心境のようです。なので1年の初めには
「今年も『よい』地震がおきますように」とお祈りするとかしないとか。
絵馬はその時のものかもしれません。
by MANTA (2010-07-27 18:39)