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感染第6波は、2月いっぱい継続か? [▼連載【新型コロナウイルスと社会】]

8月以降、このシリーズ「新型コロナと社会」はお休みしておりました。
途中、感染が一旦収まろうとする9月頃に、気になるネタはあったのですが、
雑多な話題が多かったので、やめました。

そうするうちに第6波です。ちまたのニュースでは「第6波?」とクエスチョン
マークが付いていたりしますが、紛れもない感染第6波ですよ。

今の感染拡大の状態はこんな感じ。大阪・兵庫の日々の新規感染者数です。
棒グラフは1/24(火)までの結果、丸は1/25(水)の感染者数。
灰色の線は 前7日間で平均した、日々の新規感染者数です。
※元ネタはNHK:新型コロナウイルス 都道府県別の感染者数・感染者マップ
 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data/
osaka1.jpg
hyogo1.jpg
※各画像はクリックすると大きくなります。

ここで、昨年に第5波の感染拡大の様子を予想したように、
(→次の緊急事態宣言は7/12から? https://goto33.blog.ss-blog.jp/2021-06-27
第6波の予想もしてみたいと思います。

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トンガの津波のナゾが解明(たぶん) [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

先日、日本を襲った津波 by トンガの大噴火 ですが、
気象庁が頭を抱えるようなナゾの津波でした。

すでに報じられていますが、津波の原因は海底の隆起や沈降では
なさそうです。トンガ周辺や太平洋の観測点で捉えられた津波の高さは
大したことはなかったのに(それでも被害は出ていますが)、もっと遠い日本
では、海面がわずかに変動するくらいと思われるためです。
(この辺も、今後の調査を待つ必要あり)

変わって注目されたのが「空振」です。トンガでの火山の大爆発の音(気圧変化)
が津波を起こしたのだ!という説です。
●日本への津波 専門家「噴火に伴う空気の振動“空振”原因か」
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220116/k10013433451000.html
●空振とは|防災情報ナビ (ibousai.jp)
 https://www.ibousai.jp/words/bswd202.html

キャプチャWNN.JPG
こちらはウェザーニュース社による、空振(気圧変化)によるものです。
2ヘクトパスカル程度(1000分の2気圧)、気圧が変化しています。
ぜひ動画も見てください(当ブログ過去記事)
→ https://goto33.blog.ss-blog.jp/2022-01-16-1

さらに、地球規模で空振が広がる様が、衛星画像(動画)として
公開され始めています。



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噴火でも津波は起きる(2) [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

前回の続きです。

火山が噴火すると、なぜ津波が起きるのでしょうか?
よく言われる原因は下記です。
1)陸上の火山の一部が、噴火の際に吹き飛ぶ(山体崩落)
  → 崩れた山の一部(どでかい岩の塊や大量の土砂)が海へ流れ込む
  → 津波
2)海底にある火山が噴火 → 噴出物が海底に湧き出てくる
  → 噴出物に押しやられた海水が、周りへ広がっていく
  → 津波
3)陸上や海底にある火山が噴火して、陥没(カルデラの形成)
  → 海の水が陥没部分に流れ込む → 海水はその後、周りに広がっていく
  → 津波

衛星写真からは「3」の陥没によって津波が起きたように思われます。
ただしそれだけでは説明はつかないようです。以下に解説します。

まずは、下記をご覧ください。
tonga2022.gif
https://twitter.com/Hydrology_IRPI/status/1482483800613527553 より
衛星画像でよく見ると、トンガの火山島の形が大きく変わっているようです。
前回の記事に、火山島の地図を載せました。下記に再掲します。
funga.JPG
2つの小島の間に噴火口がみえていましたが、今回の大噴火によって、
噴火口周辺が吹き飛んでなくなった(陥没した)ように見えます。

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噴火でも津波は起きる(1) [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

朝から伝えられておりますとおり、南太平洋のトンガにある火山の噴火によって
津波が発生して、日本に押し寄せています。岩手県太平洋岸では、
最大で高さ3m程度の津波が押し寄せる可能性があります。

●トンガで大規模噴火 周辺で1m近い津波発生 日本でも津波警報
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220115/k10013432611000.html
 火山島「フンガ・トンガ フンガ・ハアパイ」はこちら。


上図では海しか表示されません。拡大地図で見てみると、、、
funga.JPG
どうやらこの島の真ん中にあった火口で、大噴火が起きたようです。

高知県などでは港内の漁船が複数転覆しており、被害が出ています。
●【速報】室戸市佐喜浜港で漁船転覆、乗員はなし 高知県沿岸に津波
 https://www.kochinews.co.jp/article/detail/53548
 ※下記写真も同記事より。
 kochi.JPG
沿岸の交通(電車、自動車)などがストップするなどで、受験生にも
大きな影響がでているものと思われます。

・・・ところで、今回の津波の予測に、気象庁は大失態をしてしまいました。

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3回生が受賞しました! [▼研究実況 Now!]

2022-01-07T20:20:05.jpg

今日は兵庫県立大学 理学部 物質科学科3回生の研究発表会でした。
卒業研究を行うために、学生は研究室に配属されますが、その時期は決まっていて、
物質科学科の場合は来年4月(4回生になってから)です。でも、もっと早く本物の
研究の現場に触れてほしい。そこで3回生向けに「研究室体験」を実施しています。。

3回生(希望者)が2ヶ月間、希望する研究室に配属され、その間に研究体験をし、
そして研究成果を報告するのです。たった2ヶ月間で、なにができるか?
時間との勝負です。

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比較:風力発電と原子力(2) [ 資源エネルギーを考える]

昨日の続きです。
風力発電と原子力発電を比べてみています。

wind2.JPG
https://www.sbenergy.jp/study/illust/wind/ より

風力発電の風車は、すごくでかいです!
なんと、飛行機の幅よりでかい!!
●ポール・アレンの世界最大の飛行機、「空の発射台」として2020年運用開始
 https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/2020-7.php
 下図もこちらの記事より。一番小さなボーイング747-8の幅が68.5m
 風車の羽はそれより大きい。
 wind3.JPG

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比較:風力発電と原子力(1) [ 資源エネルギーを考える]

年が明けてしまいました。
このブログでは年末は1年を振り返り、年初は我が家の年賀状をご紹介する
などしておりましたが、昨年はいろいろとございまして、年末年始のご挨拶は
失礼させていただきました(年賀状も送っておりません)。ご了承ください。

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さて、年明け一発目のニュースとして、以下を見つけました。
●北海道沖に国内最大級風力発電所 ノルウェー大手計画 出力は泊原発の2倍
 wind0.JPG
https://news.yahoo.co.jp/articles/07619779134b88a4cc67d4f89894b661cef29723

風力で原子力を凌ぐってすごいですね!
ところでそもそも、風力発電と原子力発電のパワーって、どれくらいの差があるの
でしょう? 結論だけ先に書いちゃいますと、こんな感じです(↓)。
これらはとても大雑把な計算です。細かな数値については資料をあとで示しますね。
wind1.JPG
https://www.sbenergy.jp/study/illust/wind/ より

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