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スカイツリー [▼研究実況 Now!]

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駅から見えたので撮ってみた。
地震のちょっとあとに密かに634mの高さになったらしい。
世界一の電波塔だ。
日曜日にNHKスペシャルでやってた。
おもしろかったな。一番を作ることはやはり大変で
誰も知らなかった貴重なノウハウが蓄積されていく。
だから科学技術は二番じゃだめなのだ。

といっても、地デジは実は衛星でみれるから、
こんな電波塔、いらんのだけどな。
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品川 [▼研究実況 Now!]

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東京にきたよ。
新幹線の1両目の席だった。
気のせいか空いてる気がしたが、
日本の新幹線は安全だったよー
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原発を誰に任せれば良いのか? [ 資源エネルギーを考える]

前回の連載記事では、原発は技術的には問題ないが、動かす側(電力会社)には
いろいろ問題があるという話をした。九電社長は辞任するらしいが、それだけでこの
組織的な体質は改まらないだろう。
●九電社長、引責辞任の意向=27日役員会で扱い議論―「やらせメール」問題
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000141-jij-bus_all
●クローズアップ2011:九電メール報告書公表 「やらせ」常態化か
 http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20110715ddm003040108000c.html
●「原発再開の賛成派だけでシナリオを作った」 
 玄海原発、国側がCATV出演者7人を地元広告代理店に依頼
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/110627/trd11062709590011-n1.htm
経済産業省主催の住民説明会は「しっかり聞きたい、玄海原発」と銘打って、インターネット
でもライブ配信されていたはず。開かれた原発行政を斬新に演じたのだが実は茶番だった。

これは、なかなか深刻な問題だ。「描かれた原発シナリオ」という九電のスタイルは
東京電力にも見受けられる。例えば東京電力は今回の福島原発事故の可能性を事前に
理解していた。これは震災直後から繰り返し言われているのことだが、まとめてみよう。
” ”内は各報道記事からの抜粋である(英文は適宜、和文に訳した)。
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<以下、時間順、2007年より>
●特別リポート:地に落ちた安全神話─福島原発危機はなぜ起きたか(ロイター)
 http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20331720110330
”「津波の影響を検討するうえで、施設と地震の想定を超える現象を評価することには
大きな意味がある」(中略)東京電力の原発専門家チームが、同社の福島原発施設を
モデルにして日本における津波発生と原発への影響を分析、2007年7月、米フロリダ州
マイアミの国際会議で発表した英文のリポートだ”
    ↓

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最近のつぶやきの続き [▼研究実況 Now!]

前回のつづきで、最近のつぶやきをつぶやきます。
  • manta33blogmanta33blog日本学術会議が家庭の電気代が2-3割UPすると発表したらしいが、学術会議Webサイトではその資料は削除されている。07/09
  • manta33blogmanta33blogそんなことしたら学術会議の信頼性が下がることが分からないか?マスコミはその値だけを報道し「根拠は良くわからない」「おどしだ」「学術会議って何様?」といっているぞ。07/09

NHKでやってた。日本学術会議はマスコミに渡した資料をWeb上では非公開にしたので、
かえって情報が独り歩きしている。一度出した情報を引っ込めるとかえって炎上するという
例を今までいろんなブログでみてきたけど、それと一緒だなぁ。だめだなぁ。詳細は下記。
●平成23年7月3日(日)付けの読売新聞第一面「原発撤退なら月2121円増 
 学術会議試算」の記事について(日本学術会議)
 http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/shinsai/setumei.html
少なくとも日本学術会議が一度出した資料なのだから、然るべき説明をすべきだけど、
「マスコミが悪い、遺憾である」的発言はいかがなものか?一方でこんなニュースも。
●日本学術会議も『政策のための学術活動』重視 (サイエンスポータル:7/11)
 http://scienceportal.jp/news/daily/1107/1107111.html
これから頑張る、ということか。でも昭和24年設立なんですけどね、日本学術会議。

次行きましょう。

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最近のつぶやきより [▼研究実況 Now!]

私自身のTwitterから、ここ1ヶ月くらいのつぶやきをピックアップ。まずは震災関係。
  • manta33blogmanta33blog電力会社自身も発電時に「エネルギー」を使っている。この節電・省エネはどうなっているのか?なんの発表も聞いたことがない。お願いするだけで良いのか?06/16
  • manta33blogmanta33blog”反対派は「リスクをゼロにしろ」と言うし、推進派も「ゼロでございます」と言い続けた結果、両方ともリスクはゼロだという建前に閉じこもってしまった。” http://t.co/6bZARdM06/30
  • manta33blogmanta33blog昨日、五百旗頭氏へのインタビューをみた。いろいろ言ってらしたけど、最後の「よき日本人」の喩え話は60年以上前の戦争直後のエピソードだった。だったらいまの若者をエンカレッジしてほしい。所詮、老人の考えることに過ぎないか?07/01

1つ目は節電関係。電力会社自らが「私たちは○%節電します」とか「発電効率を○%上げます」
って積極的に発言しているところを見たことがないのだが…?

2つ目は、またしても池田信夫先生のブログより。詰まるところ、高度に発達したある科学技術
の全容とそれが社会に与える影響は、一人や二人の科学者・技術者でフォローするのはムリ
で、大勢の知識があって初めて可能になる=第三者機関でのチェックが働きにくくなる=
「村」になりやすいということか? 地球温暖化の議論も同様だな。

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この橋渡るべからず [▼研究実況 Now!]

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近鉄の新田辺駅で下車。こんな銅像があった。
一休さんだ。近くに一休寺というのがあるんだね。
左側の石柱には「とんちばし」ってかいてある。
「このはし渡るべからず」って書かれていた橋だね。
一休さんは「端がだめなら真ん中を渡ればいいんだよね」という
へりくつ、もといトンチを繰り出して見事この難題を解いたんだったね。
しかし橋を渡るのが難題とは、どこのRPGか。
あと銅像の右側には「たなべ いっきゅう」って書かれてた。
名字が田辺みたいになってるぞ。田辺一休。

そんな新田辺には「たなべ歴探」なる、町おこしカードゲーム?
の様な物があるらしい。ポスターが張ってあった。こちらでは
戦う一休さん的イメージが。屏風から出てきた虎にも勝ちそうなかんじ。
一休さんとRPGが好きだな、新田辺。

追記:今よくみたら銅像じゃなくて、石像だった。あと「たなべ歴探」のポスターは下記。
ちなみにポスターは「張る」じゃなくて「貼る」でしたね。でもリンクは「張る」なのだよ。
ややこしいね。まあそんなことより、武闘派一休さんを見逃すな。
http://kyotana.be/free/rekitan/
個人的には一休さんの心優しきお友達、「しんえもん」さんも加えてほしいな。
「一休どの~」
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これで当分、原発は動かせない [ 資源エネルギーを考える]

私自身は原子力発電所は技術的には稼働可能だと考えている。
福島第一原発がいまもって事故収束の見通しが立たないのは、地震の揺れのせい
ではなく、津波による冷却電源損失である。同様な意見が下記でも述べられている。
●固有リスクとシステマティックリスク(池田信夫Blog)
 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51724233.html
ただ私は池田氏ほど楽観的ではない。津波に対して抜本的な対策はなかなか大変で、
すべての原発が稼動可能とは思えない。しかし、いくつかの原発は可能であろう。

一例が女川原子力発電所である。よく知られているように、震源地に最も近いこの原発は
地震・津波で壊れなかっただけでなく、一時は町民の避難所にすらなった。
●原発、明暗分けた津波対策 女川は避難所に(産経新聞)
 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/498844/
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女川原発 by -osada (protected by CC License)

これは偶然ではない。女川原発はこのような大津波を想定していたのだ。

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高校生からの質問(4) [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

さて、高校生からの質問に答えるシリーズ、最終回です。

Q. 地震は人々に悪影響を与えていますが、地震の美点はないのですか?
これは鋭い質問です。というのも、地震の研究者は自分たちの研究の重要性を伝えようして
地震の恐ろしさを強調する傾向があります(たぶん私も)。「怖いから調べる」ってのは
科学的モチベーションとして間違ってませんが、そうですねぇ、美点ですね。
その1)自然と歴史を知る大事さを教えてくれる
我々人間はお調子者です。ちょっとイロイロうまくいくと、これまでサボらなかったことを
サボりはじめたり、守らないといけない言い伝えや言いつけも守らなかったり。でもそれって
ちょっとした経験で決めてないですか? 地球の長い歴史から見たら間違ってないですか?
こういう大きな自然災害にであうと人は厳しい自然と向き合って暮らさねばならないことを
思い出すことになります(大きな犠牲と共に)。

その2)地震のエネルギーを地下数百kmの調査に利用する
生物だけでなく、星も進化します。この星の進化を知るためには地下数百km~数千km
を調査したいのですが、そこまで掘ることはできません。ダイナマイト爆発の振動を使って
調査できるのもせいぜい地下数十kmです。そこで地震が作る揺れを利用します。大きな
地震の揺れは地球の裏側まで届くので、地球を「輪切り」にできるのです(本当に輪切りに
するという意味ではなく、地球の中の地震波の伝わり方が詳しく分かるという意味ね)
こうしてプレートの構造や何百km以上の深さのマントルの様子がわかるのです。

その3)もしもプレートが移動しなかったら?
以前お話ししたように、地震の大元はプレートの移動です。このプレート移動が止まると
地震は止まります。ところで、もしもプレートが移動しなかったら、地球はどうなるでしょう?
実はいま私たちの知る地球とはまったく異なる星になります。例えば日本列島はなくなる
でしょう。石油も天然ガスもたぶん採れません。地表や海で見られる生物の姿も大きく変わり
ます。人間は誕生しなかったかも? プレートが移動しないだけでなんでそうなるの?
これは宿題にしましょう。みんなで調べてみてください。

planet.jpg
ってことは、遠くの惑星にプレート運動の痕跡らしき地形が見つかったら、
そこには知的生命体もいるかも??

では次の質問。

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高校生からの質問(3) [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]

海外出張などで間があいてしまいましたが、高校生からの質問に答えますよ~

Q. 世界で一番大きい地震は?
Q. プレート境界以外では大きな地震は起きないのでしょうか?
地震の真の大きさは「マグニチュード」というもので比べますが、マグニチュードにも
種類があります。下記ページでは「モーメントマグニチュード」で比較してます。
●地震について(気象庁:よくある質問集)
 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq7.html

日本で一番大きい地震は、先日の東北地方太平洋沖地震(Mw 9.0)です。上記の気象庁の
ページにはまだ載っていませんが、世界で4番目に大きな地震のようです。では大きな地震は
プレート境界だけで起きるのでしょうか?いいえ、そんなことはありません。例えば日本の場合、
推定M8の濃尾地震(1891年)は、陸地の活断層が引き起こした典型的な「内陸型地震」です。

higai-1995.jpg
過去の被害地震(1872~1995年)
気象庁ページより(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai-1995.html

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