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まちなかで、地質調査。 [▼科学ニュース New!]

※以下は、メールサービス「ジオサガ」の転載です。
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みなさんは、地下街やデパートの床や壁を観察したことはありますか?
今回は「名古屋で見つかる化石・石材ガイド」という本の紹介です。
この本では、名前の通り名古屋周辺でみられる特徴的な石材や化石、
更にはそこから読み取れる街の変遷について紹介しています。
●「名古屋で見つける化石・石材ガイド」出版
 街の石探しで「あなたも石頭に」
 https://news.yahoo.co.jp/articles/e2517a5e3fb771095b48264ef3d27348725f6ba9

名古屋で見つける化石・石材ガイド (爽BOOKS)

名古屋で見つける化石・石材ガイド (爽BOOKS)

  • 作者: 西本昌司
  • 出版社/メーカー: 風媒社
  • 発売日: 2022/03/15
  • メディア: 単行本


アンモナイトなどは特徴的な渦巻き模様をしていますから、
初心者でもすぐに分かります。この石材、アンモナイトを含むということは
かつては海の底だったのね。それがいま、デパートの柱になっていたりする、と。
そう考えるとロマンがありますね。
知って暮らす人生、知らずに暮らす人生。
あなたはどっち??

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ところで本来、化石は地層を詳しく調べると見つかります(地質調査)。
例えば下記のようです。
●神戸の自然シリーズ16 神戸層群の化石を掘る
 http://www2.kobe-c.ed.jp/shizen/strata/fsil_org/16008.html

ところが近年、地質調査を野外で行うこと自体が大変になってきました。
・まず崖がありません。道路工事などで崖が見られることがありますが
 工事中は近づけませんし、工事が終わるとコンクリートなどで崖が
 覆われてしまいます(擁壁=ようへき と読みます)。
・なので地層の観察もなかなか難しくなってきました。
 (擁壁が透明だったら良いのに…)

そんな中、街ナカで化石を発見できるなんて!! 素晴らしいですね。
最近は、小学生や中学生(さらには高校・大学生)の理科の授業や課 
題にも活用されているようです。

調べてみると、名古屋の町中の化石ガイドブックは他にもあるみたい。
またそれ以外の都市のガイドブックもいろいろあるみたい。

名古屋+周辺 ビル街の化石・鉱物わくわく探検隊 (フィールドサイエンス)

名古屋+周辺 ビル街の化石・鉱物わくわく探検隊 (フィールドサイエンス)

  • 出版社/メーカー: 風媒社
  • 発売日: 2000/08/01
  • メディア: 単行本



さあ化石をさがしにいこう!

さあ化石をさがしにいこう!

  • 作者: 自然環境研究オフィス
  • 出版社/メーカー: 遊タイム出版
  • 発売日: 2022/04/06
  • メディア: 単行本



街の中で見つかる「すごい石」

街の中で見つかる「すごい石」

  • 作者: 西本 昌司
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2017/06/29
  • メディア: 単行本



東京「街角」地質学

東京「街角」地質学

  • 作者: 西本 昌司
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2020/02/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


4冊目は、2020年に出版された本です。
この本を片手に、東京の町を歩いてみたいですね!
(大阪や神戸版はないのだろうか?)


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