宇宙科学ニュースの詰め合わせ [▼科学ニュース New!]
この夏は宇宙関係のニュースが熱い(暑い)です。
一気に紹介します。
ご興味あるニュースの詳細については、リンク先を御覧ください。
●「小さな一歩に過ぎない」 帰還したベゾス氏、宇宙開発に意欲
https://mainichi.jp/articles/20210721/k00/00m/030/192000c
アマゾン・コム会長のジェフ・ベゾス氏が、自分自身の米宇宙開発ベ
ンチャーの宇宙船「ニューシェパード」で宇宙に行きました。宇宙と
は一般的には地上から高度100kmより遠い場所を示します。ベゾス氏
は高度107kmへ到達し、無重力状態を数分間経験したそうです。
その数分間のために、いったいいくらの費用を投じたのか??
他方、民間の宇宙船での宇宙旅行は、もはや夢ではないということで
す・ベゾス氏に先立つこと10日前、リチャード・ブランソン氏も自ら
が創業した「ヴァージンギャラクティック」の宇宙船で、宇宙に行き
ました。まさに宇宙旅行時代の幕開けです!
ちなみにブランソン氏は高度85km程度までしか到達しておらず、ベゾ
ス氏は「我々こそが真の宇宙旅行だ!」と言っているようですが、
ブランソン氏も負けておらず「宇宙はむしろ高度80kmより遠い場所を
指す。ベゾス氏は誤っている」と考えているらしい。
宇宙旅行ビジネス競争が、宇宙の定義も変えるかもしれません。
●地球質量の「自由浮遊惑星」4個発見 重力マイクロレンズ法の威力
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ae77d1d648a865f69e2e16d5dbe6c3419e85df7
太陽の周りを回っておらず、宇宙を漂っている惑星。
まるでSFの世界ですが、それらが見つかったというニュースです。
ここでは重力レンズ効果に注目しています。重力レンズはブラックホール
や巨大な恒星で起きる現象ですが、浮遊惑星で起きる重力レンズ効果
を利用して、浮遊惑星そのものを見つけたそうです。
浮遊惑星は、宇宙に数多ある暗黒物質(ダークマター)の候補の一つ
です。ダークマターは宇宙の運命を握っていますので、浮遊惑星にも
注目です。
●この星団のすべてはいずれブラックホールに飲み込まれるだろう
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f63f0f6da7daa88dc188dcf39a6e51ffc34a5e2
こちらはブラックホール絡みのニュース。記事で紹介されている
球状星団には恒星よりもはるかに多い数のブラックホールが存在
していて、星々はいずれはブラックホールに飲み込まれるそうな。
こちらもまた、SFのような世界観です。
●Lunar Crater Radio Telescope (LCRT) on the Far-Side of the Moon
https://www.nasa.gov/directorates/spacetech/niac/2020_Phase_I_Phase_II/lunar_crater_radio_telescope/
最後はNASAのニュースより(こちらは2020年4月)。
近年、月面に基地を作ろう!という計画がありますが、NASAはその先
を行きます。月の裏側にある直径3~5kmのクレータを利用してパラボ
ラアンテナを作って、これを電波望遠鏡として利用しようというわけ
です。。月の裏側は地球からは見えませんから、地上で放射される様
々な人工電波は月の裏側には届きません。なので、ノイズの少ない静
かな環境で、宇宙からの微弱な電波をキャッチできるはず。
目標は誕生間際の(遠い)宇宙からくる電波の観測です。
宇宙関係はここ数年、新たなニュースが続々出てきていますね!!
一気に紹介します。
ご興味あるニュースの詳細については、リンク先を御覧ください。
●「小さな一歩に過ぎない」 帰還したベゾス氏、宇宙開発に意欲
https://mainichi.jp/articles/20210721/k00/00m/030/192000c
アマゾン・コム会長のジェフ・ベゾス氏が、自分自身の米宇宙開発ベ
ンチャーの宇宙船「ニューシェパード」で宇宙に行きました。宇宙と
は一般的には地上から高度100kmより遠い場所を示します。ベゾス氏
は高度107kmへ到達し、無重力状態を数分間経験したそうです。
その数分間のために、いったいいくらの費用を投じたのか??
他方、民間の宇宙船での宇宙旅行は、もはや夢ではないということで
す・ベゾス氏に先立つこと10日前、リチャード・ブランソン氏も自ら
が創業した「ヴァージンギャラクティック」の宇宙船で、宇宙に行き
ました。まさに宇宙旅行時代の幕開けです!
ちなみにブランソン氏は高度85km程度までしか到達しておらず、ベゾ
ス氏は「我々こそが真の宇宙旅行だ!」と言っているようですが、
ブランソン氏も負けておらず「宇宙はむしろ高度80kmより遠い場所を
指す。ベゾス氏は誤っている」と考えているらしい。
宇宙旅行ビジネス競争が、宇宙の定義も変えるかもしれません。
●地球質量の「自由浮遊惑星」4個発見 重力マイクロレンズ法の威力
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ae77d1d648a865f69e2e16d5dbe6c3419e85df7
太陽の周りを回っておらず、宇宙を漂っている惑星。
まるでSFの世界ですが、それらが見つかったというニュースです。
ここでは重力レンズ効果に注目しています。重力レンズはブラックホール
や巨大な恒星で起きる現象ですが、浮遊惑星で起きる重力レンズ効果
を利用して、浮遊惑星そのものを見つけたそうです。
浮遊惑星は、宇宙に数多ある暗黒物質(ダークマター)の候補の一つ
です。ダークマターは宇宙の運命を握っていますので、浮遊惑星にも
注目です。
宇宙背景放射 「ビッグバン以前」の痕跡を探る (集英社新書)
- 作者: 羽澄 昌史
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: 新書
●この星団のすべてはいずれブラックホールに飲み込まれるだろう
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f63f0f6da7daa88dc188dcf39a6e51ffc34a5e2
こちらはブラックホール絡みのニュース。記事で紹介されている
球状星団には恒星よりもはるかに多い数のブラックホールが存在
していて、星々はいずれはブラックホールに飲み込まれるそうな。
こちらもまた、SFのような世界観です。
●Lunar Crater Radio Telescope (LCRT) on the Far-Side of the Moon
https://www.nasa.gov/directorates/spacetech/niac/2020_Phase_I_Phase_II/lunar_crater_radio_telescope/
最後はNASAのニュースより(こちらは2020年4月)。
近年、月面に基地を作ろう!という計画がありますが、NASAはその先
を行きます。月の裏側にある直径3~5kmのクレータを利用してパラボ
ラアンテナを作って、これを電波望遠鏡として利用しようというわけ
です。。月の裏側は地球からは見えませんから、地上で放射される様
々な人工電波は月の裏側には届きません。なので、ノイズの少ない静
かな環境で、宇宙からの微弱な電波をキャッチできるはず。
目標は誕生間際の(遠い)宇宙からくる電波の観測です。
宇宙関係はここ数年、新たなニュースが続々出てきていますね!!
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