No.2の有り様(麒麟がくる) [▼科学ニュース New!]
大河ドラマ「麒麟がくる」、楽しく見てました。
最後はどうなるかと思いましたが、そうなりましたか。
以下は、歴史考証ではなくて、単にドラマの感想です(ネタバレあり)。
長谷川さん(ハセヒロさん)が演じる「光秀」って「ザ・まじめ」なサムライで、
劇中では「信長に忠実なナンバー2」を務めきっていました。私は、その点が実は
ずーーーーっと気になっていました。
少し前の大河ドラマ「軍師官兵衛」を思い出したからです。主人公の官兵衛は、
豊臣秀吉麾下のNo.2のサムライでした。演じるは岡田准一さん。ハセヒロさんと同様、
岡田さんもドラマの前半は真面目で誠実な役でしたが、後半の本能寺の変では、
マックロな悪者になり(黒官兵衛)、終盤の関ヶ原の戦いあたりでは九州で大暴れ
していました。あの岡田さんの演技、とても楽しそうに見えました。
●岡田准一、“黒”官兵衛に手応え「大河の主演としてはギリ」
https://www.oricon.co.jp/news/2039435/full/
ああいう、まじめな役から悪者への変化は面白かった。
なので今回の「麒麟がくる」でも、主役のハセヒロ光秀の闇落ち・悪者ぶりを
期待をしたんです。だって、そうしないと「本能寺の変」を迎えられないよね。
主君を裏切るのですから。
そして、先週。お待ちかね、大河ドラマでの「本能寺の変」。
光秀はどう戦ったのか。
----
ドラマで「意外!」と思ったのは、光秀が本能寺の変を起こす前。
「光秀さん、信長さんとうまくいってないらしいで」というウワサが、
既に町中に広がっていたという描写。まあそうかもしれませんね。
京都の町の人達は権力者に敏感。応仁の乱では、京都市内のうち、上京が
焼かれており、下京もその後の乱(天文法華の乱)で焼けてしまったようです。
●変わる室町時代のイメージ 応仁の乱で焼け野原は大げさ?
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/13596
●京都の町を一変させた応仁の乱
https://www.teikokushoin.co.jp/journals/history_japan/pdf/
あれれ?京都は応仁の乱で焼け野原になったと思いきや、一度に焼けたわけでは
なく、案外燃え残ってたんですね。なればこそ、戦という表立ったもののみならず、
政治の動向やウワサに対して、町衆は敏感になるでしょう。
今回の大河ドラマで描かれた京の街の雰囲気は、まさに、、、
「光秀様、やるぞ、やるぞ → やっぱりやった、本能寺」
これだと諜報能力に長けた秀吉あたりには、噂は事前に届きますね。
劇中でも、茶釜「平蜘蛛」を光秀が密かに隠し持っていることを、
佐々木蔵之介演じる秀吉は知っていました。さらにハセヒロ光秀側も、
佐々木秀吉が信長に平蜘蛛の件を密告したことを知っていました。
光秀も秀吉に劣らない諜報網を持っていた、ということを示しています。
●本能寺の変まであと4年。光秀vs秀吉の暗闘深刻化 なぜ光秀は信長や秀吉には
きつくあたるのか?【麒麟がくる 満喫リポート】
https://serai.jp/hobby/1015832
さらに劇中では、光秀が頼りにしていた大名、細川藤孝が、秀吉とこっそり話を
しているシーンがありました。「平蜘蛛」のことを鑑みれば、藤孝と秀吉の密会も
光秀は知っていた可能性が高いです。
-----
さてここまでをまとめると、本能寺の変の前に、、、
・京都では、光秀様謀反!?のウワサでもちきり。
・佐々木秀吉はハセヒロ光秀が謀反を起こすことを事前に知っていた。
・ハセヒロ光秀も、信長への反意が佐々木秀吉に勘付かれていることを
たぶん知っていた。
・また、細川氏などが自分の味方にはなってくれず、むしろ彼らから秀吉に
情報が漏れている可能性を、ハセヒロ光秀は十分に理解していた。
ということです。
しかし、光秀は本能寺の変を起こします。
史実では、本能寺の変に至る原因は分かっておらず、多数の説があるそうですが。
●【深掘り「麒麟がくる」】なぜ本能寺の変は起きた? 最新の有力説を解説
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20210208-00220485/
●顔つぶされた光秀の怨念か、「黒幕」は?…真相「本能寺の変」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210203-OYT1T50138/
●【「麒麟がくる」コラム】まだまだある。本能寺の変の信じがたい黒幕説。
そのすべてを検証する
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20210214-00222458/
大河ドラマ「麒麟がくる」では、そのいずれも採用しているようにみえます。
朝廷、足利将軍、家康、秀吉。皆の総意が「信長、打つべし」であり、
信長の妻、帰蝶様(川口春奈)まで「毒を盛る」と物騒なことを言い始める。
ハセヒロ光秀自身も、信長を切る夢を毎晩見る始末。信長への怨念もあった
でしょう。みんなに嫌われている権力者って、いるよね~~
そして物語はクライマックスへ!!
次回へ続きます。
最後はどうなるかと思いましたが、そうなりましたか。
以下は、歴史考証ではなくて、単にドラマの感想です(ネタバレあり)。
長谷川さん(ハセヒロさん)が演じる「光秀」って「ザ・まじめ」なサムライで、
劇中では「信長に忠実なナンバー2」を務めきっていました。私は、その点が実は
ずーーーーっと気になっていました。
少し前の大河ドラマ「軍師官兵衛」を思い出したからです。主人公の官兵衛は、
豊臣秀吉麾下のNo.2のサムライでした。演じるは岡田准一さん。ハセヒロさんと同様、
岡田さんもドラマの前半は真面目で誠実な役でしたが、後半の本能寺の変では、
マックロな悪者になり(黒官兵衛)、終盤の関ヶ原の戦いあたりでは九州で大暴れ
していました。あの岡田さんの演技、とても楽しそうに見えました。
●岡田准一、“黒”官兵衛に手応え「大河の主演としてはギリ」
https://www.oricon.co.jp/news/2039435/full/
ああいう、まじめな役から悪者への変化は面白かった。
なので今回の「麒麟がくる」でも、主役のハセヒロ光秀の闇落ち・悪者ぶりを
期待をしたんです。だって、そうしないと「本能寺の変」を迎えられないよね。
主君を裏切るのですから。
そして、先週。お待ちかね、大河ドラマでの「本能寺の変」。
光秀はどう戦ったのか。
----
ドラマで「意外!」と思ったのは、光秀が本能寺の変を起こす前。
「光秀さん、信長さんとうまくいってないらしいで」というウワサが、
既に町中に広がっていたという描写。まあそうかもしれませんね。
京都の町の人達は権力者に敏感。応仁の乱では、京都市内のうち、上京が
焼かれており、下京もその後の乱(天文法華の乱)で焼けてしまったようです。
●変わる室町時代のイメージ 応仁の乱で焼け野原は大げさ?
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/13596
●京都の町を一変させた応仁の乱
https://www.teikokushoin.co.jp/journals/history_japan/pdf/
あれれ?京都は応仁の乱で焼け野原になったと思いきや、一度に焼けたわけでは
なく、案外燃え残ってたんですね。なればこそ、戦という表立ったもののみならず、
政治の動向やウワサに対して、町衆は敏感になるでしょう。
今回の大河ドラマで描かれた京の街の雰囲気は、まさに、、、
「光秀様、やるぞ、やるぞ → やっぱりやった、本能寺」
これだと諜報能力に長けた秀吉あたりには、噂は事前に届きますね。
劇中でも、茶釜「平蜘蛛」を光秀が密かに隠し持っていることを、
佐々木蔵之介演じる秀吉は知っていました。さらにハセヒロ光秀側も、
佐々木秀吉が信長に平蜘蛛の件を密告したことを知っていました。
光秀も秀吉に劣らない諜報網を持っていた、ということを示しています。
●本能寺の変まであと4年。光秀vs秀吉の暗闘深刻化 なぜ光秀は信長や秀吉には
きつくあたるのか?【麒麟がくる 満喫リポート】
https://serai.jp/hobby/1015832
さらに劇中では、光秀が頼りにしていた大名、細川藤孝が、秀吉とこっそり話を
しているシーンがありました。「平蜘蛛」のことを鑑みれば、藤孝と秀吉の密会も
光秀は知っていた可能性が高いです。
-----
さてここまでをまとめると、本能寺の変の前に、、、
・京都では、光秀様謀反!?のウワサでもちきり。
・佐々木秀吉はハセヒロ光秀が謀反を起こすことを事前に知っていた。
・ハセヒロ光秀も、信長への反意が佐々木秀吉に勘付かれていることを
たぶん知っていた。
・また、細川氏などが自分の味方にはなってくれず、むしろ彼らから秀吉に
情報が漏れている可能性を、ハセヒロ光秀は十分に理解していた。
ということです。
しかし、光秀は本能寺の変を起こします。
史実では、本能寺の変に至る原因は分かっておらず、多数の説があるそうですが。
●【深掘り「麒麟がくる」】なぜ本能寺の変は起きた? 最新の有力説を解説
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20210208-00220485/
●顔つぶされた光秀の怨念か、「黒幕」は?…真相「本能寺の変」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20210203-OYT1T50138/
●【「麒麟がくる」コラム】まだまだある。本能寺の変の信じがたい黒幕説。
そのすべてを検証する
https://news.yahoo.co.jp/byline/watanabedaimon/20210214-00222458/
大河ドラマ「麒麟がくる」では、そのいずれも採用しているようにみえます。
朝廷、足利将軍、家康、秀吉。皆の総意が「信長、打つべし」であり、
信長の妻、帰蝶様(川口春奈)まで「毒を盛る」と物騒なことを言い始める。
ハセヒロ光秀自身も、信長を切る夢を毎晩見る始末。信長への怨念もあった
でしょう。みんなに嫌われている権力者って、いるよね~~
そして物語はクライマックスへ!!
次回へ続きます。
コメント 0