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久々のJAMSTEC [▼研究実況 Now!]

2020-08-04T20:13:06.jpg
先週、約4ヶ月ぶりに、古巣の海洋研究開発機構に行ってきました。

今年は実は調査航海がたくさんあって、その準備と打ち合わせです。
11時からが18時までぶっ通し。関係者の皆様、お疲れ様でした!

写真はその日のJAMSTEC岸壁の様子。

「すごいー!調査船が3隻もいる!」
と思ってシャッターを切りましたが、
よくよく考えたら、たまたまではなく。
新型コロナウイルス対策のため、どの船も4月から港に足留め状態で、
調査に出られないのだったわ。すんまそん。

そんなJAMSTEC船舶も、8月に入って、順番に出港だとか。
コロナ対策を施した上での航海復活。

私も8月末に乗船予定なのですが、今度は大学から待ったがかかってます。
曰く「船は危ない」
ダイヤモンド・プリンセス号が頭にあるのでしょう。
海外出張並みの対応を検討してくれていますが、
大学本部の本音は乗船すな!でしょうね。

そうはいかない。海底には4台の装置がいて、1年間、海底でデータを
取り続けてくれたが、このままでは電池切れで、回収できなくなってまう。

なんとしても調査船に、乗らねば。
メールでの攻防が続いてます。。。
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伊牟田勝美を名乗るニニギ

GoToトラベルを利用しましょう。
政府は奨励していますから。(^o^)
外遊される政治家もいらっしゃるようですし・・・

冗談(皮肉?)はこれくらいにして、
探査船が足留めされていたもいうことは、研究者の中には、コロナ禍で装置の回収を断念された方もおられるかもしれませんね。
MANTAさんの装置は、どんな電池を使っているのでしょうか?
海水電池?
また、どれくらいの設計寿命なのですか?
回収は、錘を切り離し浮上させるのでしょうか?

とにかく、無事に回収できることを願っています。
by 伊牟田勝美を名乗るニニギ (2020-08-07 23:50) 

MANTA

Go To トラベルは使用を自粛するよう、大学本部から通達が来ています。
他大学もでしょう。公関係で使うと、何がダメなのか、私にはわかりません。

海底機器の環境への影響は無視できません。
電池は1次リチウム電池を使っています。海水電池では電力は全く足りません。1次電池ですので、再使用もできません。一方、観測装置に付ける錘は、切り離し後は海底に残ったままになることが多いです。錘には海底で分解するパーツを使っていたり、そうでなかったりします。環境に配慮して、石と木で錘を作ることもありますが。。。

ということで、そう遠くない将来、海の神様(ポセイドン)にたっぷりと絞られること、間違いなしです。少しでも罪滅ぼしにと、落ちている缶やペットボトルを拾っているのはほんとうの話です。

by MANTA (2020-08-10 09:41) 

MANTA

続報:
1)写真に写っているのは左から、「かいれい」「新青丸」「かいめい」
だったと思う。

2)調査船への乗船許可が出ました。いってくるで~
by MANTA (2020-08-10 09:43) 

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