SSブログ

夏休みの自由研究のコツ [▼科学ニュース New!]

夏真っ盛りですが、子どもたちにとってはボチボチと、夏休みの
自由研究に取り掛かり、完成させなければ行かない時期ですね。
NHKの「0655」「2355」でも、自由研究お役立ち番組をやってます。
(再放送もあるみたい)

番組の概要ですが、昨年のものは下記サイトに詳しくまとめられています。

●2018年Eテレ0655-2355の特番「自由研究55~研究のツボ教えますSP~」
 をみたら、ヒントが盛りだくさんだった!
 http://redzip.net/0655summer2/
上記サイトによれば、要点は以下の4つ。

ヒント1:「条件をちょっとずつ変える」
ヒント2:モデル化する
ヒント3:仮説を立ててみる
ヒント4:作るとわかる再現工作

そして同サイトによりますと、自由研究に取り組むにあたっては、
1.疑問に思うこと
2.仮説を立てること
この二つが大切だとのことでした。参考になりますね。

ふしぎ?おどろき!かがくのお話 1年生

ふしぎ?おどろき!かがくのお話 1年生

  • 作者: ガリレオ工房
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: 単行本


上記に加えて、私なりに研究のコツを3つほど、添えてみます。

その1)「なぜ?」で始まる疑問に答えるのは難しい。
「なぜ?」から始まる疑問を研究のテーマにしてはいけません。
問いが漠然としていて、科学的な答えを探すのは容易ではないからです。
かつて、私の恩師の一人はこう言いました。
「なぜ?の疑問に答えることができるのは神様だけだ」と。
なるほど、例えば「なぜ昆虫は6本足なの?」という疑問への答えは、
「それは昆虫自身か、神様に聞かないとわからない」となるわけです。
ところが、質問を少し変えてみると、答えは見つかりやすくなります。
「昆虫の足は6本だけど、どんな良いことがあるの?」
「足が6本の昆虫と、もっと足の多い他の虫では、住む場所は違うの?」
これだったら、調べたり、ちょっとした実験ができそうです。
「Whyではなく、Who, When, Where, What, Howで始まる疑問文」
を研究テーマにすること。これは科学的研究の鉄則です。

その2)不思議なことを、まずは調べてみる
インターネットの時代です。また本屋さんや図書館には、わかりやすい
図鑑がたくさんあります。その1で「不思議」と思ったことは、すぐに
調べてみましょう。実験や観察してから調べるのはヤメましょう。
だって、もう答えがでちゃってるかもしれないよ。どうせだったら、
答えがまだ分かってないテーマを研究してみましょう。

その3)常識を疑ってみる。
その2で調べた内容も、「あぁ、そうなんね、もう調べられてるのか」
と鵜呑みにしないこと。世の中で常識と思われている事柄も、
調べてみると、例外があります。例えば先の昆虫の6本足ですが、
実は4本足もいるらしい。へぇーーー! (知らんかった、、、)
●[今日のいきもの]4本脚のチョウ
 http://ikimonotuusin.com/doc/158.htm
●伊丹市昆虫館ホーム > 虫の世界 > 虫の質問Q&A
 「昆虫館の温室で4本足のチョウがたくさん飛んでいますが、
  あと2本の足は無くなったのですか?」
 http://www.itakon.com/mushi/41questions/q35.html
 ※現在は、昆虫館の同ページを見ることが出来ません。
一部のチョウは6本の足のうち、2本が退化していて、4本足だそうです。
退化した理由は不明だとのこと。こういう部分から調べていくと、
実に面白い事実が見つかることもあります。常識は疑ってかかるべし。


ふしぎ?おどろき!科学のお話 2年生

ふしぎ?おどろき!科学のお話 2年生

  • 作者: ガリレオ工房
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: 単行本


---
以上、夏休み自由研究のヒント+αでした、、、え、間に合わない?
たしかに、昨今の小学生は、自由研究などの宿題提出締め切りが
8月20日頃の登校日だと、聞いたことがあります。

なるほど、じゃあ、もっと手っ取り早くて、お子さんの好奇心や満足度が
高いのは、冒頭の「ヒント4:作るとわかる再現工作」ですね!
つまりは生活に身近なもの(なんでもよい、例:洗濯バサミ、オタマ、
ティッシュケースなど)を、ミヨウミマネで作ってみる。
一部でもできればヨシ! 使いにくい場合はどう改造すればよいか、
完成できなかったら何故できなかったか、これらを調べて書けば良い。
おもわぬ発明が生まれたりしてね??

以上、プロの研究者からみた、自由研究のコツでした。
っていうか、これってマンマ「研究」のコツと同じですね。
ってことは、、、夏休み自由研究って、やっぱ、大変だわ。
がんばって!!! > 世の中のパパママ。

ふしぎ?おどろき!科学のお話 3年生

ふしぎ?おどろき!科学のお話 3年生

  • 作者: ガリレオ工房
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: 単行本



nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:学問

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。