JAXAに行ってきた

先日、仕事で つくばに行った時、JAXAに立ち寄ってきました。

　　　　　　　　「JAXAへようこそ」


ここはJAXA＝宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センター。
人工衛星・ロケット開発や宇宙飛行士養成の拠点です。


そこにある展示館「スペースドーム」の内部はこんな感じです。
人工衛星の実物大機体がたくさん展示されています。


例えば、こちらは「こうのとり」。国際宇宙ステーションの荷物を届けることができます。
（大きさに注目、左下に人が写ってます）。こうのとり、先日もニュースになりましたね。
●「こうのとり」、果物や野菜をＩＳＳに届ける
　http://www.yomiuri.co.jp/science/20161214-OYT1T50088.html
　"日本の無人補給船「こうのとり」６号機が１４日未明、国際宇宙ステーション
　（ＩＳＳ）にドッキングし、リンゴなど日本の生鮮食品がステーションに届いた"
生鮮食品を届けられるのは何故か？こうのとりには与圧できる部屋があって、気圧を
保ったまま宇宙まで行けるのだ。ということは、、、有人宇宙飛行も可能？


その「こうのとり」を打ち上げたH-IIAロケットとその兄弟たち。
どれも日本が開発したもので、右端のデカイのは今後予定されている新型です。


こちらは地球の1,000,000分の1の模型。1m＝1000kmの大きさ。
日本列島ってこうして見ると大きいねぇ。あと国際宇宙ステーションは
意外と地表の近くを回っているのである（写真の右側に写ってる）。
このサイズの地球だと、地表から40cmくらいしか離れてない。知ってた？


この展示館では、ボランティアの方が定期的に解説をして下さいます。
質問にも答えてくれます。あ、この展示館もボランティアガイドも無料ですよ～
（別途、有料のガイドもあります→ http://fanfun.jaxa.jp/visit/tsukuba/tour.html ）
ガイドさんの後ろにそびえているのは陸域観測技術衛星「だいち」です。
→このブログでも紹介：　http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2006-01-28


そして、国際宇宙ステーションのうち、日本が提供したモジュール「きぼう」。
日本が開発したの宇宙実験棟で、エアロックやロボットアームも装備。


その内側。先程の「こうのとり」が運んでいった小型人工衛星も、無事に「きぼう」から
発射されましたが、このどれかがその「制御盤」なんやね。
●「こうのとり」6号機（HTV6）が「きぼう」に運んだ超小型衛星の放出に成功
　http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/20161219-stars-c.html


月周回衛星「かぐや」。これもたくさんの成果を残していて、例えば月の地下探査
なんてのもやってます。　→詳しくは http://obem.jpn.org/chitei/1000km.html
JAXAさんにはたしか、宇宙に打ち上げた衛星と同じもの（模型じゃなく本物）を
陸上にも持っていて、何かトラブルがあったらその「2号機」で試験をすると聞いた
ことがあります。この「かぐや」もそうなのかな？


過去の衛星の打ち上げの様子なども紹介されています。これは「きく7号」。宇宙空間で
衛星の分離・合体試験を行ったらしい。その技術は「こうのとり」などに活かされてますね。
あと、だるま置きすぎ！！！


もちろん、あの探査機「はやぶさ」も展示されている…されてはいるが、
なんか隅っこに、ポツンと。ははーん、これは元NASDAと元宇宙研の間の かb（ムグムグ）


　　　「ありがとう、また来てね」「また来るよ」

以上、JAXA筑波宇宙センター見学の様子でした。
久々に写真をたくさん載せましたが、これには理由があります。
私、学生の時にここに来たことがあるんです。その時はJAXAではなく、
その前進のNASDA（宇宙開発事業団）でした。その当時は（いまも）
磁気試験棟という、衛星への磁気の影響などを試験する建物があって
その周りの磁気環境調査（自然の地球の磁場の強さを測定）を手伝ったんです。
ま、アルバイトですね。なつかしい。当時「NASDA」という看板を見て
「NASAのパクリや！」と笑ったことを覚えています。
宇宙探査の最前線基地なのに、知らずにごめんなさい。
今回、ちょっと勉強したので（＆ブログで宣伝したので）許してね。