ロスアンゼルスで地震の前触れ?(3) [ 知識ゼロから学ぶ地底のふしぎ]
前回の記事(ロスアンゼルス郊外での地すべり)について、
Facebook経由でコメントを頂きました。
「これだね。
http://blogs.agu.org/landslideblog/2015/11/22/vasquez-canyon-1/」
Vasquez Canyon: a new landslide in Santa Clarita, California(AGU Website)
まさにこれですね。ご紹介、ありがとうございます。 > Y.K.さん
こちらでは昼間の空撮映像が紹介されています。
夜の映像よりわかりやすいですね(アタリマエ)。
Moving Road, landslides buckles, lifting highway 15 feet in the AIR. Aerial video Vasquez Canyon
本記事では2013年5月と2015年4月の斜面の写真(Google Earth)を比較しており
この2年の間に斜面の亀裂が広がっている(ように見える)様子も紹介されています。
なるほど、その手があったか! たしかGoogleストリートビューでは、
昔の写真を見る機能が追加されていたはず。
●Googleマップのストリートビューに過去の写真を閲覧可能な新機能が追加される
http://gigazine.net/news/20140424-google-maps-time-travel/
さっそくやってみました。以下はGoogle ストリートビューより、時間順。
(「Vasquez Canyon Road」で検索してね)
(クリックすると大きくなります)
2007年12月
↓
2009年1月
↓
2011年1月
↓
20011年12月
この間、斜面にはずっと亀裂が走ってます(写真中央から少し右)。
ぱっと見たところ、亀裂に変化はなさそうですが、2007年の頃には亀裂が
目立たない気もします(単にカメラの解像度の違いかな?)
また道路の路面に亀裂がたくさん入っている様子もみられますね。
(この点は上記のAGU Websiteでも紹介されています)
(こういう技術で道路の路面や斜面(法面)、トンネルなどを
維持管理できそう。すでにやってるでしょうね。)
あとこの道路、通行車両が多い。これだけ毎日自動車が通っていれば、
斜面には日々振動が加わるわけですから、地下水の変化というよりも、
交通振動によって地すべりが引き起こされたのかもしれませんね。
(あと斜面下部をえぐって道路を通しているのもよくないね)
----
ちなみにこちらの「AGU」とはアメリカ地球物理学連合といって、いわゆる
学会です。研究者達が互いに研究成果を発表し議論する場を提供するのが
学会の使命の一つですが、もう一つの大事なお仕事はそれらの成果を一般社会に
宣伝・還元することです。さすがアメリカ、今回の地すべりについても、
学会がこうやって(ブログという形で)即時に取り上げていたんですね。
なお日本の場合はこんな感じ。
うむむ、、、科学コミュニケータのさらなる活躍が期待されます。 (T-T)
----
なおfacebookには以下のコメントも頂きました。
(再びY.K.さん、さんきゅーです)
「9月ごろに発生したこれも、地すべりだったんだって。
確かに、滑落崖だ。
http://blogs.agu.org/landslideblog/2015/09/29/the-inskip-sinkhole-1/」
The Inskip sinkhole in Australia - undoubtedly a landslide (AGU Website)
Wow! 沿岸で起きた地すべりですが、崩れた地塊は海の底!
こちらもAGUによる記事。うーん、さすが巨大学会やなぁ。
私はこれには遠く及びませんが、ぼちぼちと地球惑星科学的ネタを
提供し続けたいと思います。ぼちぼちね。
Facebook経由でコメントを頂きました。
「これだね。
http://blogs.agu.org/landslideblog/2015/11/22/vasquez-canyon-1/」
Vasquez Canyon: a new landslide in Santa Clarita, California(AGU Website)
まさにこれですね。ご紹介、ありがとうございます。 > Y.K.さん
こちらでは昼間の空撮映像が紹介されています。
夜の映像よりわかりやすいですね(アタリマエ)。
Moving Road, landslides buckles, lifting highway 15 feet in the AIR. Aerial video Vasquez Canyon
本記事では2013年5月と2015年4月の斜面の写真(Google Earth)を比較しており
この2年の間に斜面の亀裂が広がっている(ように見える)様子も紹介されています。
なるほど、その手があったか! たしかGoogleストリートビューでは、
昔の写真を見る機能が追加されていたはず。
●Googleマップのストリートビューに過去の写真を閲覧可能な新機能が追加される
http://gigazine.net/news/20140424-google-maps-time-travel/
さっそくやってみました。以下はGoogle ストリートビューより、時間順。
(「Vasquez Canyon Road」で検索してね)
(クリックすると大きくなります)
2007年12月
↓
2009年1月
↓
2011年1月
↓
20011年12月
この間、斜面にはずっと亀裂が走ってます(写真中央から少し右)。
ぱっと見たところ、亀裂に変化はなさそうですが、2007年の頃には亀裂が
目立たない気もします(単にカメラの解像度の違いかな?)
また道路の路面に亀裂がたくさん入っている様子もみられますね。
(この点は上記のAGU Websiteでも紹介されています)
(こういう技術で道路の路面や斜面(法面)、トンネルなどを
維持管理できそう。すでにやってるでしょうね。)
あとこの道路、通行車両が多い。これだけ毎日自動車が通っていれば、
斜面には日々振動が加わるわけですから、地下水の変化というよりも、
交通振動によって地すべりが引き起こされたのかもしれませんね。
(あと斜面下部をえぐって道路を通しているのもよくないね)
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ちなみにこちらの「AGU」とはアメリカ地球物理学連合といって、いわゆる
学会です。研究者達が互いに研究成果を発表し議論する場を提供するのが
学会の使命の一つですが、もう一つの大事なお仕事はそれらの成果を一般社会に
宣伝・還元することです。さすがアメリカ、今回の地すべりについても、
学会がこうやって(ブログという形で)即時に取り上げていたんですね。
なお日本の場合はこんな感じ。
うむむ、、、科学コミュニケータのさらなる活躍が期待されます。 (T-T)
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なおfacebookには以下のコメントも頂きました。
(再びY.K.さん、さんきゅーです)
「9月ごろに発生したこれも、地すべりだったんだって。
確かに、滑落崖だ。
http://blogs.agu.org/landslideblog/2015/09/29/the-inskip-sinkhole-1/」
The Inskip sinkhole in Australia - undoubtedly a landslide (AGU Website)
Wow! 沿岸で起きた地すべりですが、崩れた地塊は海の底!
こちらもAGUによる記事。うーん、さすが巨大学会やなぁ。
私はこれには遠く及びませんが、ぼちぼちと地球惑星科学的ネタを
提供し続けたいと思います。ぼちぼちね。
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