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信州松本にいってきました。 [▼研究実況 Now!]

先日も当ブログで少しだけ紹介しましたが、
学会参加のため松本市にいってきました。
・木曽路(車中の写真): http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02
・銀杏(会場近くの黄色い絨毯): http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-11-03

松本といえば、国宝「松本城」 !!
Photo_5.jpg
いやー、美しいですね。初めてみました。

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城にはお堀がつきものなのですが、松本城の横にはなぜか池がありまして
そこに映える天守閣が美しい。

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近づいてみると、美しさだけではなく、
戦国時代の城らしくたくましさも感じます。

おっと、松本には観光で行ったわけではありません。
ちゃんと学会の様子も撮影していますよ(今回は)。
たとえば学会会場の文化ホールはこんなかんじ。
Photo_2.JPG

最近はどの地方にいっても立派な国際ホールなどがあります。
しかも国内外の会議誘致のために、産官一体の活動も多いです。
私が参加している某学会などは、東京以外で学術講演会を開催する際には
各地方の「コンベンションセンター」を活用。会場の手配からホテルの紹介、
懇親会場の予約までワンストップ的にできちゃうみたい。これは助かります。
今回の学会はそうではなく、古いスタイルというか、地元の信州大学の方々の
血と汗と涙と笑い(?)により、無事に執り行われました。
(信州大の皆様、ご準備などありがとうございます)

Photo_3.JPG
こちらはセッションの様子。「津波に伴って発生する電気信号」などの最新の研究成果が
発表されて、参加者と講演者の間で活発な議論がかわされました。

Photo_4.JPG
ちなみに会場は公園の一角にあり、イチョウが綺麗に色づいていましたよ。
(こちらの写真も同じ場所です。 → http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2014-11-03 )

そして学会終了。会場から駅への帰り道の途上に松本城が
位置していたので、ちょっくら立ち寄ったのでした。
DSC_0463.jpg
  ほんと綺麗。

まるで「今回の記事は松本城が美しかったと言いたいだけなのか?」
というお叱りが聞こえてきそうです。「はい、そうです(キッパリ)」
ちなみに松本城の写真は、T大J研のBさんから頂きました。いっしょに
お城見物にいきましたが、私のスマホが電池切れ(のちにスマホ故障と判明
→ 機種変となったっす)。Bさん、ありがとう!

しかし知らなかったなぁ。例えばこのお城のお殿様。戦国から江戸末期にかけて
6回も国替えがあったのね。そのうちのお一人は鉄砲の名手であったらしく、
場内には火縄銃とか古式の銃がやたらめったに展示されていました。
また1593~94年頃に建てられた天守を初め、たくさんの歴史遺産が保存されて
いますが、明治の頃は崩壊の危機にあったとか。地元の人達の努力で保たれたそうです。

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松本城を訪れた際には、ちょうど秋のお祭りが行われていました。
どうやら子供武者行列のようです。

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少年少女の勇ましい太鼓の演奏が武者行列に華を添えます。

戦国時代や江戸時代の空気はモノにだけ宿っているわけではない。
それを受け継ぐ人も大事。400年を越える年数分の知恵と歴史が感じられる街でした。

…考えてみれば、いま「最新の科学」として
私達研究者が共有している情報も400年後はどうなっているのでしょうね?
例えば学術論文。せっかく陽の目をみても、それを読む人数は実は驚くほど少ない。
(NatureやScienceなどにのるお化け論文を除くと、1論文を最初から最後まで読んでくれる
 人は、たぶん100人を切るんじゃないかな? 地球物理学の分野だと。)
また電子出版が活発化していますが、出版社がなくなったら、電子学術誌はどうなるのだろう?
きっとこの世からなくなるんでしょうね。

せっかく世界に冠たる研究をやるのなら、ぜひ末永く役立つ情報として残したいなあ。。。
などと思いつつ、帰路についた次第です。

あー、この学会、おもろいな。また来年の秋も参加しよう!(予定)

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あかねだ

松本城の一部ですが、電気(比抵抗)探査をしたことがあります。電極が打てないので、ゲル状の電極を試みましたが、あまりいい成果にならず、GPR頼みに…。
by あかねだ (2014-12-01 23:57) 

MANTA

いま、電極を使わない「電気探査」を検討中です。MMR法と言って、探査には磁力計を使います(+遺跡から離れた場所で電極を打ち、電流を流す)。
どこかで試してみたいです (^^)
by MANTA (2014-12-04 06:18) 

MANTA

ちなみに「大阪城」で地下探査をやらないか?という話もあります(ボソリ)。
by MANTA (2014-12-04 06:20) 

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